驚くほど簡単、シンプル。JMP 17の新機能「ナビ付きDOE」
■実験計画、苦手にしていませんか?
製造業を中心に幅広い業界で活用されている実験計画ですが、知識や経験に乏しい初心者の方が実施するのは簡単ではありませんよね。
そこで、もっと分かりやすく、手軽に実験計画を始めたいという方々に向けて、最新版JMP 17では実験計画法のナビゲーションに従って、初心者でも簡単に実験計画を進められる新機能「ナビ付きDOE」を提供しています。
■2つのモードで強力サポート「ナビ付きDOE」
「ナビ付きDOE」には2つのモードがあります。
初心者向けの「ナビに従い設定」モードは、ガイドが親切で、何をやればよいのか分かりやすく明確です。入力欄に数値等を入れていくだけで、とてもスムーズに、悩むことなく、実験計画のフローにあわせて、初めから最後まで流れるように実験計画を行うことができます。
他方、「自分で細かく設定」モードは、その名称のとおり自分で細かくカスタマイズができるので、初心者だけでなくJMPに慣れている方や実験計画に詳しい方でも十分活用できる新機能になっています。
どちらも魅力的な機能ですが、今回の記事では、実験計画の初心者の方々にとって非常に使い勝手がよく、強力なサポートとなる「ナビに従い設定」モードについてご紹介します。
▶ポイント1:簡単、シンプル、驚くほどの使いやすさ
今までの実験計画では、データ入力から分析まで何度かクリックする必要があり、実験計画を行ったウィンドウと結果のウィンドウが、下の画像のように分かれて表示されていました。
一方、「ナビ付きDOE」では、実験計画のフローを1つのウィンドウで実施できるのが大きなポイントです。
たとえ実験計画に詳しくない方でも、左下の「ナビのコントロール」のボタンを押していくだけで、実験計画のフローに従って進めていけます。
因子、応答、モデルの種類や実験回数を指定することで、それにあった計画ができるので、あとは得られた計画に従って実験を行い、結果(応答)を入力するだけです。
入力後に、「分析」のタブに移れば、実施した実験計画の分析を同じウィンドウで行えます。
また、「最良のモデル」ボタンをクリックすることで、効果がない項(因子)がモデルから削除され、最適なモデルを構成してくれます。
▶ポイント2:ファイルの共有が同僚とのコラボレーションの幅を広げる
「ナビ付きDOE」では、作業内容をJMPに関連付けられた「*.jmpdoe」ファイルとして保存できます。これによって前回の業務の続きを再開できるのはもちろん、JMPユーザーの同僚にファイルを共有することも可能です。
「.jmpdoe」ファイルを同僚のJMPユーザーと共有すれば、それまでどんな実験計画を行ってきたのかを共有相手が簡単に確認できるため、そこからスムーズに業務の引継ぎやディスカッションを進めることができます。
また、受け取ったファイルを元に考察を深めたい場合には、「データ入力」タブ内の「データの書き出し」をクリックすることで、JMPデータテーブルとして表示ができるので、従来の実験計画の機能を活用して自分で考察も進められます。
以上2点が「ナビ付きDOE」の推しの機能です。いかがだったでしょうか。実験計画の初心者の方や、今まで苦手意識を感じていた方に是非とも活用していただきたい新機能をご紹介しました。
少しでも関心を持たれたなら、ぜひ最新JMP 17のトライアル版や体験セミナーをご検討ください。
・JMPの全機能を30日間使い放題!無料トライアル版
https://www.jmp.com/ja_jp/download-jmp-free-trial.html
・「ナビ付きDOE」体験セミナー
https://www.jmp.com/ja_jp/events/live-webinars/non-series/easydoe-2022-11.html
■7歳児でも実験計画を実施できる時代に(ただし、パパの手助けアリ)
おまけですが、弊社USスタッフが7歳の娘さんと一緒に「ナビ付きDOE」を使ってみた動画も公開しています。7歳児でもお父さんのサポートを受けながら使える「ナビ付きDOE」、皆さんもぜひお試しください!
Easy DOE: Easy Enough for a Seven Year Old?(英語)
https://community.jmp.com/t5/Discovery-Summit-Americas-2022/Easy-DOE-Easy-Enough-for-a-Seven-Year-Old-2022-US-30MP-1163/ta-p/505869
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