ホテルサービス その84 - 牛フィレ肉の右か左か -
ランチタイムに来店された老齢男性1人。
オーダーは「シャトーブリアンステーキ」
焼き加減はmedium rare.
前菜、メインプレートを提供しばらくするとそのゲストより質問を受けました。
G: 君はこのフィレ肉の右か左かわかるかね?
J: はい私にはどちらかわかりません。
G: 高級レストランは右だ覚えておくといい。
若い頃この様な会話を行った事があります。
そのゲストは某有名精肉店の会長でした。
さらによく聞くと…👂
フィレ肉は左右に一本づつある。
殆どの牛は寝る時に右側を下にして寝る。
重力の関係で寝ている間に脂肪が右へ移る。
すると右フィレの刺しが良く美味くなる🥩
だから此処には右しか納品していない(^^)
説得力ある言葉に納得した記憶があります。
と同時に📖知識を増やせた瞬間でした。
時はたち…とある検定試験に牛フィレは一本しか取れない🙆♂️と言う問題が出ました。
これは❌だ!フィレは左右に一本づつあると協会へ連絡して改善した事があります。
今では生のフィレ肉は右か左かわかる様になりましたが焼いた肉の判断は難しいですね。
何はともあれ…料飲部ではゲストとの長〜い対話を通し沢山の事を学ぶ事も出来たのです。
しかし、料飲は難しいキツイの理由を挙げ避けている方は少なくありません。
最大理由として!
ホテル側は楽しい料飲を伝える術を持たず「おざなり」にしているケースは散乱しています。
どの様な仕事でも商機は人が敬遠?する所に隠れているものです。
思ったより悪い環境ではない料飲を変えるには
料飲の達人を招聘し楽しさを伝えるのが良策。
本物かコピーか?を選ぶ風の時代🌬
あざなり料飲施設の淘汰は加速中でもある。
これからの展開は料飲部の強化する事で食に理解ある外国人のリピートは増大するのです。
さらに、世界中ゲストが来館するホテル特にレストランは人の幅や器も大きくなります。
宿泊か?料飲か?問われたら…
もちろんお勧めの職種は右が良かろう(^^)
ホテルレストラン楽しさ倍増計画進行中🔀
右からのお後がよろしいようで🙇♂️
次回はホテルの役目について…
書いてまいります✍️
HOTEL DIRECTOR