■「アンガーマネジメントやペアレントトレーニングに感じた限界と、自分なりの答え」
アンガーマネジメントやペアレントトレーニングを試してみました。確かに参考になる部分はありました。でも、正直なところ、あまり実際の役には立たなかったんです。結局、これらは小手先の「HOW TO」に過ぎなくて、どんな場面でも、誰にでも通用する万能な解決策ではありませんでした。
最終的に気づいたのは、こうした方法を追い求めるより、自分自身と向き合うことが必要だということでした。どんなに良いテクニックや理論を知っていても、それを実際に生かすためには、まず自分を見つめ直さなければいけないんです。
私自身の経験から導き出した唯一の「処方箋」と言えるのは、以下の2つです。
・「修行だ」と思って自分自身を鍛えること
感情をコントロールするのは簡単なことではありません。でも、「これは自分の修行なんだ」と思うことで、辛い場面や思うようにいかない状況に耐える力がつきました。
・短所を素直にさらけ出して助けを求めること(自己開示)
「これが苦手で」「こういう時に困ってしまうんです」と、自分の弱さを素直に認め、周りに助けや協力をお願いする。これが、思いのほか大きな支えになりました。人に頼ることで、自分ひとりで抱え込まなくてもいいんだと気づかされました。
これが、私なりにたどり着いた最良の答えです。万能な解決策はなくても、自分自身を変えようとする一歩一歩が、少しずつ道を開いてくれるのだと感じています。