金融政策ウィークを終えて
今週は米CPI(消費者物価指数)、FOMC(連邦公開市場委員会)、日銀の金融政策決定会合とイベントが盛り沢山でした。
アメリカでは今後の利下げ、反対に日本では利上げの時期が非常に注目されてされており、マーケットの重大な関心を集めました。
水曜日に発表された米CPIの数値は予想を下回ったものの3.3%と、FRBが目標とする2%を大きく超えています。
これらを踏まえて年内の利下げ回数予想は1回と、前回予想の3回から減少。
しかし、絶好調のアメリカ経済を踏まえると年内に利下げは行われない可能性も十分あると思います。
また、日銀は国債の購入を減額すると発表しました。
国債の購入を減額すると長期金利は上昇するため一般的にタカ派と言われると思いますが、現在の日本のインフレや円安を踏まえるとまだまだハト派と言えるでしょう。
実際に、CNBCのキャスターは今回の日銀の発表を「超ハト派」と発言していたそうです。
株式市場や為替市場に影響を与える日米の金融政策には今後も注意を払ってください。