通訳翻訳者の視点が報われたマキちゃんとのザ・ファンデーションin宇都宮
8月2日からマキちゃんと共同で開催した3.5日間のザ・ファンデーションin 宇都宮は、アクセスコンシャスネスの認定ファシリテーターであり、通訳翻訳も仕事にしている自分にとって「言葉にこだわって英語の意味を伝えるようにしてきて良かった」と改めて感じたクラスだった
(過去に似たような感覚を持ったのは、米国在住の認定ファシリテーター、高野ひろ子さんとクラスを共同開催したとき。彼女との共同開催についても後日書きます😀)
真っ暗の空間で、手探りで光をみつけた心境だった。そう思えたのは、一緒に組んだ認定ファシリテーター仲間、マキちゃんの存在が大きい。
クラスで彼女が、ある日本語について英語の意味と一緒に解説しているのを横で聞いていて、思わず「いやん、マキちゃん、もっと一緒にクラスをやろう!」と受講者のことを忘れて言うほど嬉しかった。
アクセスコンシャスネスの日本語マニュアルは英語を翻訳したものである。
2017年に初めてザ・ファンデーションを受講した際にそれを読んだ時、社内通訳者として働いている俺にとって「こんな翻訳の質で、よくお金をとっているな」というのが正直な感想で、衝撃を受けた。
わかりにくいし、同じ単語がカタカナや日本語で表記され統一されいなかったり、解釈が間違っている箇所があった。本部に報告し修正を依頼しても大きな組織だと、いろいろなことに時間がかかる。2024年現在、だんだんと修正されつつある。
これに関しては別の投稿に譲るとして、そのマキちゃんのプロフィールと、俺が彼女とクラスを共同で開催する経緯を話しておこう。
マキちゃん(鐘山マキさん)はオーストラリアで学生時代を過ごした帰国子女であり、アクセスコンシャスネスが日本に入ってきた当初から、公式通訳者として活躍してきたベテラン認定ファシリテーターでもある。
そんなマキちゃんと去年3 Day Bodyクラスの通訳パートナーとして一緒に組んだのが、ことの始まり。通訳席に並んで座りパナガイド(簡易同時通訳機の送信機)を使って交代でアメリカ人ファシリテーターDr.グレナ・ライスの話す内容を同時通訳していた。
自分の番が終わりマキちゃんにマイクを渡して一息つき、隣で通訳している彼女の手元をみると年季の入った帳面が開いてあった。
そこには、アクセスコンシャスネスのクリアリングステートメントをはじめ綺麗な文字や殴り書きのような文字を含め、たくさんの用語が日本語と英語でびっしりと書いてあるではないか!
これまでアクセスコンシャスネスのクラスで数人の公式通訳者と組んできたが、マキちゃんのような用語集の帳面を持っている人は見たことはなかった。俺が忘れているだけかもしれないが。
いずれにせよ、この人は単に英語と日本語を話せるから通訳をしているのではなく、通訳という作業に真摯に向きっているんだなと感心し、この人と
一緒にもっと仕事したい!と思った。
その後、今年3月にもグレナのEMTクラスで一緒に通訳パートナーとして仕事をした。その時に「マキちゃんは、なぜ他の認定ファシリテーターとクラスをやらないのか」と尋ねた。答えは「誰も一緒にやろうと言ってくれないの」だった。本当はもっと過激な英語での表現だったが敢えて伏せておく(笑)
そこで俺は「じゃあ、一緒にクラスをファシリテートしようよ!」というと、マキちゃんは「いいよー」と快諾してくれた。
それが3月の話なので、あれから4か月後の7月にザ・ファンデーションのクラスを初めて共同開催することになった。ただ、そのクラスは受講者(カナダ在中の日本人で一時帰国中)と一緒に参加した子どもの第一言語が英語だったため、ファシリテーションは英語。
なので、日本語のマニュアルを開いてわかりにくい言葉を解説する必要はなかった。
そして8月は、元認定ファシリテーターで現在はアストロコーチとして活躍中の原田光さんからリクエストをもらい宇都宮でザ・ファンデーションを開催することになった。マキちゃんと共同開催するのは2回目だけど、日本語でのファシリテーションは初めて。
さて宇都宮でのクラスが始まり、マキちゃんがマニュアルの言葉について解説するのを聞いていると、俺が過去これまでのクラスで「日本語ではこう書いているけど、英語だと本当はこういう意味なのよ」と話してきたことと同じことを言っているではないか!
その衝撃が、冒頭に書いた「いやん、マキちゃん、もっと一緒にクラスをやろう!」の発言を引き出したってわけ。
マニュアルの内容なので詳しくは書かないけれど、Consciousness、anomalies、やpervertedなど(他にもある)俺が思っていることをマキちゃんも説明していて、「もしかしたら通訳翻訳を仕事にしているせいで、俺が考えすぎじゃね?」という自分を責めるような諌めるような気持ちを払拭してくれた。
英語圏から入ってくるモダリティ(手法、療法、様式)に関して言えば、英語と日本語が話せるから通訳翻訳ができることにはならない。
言葉を丁寧に伝える姿勢がなければ、英語をカタカナにしてお茶を濁すのが関の山。そんなカタカナの多い書籍が溢れかえっているため、読者や聴衆はそれを鵜呑みにして、本来の意味とはズレたものとして理解しかねない。
そうなるとお金を払っている受講者に対して、親切でないし不誠実じゃない?という思いがずっとあった。
特に、自己啓発、エネルギーワーク、スピリチュアル分野において、日本語でできる限り言葉を尽くして伝えることをしないと誤解は広がっちゃう。
そんな悶々とした思いを抱えながら、たとえ自分ひとりでもマニュアルの言葉で「これは誤訳だろと思うところ」は説明してきた。たとえ受講者が興味を持たず受け取らない可能性があったとしても。
ただ、マキちゃんと一緒に通訳パートナーとして仕事をし、共同ファシリテーションをやったことで、それは大いに報われた。受講者の中には、そういうことを求めている人がいる。自分だけの音楽を奏でよう。それでいいではないか!そんな気づきを得たクラス中に、グッときた。
ザ・ファンデーションin宇都宮のホストをし、毎日美味しい餃子を食べさせてくれた原田光さん(みっちゃん)に、「マキさんとヤスさんと二人で全国
行脚して」と嬉しい言葉をもらったので、それに気を良くしてマキちゃんと
一緒に全国を回ります。すでに11月にザ・ファンデーションのリクエストを頂き、開催予定です。
この投稿を読んで「マキちゃんと俺のザ・ファンデーションを受講したい!」と思った方は、是非ご連絡ください。マニュアルを読んでよく分からないという箇所があれば、俺とマキちゃんで分かりやすく解説します。「エナジーで受け取って!」とか「思考に入らないで」なんて煙に巻かないから(笑)
All of life comes to me with ease, joy, and glory!
人生の全ては安らぎ、喜び、豊かさと共に、私のところへやってくる!
今後のクラスの予定:
10月3日(木) - 6日(日) ザ・ファンデーション (高野ひろ子さんと共同開催)
大阪府布忍市
11月13日(水)- 16日(土) ザ・ファンデーション(鐘山まきさんと共同開催)
東京都目黒区
アクセスバーズまたはザ・ファンデーションはリクエスト開催もしているので、上記の日程以外はご希望の日時をご相談ください。