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ホテルサービス その20 - デバラッセ -

バッシング(bussing or bashing)

ホテルレストラン用語でバッシングとは「テーブル上を片付ける」ことを意味する。

英語だと「Bussing」
フランス語だと「débarrasser」

ちなみに人を非難するのは「bashing」綴り発音は違いますのでお気をつけてください。

今回は英語のBussing.についてのお話し📕

昔、アメリカの食堂では汚れた食器をカートに入れて運ぶことがバス🚌の様に見えたことより「バスカート」と呼ばれるようになった!

これが Bussing(食器下げ)の定説。

日本でもバイキング方式の下膳(Bussing)に利用するカートを見かけることはあります。

その「バスカート」を扱う下膳専門スタッフのことを「バスボーイ」と呼び単に下善の事として「バッシング」を呼称するホテルは多い。

仕事には誰にでもできる仕事がある様に経験や知識がなくては出来ない仕事もあります。

どの様な世界にもそれはそうですよね…

例えばゲスト案内…
料理を運ぶ仕事…

これら飲食店で働いた経験があれば大抵できる割と簡単な仕事のひとつである。

ところが!
オーダーティクや料理説明だとその店を熟知しなければできず難易度は急に高くなります。

日本の飲食店でも経験や知識は不要。
今日から始める新米アルバイトであっても可。

いわゆる『できる仕事の代表』
それが Bussing と言う事でございます。

しかし役割分担がしっかりしているアメリカのレストランでは最下層の仕事と言われている。

だか、アメリカでは卓上片付け専門の仕事だと言うのに卓上にTIPが置いてあってもバスボーイは触る事すらできません。

つまり、バッシングなんてTIPを受け取るに値しない仕事なんだという認識の米社会。

それが「サービスは高等技能」という考え方の基本になっているのでしょうか?

ところがアメリカに見倣う日本のサービスと言う解釈は「おまけ、まける…」

店側へり下りを助長する様はある意味伝統。

これらかなり間違った奉仕の認識を変える事でガラパゴス状態を脱すると見識者の考えです。

バッシングはそれを経験しなければ仕事の流れ、深さ、有り難さはわかりづらいものです。

新人誰もが経験するバッシング🥄🥢🍸🥣

バッシングがあるから今がある❣️と思われる管理者は少なくないですね(私もその1人)

仕事はどれも価値高いものです。

例え単純作業であれ、その作業を等閑にする方は人の管理やゲスト満足は出来ないのです。

だから単純作業に対する原点回帰と感謝が自己を高める要素になるのは賢人の役目。

……そのように私は思っております🚌

次回は送賓について…
書いてまいります✍️

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