色のない世界は心を豊かにさせる
どうも、じぇいかわさきです。
今日は天気が回復したので、太陽を浴びに散歩にでかけた。そう、iPhoneを持って。
そういえば、最近読んだnoteの中に撮って出しの写真なんかないっていうのが有ったことを、歩きながら思い出した。
確かに、写真て不思議なもので自分の中でイメージしているものと、実際に現像したときの色合いの違いって結構あるんだ。
その違いを埋め合わせるのがレタッチ何じゃないかな。だから、レタッチ自体は悪いものではなく、むしろその人のイメージを再現していると思ったほうが良い。
撮って出しと言われているので、写真を撮った時にレタッチを加えないで、カメラの中にある画処理エンジンがJPEGに変換することだ。
実は、この画処理エンジン自体がメーカーによりいろいろと特性を出しているので、撮って出しといっても、実際にはそのメーカーのレタッチと同じことだ。
画処理エンジンは、昔、フィルムメーカー毎に色合いが違っていたと同じだよね。
本当の色っていうのはRAWだとおもうのだが、これ自体もカラーモニターの発色特性で見え方はかなり変わってしまうと思う。
話は戻るが、色がつくと自分のイメージとどうしても違ってしまうことも有るので、むしろ色がないモノクロの写真の方が自分としては好きだ。
何故か?
モノクロ写真て、自分で色に思いを馳せると同時に、その時の状況が蘇ってくるというのがある。
例えば、子供の成長を動画におさめても、最初は見るがそのうちに見なくなる。でも写真の場合は、手軽さもありいつでも何度でも見返すことってあるでしょう。
簡単に言えばそれと同じ。
だから写真が好きで、更にモノクロ写真が大好きなんです。
だから自分のiPhoneにはMProというアプリが入っているんです。これはモノクロ写真を撮る専用のアプリなんです。モノクロフィルムのタイプも選べ、モノクロ写真を撮るには最高ですね。
普通のカメラアプリでモノクロ撮影をするとは、ちょっと違うんですよ。
実際のカメラのように、露出を変えたりすることで被写体がはっきりしたりする。
個人的には、スナップ写真を撮る時にiPhoneの場合にはこのアプリを使うことが多いな。
こんな感じで、雨降りの時なんかはすごくしっとりとして見えるので、むしろ色が無いほうが良いですよね。
今日は天気が良かったので、うまく撮らないと、反射によるハレーションが起きやすいように感じた。
例えば、このキボシカミキリの写真。今日のものですが、カミキリ自体をはっきり写したいと思い、露出を変えたり絞りを変えたりしているうちに撮った写真。
カミキリは結構しっかり写っているのですが、周りの緑の葉はハレーション気味になっておりむしろ黒いカミキリを強調するのに寄与している感じ。
こちらは緑に緑のバッタなので、やはり保護色的になるのでしょうか、少々調整しても見ずらい感じです。
でもむしろ、こちらのほうが葉の柔らかさは表現できている感じがします。
このように、色がなくなることで感じ方も変わってくるんですよね。もし、色がついていたら先の葉の柔らかさって伝わって来ないかもしれません。
色がないことで、自分の中でイメージしたものがそのまま感じることができるのかもしれませんね。
これはネムノキの花を撮ったものです。真ん中にある綿毛のようなものがネムノキの花なんです。
この花などは、色があると緑の葉に薄いピンクの綿毛のような花となり、コントラストの差から硬いように感じますが、モノクロにすることで柔らかさがやはり出ている。
こんなにも色をなくすことで感じ方が変わってくるんですね。
写真って、モノクロのほうが個人個人感じるものが変わるし、どんな色なんだろうって想像する楽しみが与えられる。
だから綺麗な色よりも、自分の中に描く色合いのほうが、絶対に鮮やかだと思うな。
モノクロ写真は心を豊かにしてくれる。
自分はそう思い、今もモノクロ写真を撮り続けている。
この記事が参加している募集
じぇいかわさきです。生産技術者として35年、今まで培った経験とスキルを元に、ものづくりに関わる世の出来事に対して思ったことをホンネで書いてます。ノウハウやアイデアもありますよ。 また写真も全力で撮っています、気に入った写真があればサポートや感想をぜひお寄せください。