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子育て、今思えば……。1年前の自分をねぎらって、励ましたい!

2年くらい前に「5年日記」というものを知って面白そうだなあと興味を引かれ、2023年の元旦からつけはじめました。1日分は数行しかスペースがないので、必ず記録することにした夕食のメニュー以外は行った場所や思ったことをほんの少し書くだけです。

昨年はふつうの日記と変わらずちょっと退屈でしたが、2年目に入った今年は一年前の同日の日記を読めて、なかなか面白いです。

去年の今ごろと言えば……息子が高3で、やはり受験が大きなテーマでした。彼は夏前にコロナで体調を大きく崩してから気力も戻らず、ずるずる夏休みを過ごし、迎えていた10月。
日記を見返すまで忘れていましたが、あまりにだらけている息子に業を煮やした夫が、「とりあえず受験終わるまでは、ゲームやYouTubeを見るのをやめること。こっちは私立大学の学費を出すのだから、決めた大学に入るための努力は最大限するのが当然」と言い渡したのが、昨年の10月1日。

その後しばらく、日誌の欄には「息子が暗い」「息子が口をきかない」「息子が死んだ魚の目をしている」などという言葉が続いています。
あーしんどかったなあ、あの頃。
私自身もまだまだ悩んでいました。夫の言うことはもっともだと思いつつも、「受験勉強を自分の中でどれだけ大事で優先すべきものとして扱うか」は本人の価値観であって、人が強制できるものなのかと迷っていました。

最終的には、私は「受験勉強にどれだけパワーを注ぐかは人それぞれ違う」という結論を出し、息子を見てイライラしたときは、以前書いたように「でもそれは、私の価値観だよね?」という言葉を自分にかけて、どうにかこうにか受験期を切り抜けたのでした。

1年前に断片的に書き残していた言葉を今見ると、自分をねぎらい、励ましたくなります。「ああ、あの頃は大変だったよね」「でも、後から思うと、受験期の葛藤は親子共々いい経験になるものだよ」と。やはりあの時期を経て、少しは成長できたのではないかと思います。

今、受験生の子供がいてその葛藤の渦中にあるお父さんお母さん、子供と対立したり、自分の中で葛藤したり、心が揺れ動いて大変だと思いますが、そのときに突き詰めて考えたことは、きっと今後の関係の土台になると思います。
だから本当に大変だけど、頑張って!

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