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「特別な存在」の「未来」を買う経験

北九州森会議開催のおしらせ
【募集】僕と一緒に森を歩きたい人
【場所】北九州山田緑地
【日程】今年中くらい

こんなお知らせがLineに届いた瞬間。僕はほとんど何も考えずに申し込んでしまっていた。申し込まざるを得なかった。

今から考えてみたら、いい意味でだいぶおかしかったのだと思う。
(募集者の方にはすごく感謝しております。)

けれど、一切後悔はしていない。今、こうして小倉に向かっている途中に執筆しているのだが、気持ちが燃え盛っているくらいだ。

「何が得られるか」
「何が得られないか」
「この出会いは得なのか損なのか」

そんな細かい駆け引きや心理描写をこのnoteに描ければ良かったのだけれど、先ほども言ったようにあっという間に話が出来上がってしまったので、そんな小説じみた文章を書き連ねることができない。

僕にできるのは、この旅で得た一切を血肉にして、これからの人生に生かしていくことくらいだ。

「特別」に出会うこと

特別な存在に会うためにお金を使うと言うこと自体は、ビジネスの世界に生きる人も、そうでない人も両方にあるのだと思う。

例えば、好きなアーティストのライブへ行ったり、グッズを買ったり、あるいは、その人の出生地などを「聖地」と定めて旅行に行ってみたりなど。

その対象の「今」や「過去」にお金を払い、サービスを享受する。
うん、あり得る。いわゆる「普通」の行為だ。

けれど、人の「未来」を買う経験はなかなかしたことがない人が多いのではないだろうか。

経営者なら、それこそ人事採用などで人の未来を作っている点ではそう言えなくもない。だが、普通に生きていて、そんな経験はまずない。
(少なくとも、僕のここ23年ではあまり聞いたことがない。)

ある人の「未来の時間」を買って、その時間は本気で自分に向き合ってもらう。僕がお金を払ったサービスとは、まさにこう言うものだ。

もちろん、何も知らない人にポン、とお金を払ったわけじゃない。
たまたまオンラインで出会って、発信に惹かれて、数分ではあるけれども通話で話して、感じた結果だ。

僕のロールモデルの一人となったその人は、文章を通して何かを伝えようとしていた。自身も人生のターニングポイントに属し、日々発信していく中で、何か隠されたメッセージを送っているように思えたのである。

著作を何度も読んだが、その中でも、この人は熱量高く想いを伝える一方で何か伝えられないものがあるようだった。能力がどうとか、スキルがどうと言うよりは、文字の限界と言おうか、そんな曖昧なものだった。

オフラインだからこそ触れられる空気

うまく言葉にはできないけれど、心当たりはあった。

僕が個人事業主になる少し前に、所属しているコミュニティのオフ会に行ったことがあった。

当時の自分は軽くメンタルブレイクしていて、何をやろうにも気力がわかず、悪い考えばかりがグルグルと回って、1日中YouTubeを見ているか寝ているかくらいの生活だった。

そんな時、少しでも人に会おう、助けを求めようと参加したのがこのオフ会だった。メンバーとはもちろんオンラインで顔合わせ済だ。

結論から言うと、元気を取り戻し、無事個人事業主として道を開始できたのだけれど、詳しい話は別の機会にしようと思う。

では、なぜ人に会うことで元気になれたのか。今までだって彼らとは触れ合っていたのに。

ずっと考えていた。2ヶ月くらい考えて、ようやく結論として出たのが、

オフラインでしか触れることがない「場」の雰囲気(空気)や、人が放つオーラのようなもの

なんともスピリチュアル的なものに落ち着いたわけだけれども、自分としてはストン、と肚に落ちた。

そこからは、人と会う時はなるべくオフラインで会いたいと思っているし、自分が尊敬する人や参考にしたい人にはオンラインで認知してもらいつつ「オフライン」で会えるチャンスを伺うようになったのだ。

終わりに ーー 京都駅〜新大阪駅間より ーー


そんなわけで、冒頭に戻る。

偶然とは言え生まれたこのチャンス。今度いつ来るかわからないこの機会を逃していいものか??

場所の制約はあるけれども、行けない距離じゃない。
じゃあ、どうするか。

「GO!」これしかなかった。
完璧主義が発揮されてしまうとなかなか行動できなかった自分だが、今回は大丈夫だった。

この辺りの原因なんかについても話せればいいなと思う。

とは言え、あんまり準備しすぎてもつまらなくなりそうなので、ある程度は身を任せて、楽しんでみようと思う。

おそらく、今日が人生のターニングポイントの一つになるだろう。

予言者でもない自分が確信を持って紡げるただ一つの言葉だった。


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語り屋タツミ
皆さんのお気持ちを、こっそり置いていっていただければ。小さな幸せ、これからも皆さんに与えます。