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ホテルサービス その560 - 大膳係 -
大膳とは🍽️
天皇陛下のお食事についての供進及び調理に関すること(概略)
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令和天皇陛下が皇太子殿下として行啓を頂いた際🎖️光栄ながら大膳を任せられました✨
1990年ケータリングサービスにて。
当時の私は生意気盛りの20代でしたが!
会食サービスのメンバー6名に選ばれる事になり快挙と光栄が複雑に交わる思ひで。
当日はスタンバイ終わり最後のブリーフィング時に「皇太子殿下へのサービス」を任命され心臓が飛び出るくらい驚きしばし呆然。
昭和天皇陛下の行幸の際は固唾を飲んだ経験があり今回は「人生にまたとない嬉しい任務」となりました。
会場はケータリング先のため急シノギの調理場に何も無い会場をダイニングへ作り上げるホテルの技は抜かりなし。
人物チェック
セキュリティーチェック
メニュー備品に装花チェック
そして衛生チェックを終える。
セキュリティーのため会場からは一歩も出ること許されず皇太子殿下をお迎えする。
白手袋を付けピーンと張り詰めた空気の中で行う料飲サービス。
食事は始まり仮設の調理場より料理を運ぶ際は警備銃を保持したSPの物々しい雰囲気を経て食卓へと向かい皇太子殿下へ給仕を行う。
皇太子殿下の肉声を僅か30cmの距離で拝聴できた空間は誰でも叶う賜物ではない。
どれをとっても鮮明に思い出す事が出来る感無量を賜われた職務。
会食は待ち時間を入れ約3時間の緊張とサービスは生涯忘れることのない心の勲章🎖️
今後の謁見は現職では皆無に等しいが!
もしその機会があるならば❕本当の勲章🎖️を頂く時だと思い更に励むことにいたします。
もちろん励んだだけでは何もならないのは承知の上で職務を高め更なる努力を続けるのみ。
極めて1国民である私でも天皇家を間近に接遇出来るチャンスを頂けるホテル業界。
どこのホテルでも良い訳ではありませんがその魅力は尽きません。
謁見だけでも高貴に成った様な気がしました。
その後も数回謁見できたのは光栄な極み✨
明日はやはり一流について…
書いて参ります✍️
HOTEL DIRECTOR
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