【後編】40代、半歩踏み出してキャリアを作る転職 ～ 社内SEからセキュリティコンサルへ ～ 転職インタビュー⑪
こんにちは～！ジェイマックスリクルートメントの田中です。先日は雷がすごかったですね～・・・室内にいれる環境に感謝な瞬間でした。急な雨にも気を付けてくださいね。
さて今回は、弊社にてご支援した方の転職インタビュー第11回目の後編です！
事業会社の情報システム部門で社内SEとして経験を積み、半歩踏み出し、セキュリティコンサルタントへのご転職に成功された40代の「Sさん」。前編では、ご転職活動のときのお話を伺いました。
未来につながるキャリアをつくるためにご転職に踏み切ったSさん。入社してみてどうだったのでしょうか。後編は入社後のお話です。
それでは、どうぞ～！
現職での苦労、やりがい
――それでは、現職での仕事内容についてお話を伺ってもよろしいですか？
Sさん：はい。今はセキュリティ専門企業のコンサルティング部門に所属してお客様のセキュリティの相談事に対応しています。
直近の業務ですと、クレジットカード業界のセキュリティの規格がありますので、その規格に対してお客様のシステムや運用体制が対応できているかを評価して、報告するという業務を対応しています。
――前職と比べると業務内容もがらっと変わりましたよね。
Sさん：そうですね。これまでも社内SEとして、自社の代表にいろいろと提案したり、社員が集まる場面や、役員が集まる場所で説明をしたり、提案したりという経験はありました。
なので、お客様との対応にびびってしまうようなことはなかったのですが、以前とは別のレベルで提案に対してのロジカルな完成度を求められ、その点は未だに苦労しているところではあります。
――コンサルとしてのロジカルさ求められるということですね。反対にやりがいの点ではいかがですか？
Sさん：はい。今は1社だけではなく、いろいろな会社の環境をみて、そこに対して考えていくという働き方になります。
自分の会社だけ見ていくような情報システム部門の立場ですと、私のような飽きっぽい人間は残念ながら飽きてしまうのですが（笑）
プロジェクトことに違う環境に取り組むことができ、いろいろな案件に参加できることに対して、当然おもしろさを感じています。
――あはは（笑）そうなんですね。
Sさん：ちょっとお話が戻ってしまうかもしれませんが、、、コンサルも希望に入れて転職活動をする際に、実は今のような案件ベースの働き方にリスクを感じていまして、プロジェクト次第では、生活が一変してしまうのではと考えていました。
リスクのある決断はしましたが、今のところは何とかやれているので、賭けには勝ったかなと（笑）
――リスクを理解した上で、踏み込んだというお気持ちが素晴らしいですね。
Sさん：ありがとうございます。
管理部門と現場のちがい・・・！
――あとは、私の中でとても印象に残っているのですが、Sさんはセキュリティに対しての使命感がお強くいらっしゃったと記憶していました。何かそのように考える背景があったのですか？
Sさん：そうですね～。これは仕方が無いかもしれませんが、情報システム管理とセキュリティ管理は矛盾するというか、相反する行動だと思っています。
情報システム部門はユーザーが気持ちよく働けるように、気を利かせてあげるような働き方になると思いますが、セキュリティ部門はユーザーには喜ばれない部門というか、「あれするな」「これするな」という指導をするわけなので（苦笑）
その2つを1つの組織に押し込めてしまうのは、いろいろなところで矛盾が出てくるんですよ。セキュリティ面を頑張れば頑張るほど、情シス部門は社内からの支持率が下がるというシビアな現実を経験しているので、そのようなことに対しては、経営陣も理解した方がよいのでは、という実体験がありました。
――矛盾に苦しみながら、セキュリティの推進をされていたので、その分セキュリティへの想いも強くなっていたのですね。
Sさん：そうですね。
――転職をされてみて、その他に気づいたことはありましたか？
Sさん：私の場合には、管理部門から現場に舞い戻ったのですが、現場にいると、管理部門は何やっているのかよく分からないな、自分はこのように見られていたのかな、とよく分かりました（苦笑）
なので、もし私が再度管理部門をやる場合には、うるさいくらいに前に出ていかないとダメなんだなと、目立ちたがるくらいでちょうど良いんだな、ということがよく分かりました。
――逆の立場だからこそ分かったことですね。反対に、現場に出てみての気づきはありましたか？
Sさん：そうですね～。まだこれから他に気づくこともあると思いますが、ここまでExcelとパワーポイントに縛られて仕事をしているんだな、というのが新鮮な驚きでした。
私はこれまで情報シス部門の立場で働いていましたが、Excel依存をなんとかできないか取り組んでいましたので、今の現場でも中長期的になんとかしてあげたいなと思っています（笑）
――それでは最後になりますが、これまで振り返ってみて転職は成功だったと思いますか？
Sさん：今回の転職では、コンサルとしての転職となりますし、入社前にオファー面談で働き方を確認させて頂いたり、なるべくリスクを明確にした上で入社をしました。
最大のリスクは、小さい子供を抱えている中であまり過激な現場に行ってしまうと、生活が破綻してしまうということです。そのようなリスクを避けつつ、やりたいことに近づけるか。このように考えた時には、私の転職は今のところ成功していると思います。
――ありがとうございます。そのように言って頂いて私も嬉しいです。今後のご活躍も弊社一同応援しております！
Sさん：ありがとうございました。
● ● ●
半歩踏み出し、情報システム部門からセキュリティコンサルの新しいキャリアを作り始めたSさん。前職と違う立場だからこその気づきもあり、貴重なお話を伺えました。
Sさん、貴重なお話をありがとうございました。今後のご活躍も応援しております！
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
また次回、お会いしましょう～！
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