久々にオールドレンズを使ってみたら良さを再認識することができたよ
どうも、じぇいかわさきです。
今日は久々にオールドレンズを持ち出して散歩がてら写真を撮ってみました。
自分が使用しているのは、レンズもオールドレンズですが、カメラもオールドなんです。
都会に出向になって初めて買ったミラーレス。これにCarl Zeiss Jena Pancolar 50mm/f1.8です。
このレンズはebayでウクライナから購入した物で、ゼブラリングのものなんです。東ドイツのCarl Zeissと言う所が渋いと思いませんか。
これに、ヘリコイド付きのレンズアダプタを使用しているので、かなりの接写ができるようになっているんです。
色合いもスキなんで、このカメラとレンズの組み合わせで、よく写真を撮りに行っていましたが、実家に帰ってきてから久々に使ってみました。
何も名物も無い田舎なので、ざっくばらんに感じたものを収めて来たので紹介します。
是非、現代レンズに無い色彩を感じてくださいね。
すすきの穂が開く前のものを、秋空を背景に撮ったものです。背景にある雲のボケ具合、なんとも言えませんね。
いい忘れましたが、フルマニュアルなので近視の自分には少々ピントが合わせづらいので、ピンぼけが多いかもしれませんが、そこはオールドレンズの良さとして判断してくださいね。
このセイタカアワダチソウもヘリコイドで接写を試みています。50mmのレンズでここまで接写できるってすごいと思いませんか?
ついでに接写をもう幾つか
どうですか?朝露をマクロレンズではなく、普通の50mmのレンズで撮ったには見えないですよね。
若干ピントの甘さはありますが、レンズの種類から言えば十分許容の範囲内だと思います。
更に、こんな感じにも撮れるんですよ。
更には、ちょっと前にお見せしたことが有るお茶の実だって、こんな感じに写るんです。
普通に写しても良し、接写も良し、なんて万能なレンズなんでしょう。でもオールドレンズの良さは、やはり普通に風景を写した時にその良さが出るんじゃないでしょうか。
ふわふわっとして雲の形。画質が柔らかいからこんな感じになると思います。現代のレンズでは、シャープすぎて画質がソリッドになり、個人的には暖かさが感じられないんです。
これはわが町を高台から写したもの。製紙工場の煙の動きが手にとるような感じで撮れていると思いませんか。
なんでしょう、柔らかさの中に躍動感が有るのがこのレンズの特徴なんですかね。
最後に、逆光の中ではどのように映るのかの2枚です。
こんな感じで、逆光の中でも十分味のある写真を撮ることができます。
どうですか、大した写真じゃないですが、オールドレンズを通して映し出された風景には、今のレンズでは得られなような画質の写真があります。
被写体にカメラを合わせ、シャッターを半押しでピピッと音がなってピントが合う。そんな世界とは無縁のオールドレンズ。
最初の出会いは、山本まりこさんの写真に出会ってからです。こんな柔らかい写真が撮れるんだって思ってから、オールドレンズ沼にハマってしまいました。
Carl Zeissのコピーであるロシア製Hellios44シリーズも幾つか持っていますが、やはりオリジナルであるこのCarl Zeiss JenaのPancolarが一番良い画質だと自分は思っております。
写真を趣味で撮っておられる方。今の画風が何だかつまらない、単調だって思ったら、思い切ってオールドレンズで撮ってみたらいかがでしょうか。
同じ被写体でも、全く違った感じで撮ることができますので、是非挑戦してみてください。
料理でスパイスを加えて味変するのと同じ、レンズを変えて今と違った世界に飛び込んでいきましょう。
オールドレンズの魅力に、絶対にハマること間違いなしです。
あなたもお気に入りのオールドレンズを見つけてみませんか。
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じぇいかわさきです。生産技術者として35年、今まで培った経験とスキルを元に、ものづくりに関わる世の出来事に対して思ったことをホンネで書いてます。ノウハウやアイデアもありますよ。 また写真も全力で撮っています、気に入った写真があればサポートや感想をぜひお寄せください。