jjpyon

子育てほぼ終了。今になるともっと気楽に子供と向き合えばよかったなと思うことや、再び自分の人生を正面から見つめて思うこと、感じることを記録してます。

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子育てほぼ終了。今になるともっと気楽に子供と向き合えばよかったなと思うことや、再び自分の人生を正面から見つめて思うこと、感じることを記録してます。

最近の記事

我が子のふり見て我がふり直せ――人のことならわかる、さっさと動け!

息子はすでに19歳になっているので、子供の頃のように、その言動一つ一つに過敏に反応して「それはダメ!」「直さないと大変!」「間違ってる!」と口に出す前に、ちょっとだけ「ひとごと」として見られるようになりました。「この人はこうやるんだ」「私はそうしないほうがいいと思うけど、まあ好みだよね」という具合に。 衝動的に反応してしまうことももちろんありますが、息子の様子を少し黙って見ていられるようになって、「なるほど、そういうやり方はいいね」と思ったり、逆に「ああ、人はこうなるからう

    • ユルさの底にある冷静さ。「ダラダラはムダ」と言い切るカッコよさ。奥田民生

      先週、「ITパスポート」やら「AWS認定」やらの資格取得の本を見てみようと本屋へ行ったのに、それらの本の分厚さと難解さに怯んで棚の前を静かに去り、ふらふら歩き回って結局買ってきたのは『59-60奥田民生の仕事/友達/遊びと金/健康/メンタル』でした…… 奥田民生さんのことは昔から大好きで、さらに年を経るごとにその魅力は増していくなあと思っています。年上世代にも好かれ、若者たちからも慕われ、好きなことばかりやっていそうなのに仕事(音楽)も凄くて……というわけで世のおじさんたち

      • 子育て、今思えば……。なぜ子供がその話をしてくれたのか考えて、一呼吸

        先日、息子が大学から帰ってくるやいなや、「ねえねえ、これカッコよくない?」とボールペンを見せてきました。渋めの落ち着いた色で、英語で大学名が入っているボールペンです。 息子は続けて、「今日筆箱忘れてさ、生協にペン買いに行ってこれ見つけた。カッコいいでしょ?」と、普段のしらーっとした雰囲気に比べるとだいぶ気分よさげに言っています。 一呼吸おいて、「へえ、いいじゃん」と答えながら〝危なかった〟と内心思いました。もう少しで反射的に「なんで学校行くのに筆箱忘れてんの?」「なんでちゃ

        • 幸せにつながるのは、「過去の履歴」よりも「これからなりたい姿」

          前回、ちきりんさんとけんすうさんが共に「過去に何をしてきたかより、これからどうなりたいかが大事」と言っている!と興奮した話を書いたのですが、もう一つ似たようなことを言っていると感じたことがありました。 ヤニス・バルファキス著『父が娘に語る経済の話。』という本に出てくる〝HALPEVAM〟の話です。 HALPEVAMとは「発見的アルゴリズムによる喜びと経験価値最大化装置」で、その人の脳波を読み取って何が好きか嫌いか、何を悲しんで喜ぶかを完璧に理解し、その人の基準で最高の人生を

        • 我が子のふり見て我がふり直せ――人のことならわかる、さっさと動け!

        • ユルさの底にある冷静さ。「ダラダラはムダ」と言い切るカッコよさ。奥田民生

        • 子育て、今思えば……。なぜ子供がその話をしてくれたのか考えて、一呼吸

        • 幸せにつながるのは、「過去の履歴」よりも「これからなりたい姿」

          同じこと言ってる!と勝手に興奮した けんすうさんとちきりんさんの話 

          先日、ちきりんさんのVoicy( #919 AI に期待するのは「なりたい自分」への具体的ステップ!)を聞いていて、「そうだ!そのとおりだ!」と思いながら、「あれ、この話は『物語思考』で言われてたことと同じでは……」と感じていました。 ちきりんさんのお話は、今のAIがやっている「レコメンド機能」というのはあくまでも「これまでの」自分が見たもの、聞いたもの、買ったものから導き出されているから、「これまでとは違う」自分になりたい時には役に立たない、ということ。 それを提示する

          同じこと言ってる!と勝手に興奮した けんすうさんとちきりんさんの話 

          「自分を責めない」って、ゆかりさんに言われて……

          石井ゆかりさんが大好きで、毎週日曜日に星読みの「今週の占い」を楽しみに読んでいます。 「占い」といっても「いいことが起こります!」のような予言的なものでなく、今自分がいる状況を星の動き的に説明してくれる文章がとても温かく誠実で、大好きなのです。 そのゆかりさんからの先週の蟹座へのメッセージは、「今一番しなくてもいいのは「自分を責める」ことです。」でした。 私は慎重・マイナス思考・自責派なのでどきっとしましたが、「自分を責めない」というアドバイス自体はよくあるものです。けれど

          「自分を責めない」って、ゆかりさんに言われて……

          子育て、今思えば……。「母ちゃんだって失敗してるし」と子供に思ってもらえるように

          note編集部からのオススメになっていた平野裕子さんの記事を読んで、すばらしいな!と思いました。 平野さんが英語を教えている14歳の中学生の女の子は部活や塾で毎日忙しいのに、さらに平野さんから英会話を習い(大谷選手に会いにアメリカに行きたいから!)、英検やら市の海外派遣プログラムやら、楽しそうと思うとなんでもさっさと申し込んでいるそうです。 その姿を見て平野さんは、「深く考えず、目の前にあることを身軽にどんどんチャレンジしていく人は最強」と書いてらっしゃいます。 そのとお

          子育て、今思えば……。「母ちゃんだって失敗してるし」と子供に思ってもらえるように

          子育て、今思えば……。断る強さ、一人でいても平気な図太さの理由

          ごく身近な人ではないけれど、知り合いの知り合い、くらいで「学校に行けなくなった」というお子さんの話を結構聞きます。 「いじめられている」「特定の嫌な相手がいる」というよりは、人間関係をうまくやらなければいけないというプレッシャーを強く感じて、学校生活がつらくなったり、面倒になったりしているそうです。 気乗りしない友達の誘いは断りたい、でもそれで関係がこじれたらいやだ……と悩んで憂鬱になっているうちに、学校行くのが面倒になったりするとききます。 昭和に子供時代を送った私も同じ

          子育て、今思えば……。断る強さ、一人でいても平気な図太さの理由

          子育て、今思えば……。お母さんが、二人いる

          今どきのお父さんは、小さな子供に対してとても自然に接しているなあと思います。私の息子が小さかった頃は、ママチャリの前後に子供を乗せているお父さんは今ほど多くなかったし、ファミレスや電車の中でぐずる子供に手をやいているお父さんも結構いて、「がんばれ!」と心の中でエールを送っていました。 でも、今どきのお父さんたちは小さな子供の相手も問題なさそうです。昔は「旦那に任せておくとシンパイ……」なんて会話がお母さん同士であったけど、父親と母親のそんな違いも薄れてきて、よいなと思います

          子育て、今思えば……。お母さんが、二人いる

          ちびっこ的チャレンジでも、知識がつながって、解像度が上がる……ようです

          長い長い大学生の夏休み、息子は人生初とも言える気ままな休日を過ごしていました。その間、やってみたいと言っていたのはまるでちびっこのようなチャレンジ、「世界地図を覚える!」です。 えーと、プログラミングとかじゃなくて? という気持ちも正直ありましたが、ともかく人の興味を否定しない、ことを努めている私は「やってみたら~?」と軽く受け流していました。 すると息子、幼児の頃に買った「くもんの世界地図パズル」を探し出し(まだ捨ててなかったのか……)、覚え始めました。 そもそもふだん

          ちびっこ的チャレンジでも、知識がつながって、解像度が上がる……ようです

          子育て、今思えば……。1年前の自分をねぎらって、励ましたい!

          2年くらい前に「5年日記」というものを知って面白そうだなあと興味を引かれ、2023年の元旦からつけはじめました。1日分は数行しかスペースがないので、必ず記録することにした夕食のメニュー以外は行った場所や思ったことをほんの少し書くだけです。 昨年はふつうの日記と変わらずちょっと退屈でしたが、2年目に入った今年は一年前の同日の日記を読めて、なかなか面白いです。 去年の今ごろと言えば……息子が高3で、やはり受験が大きなテーマでした。彼は夏前にコロナで体調を大きく崩してから気力も

          子育て、今思えば……。1年前の自分をねぎらって、励ましたい!

          子育て、今思えば……。「10回言う」のがフツーだったんだ

          先日、愛聴しているジェーン・スーさんと堀井美香さんの「OVER THE SUN」を聞いていて、「そうなんだよな、あんなに考え込むこともなかったのだな」と今さらながら思ったことがありました。 それはリスナーさんの「優雅な理想の朝」と「余裕のなさすぎる現実の朝」の対比が語られたコーナー。そこで小さな子供を育てている複数のお母さんたちから、「子供に○○しろと10回言って」「10回○○しろと子供に言ってようやく……」という言葉が繰り返し出てきて、スーさんが「子供に対しては10回言う

          子育て、今思えば……。「10回言う」のがフツーだったんだ

          子育て、今思えば……。「わからない」って言えることの大事さ

          親しい友人のお母さんが脳梗塞で倒れ、彼女は自宅と遠方の実家を行き来しています。お母さんは入院しておられるので、彼女の主な役目は実家に残るお父さんの生活を支えることと、お母さんが退院後に少しでも自宅で過ごしやすくなるように、お父さんと一緒に今後の準備を整えること。 先日聞いた話では、お母さんのことは病状は心配ながら対応は病院にまかせるしかなく、今の時点で大変なのはお父さんへの対応だそうです。 ほぼお母さんまかせだった日常的な家事がうまくできないことはもちろんですが、それについ

          子育て、今思えば……。「わからない」って言えることの大事さ

          大学生のアルバイト――すみません、私が間違ってました

          大学生の息子とバイトに関してひと悶着あったのですが、その後、彼は近所の商店で黙々と働いています。 息子に指摘された通り、私の中には確かにバイアスがありました。勝手な希望、勝手な思い込みが。 どうせバイトをするなら、知らない世界を見てほしい。全然違う世界を知ってほしい。いろいろな経験をしてほしい。 だから近所の個人商店で手伝いをするより、塾講師でもして「人にものを教える」経験をしたり、様々な環境で育った生徒さんたちと接したりして、自分の知らない世界を見てほしい。 あるいは大

          大学生のアルバイト――すみません、私が間違ってました

          飛んできた球を打ってただけ、と言われても、そもそもここは球が飛んでこない

          この2年程、仕事や働き方についてかなり悩んでいる。 長いこと在宅で続けていた定期的な仕事が時代の変化によってなくなり、とりあえず在宅のままできる仕事を身内からまわしてもらうようになったが、満足できる状況にはない。 収入は安定せず、仕事がいつ振られて忙しくなるか(あるいは暇になるか)も読めない。内容は私にとって全く馴染みのなかった分野なので、指示されたことを即理解するのは難しく、相手もうんざりしているだろうし、私自身の自己肯定感も下がりつづけている。 それで、この状況をなん

          飛んできた球を打ってただけ、と言われても、そもそもここは球が飛んでこない

          それがどうでもいい問題か、深刻な問題かは、親と子のタイプによって違う

          先日、私が「よかれと思って」していた発言が息子にとっては妙なプレッシャーとなっていて、ショックだった話を書きました。 そのときに思ったのですが、こういう問題は私と息子にとっては結構深刻だけれど、違うタイプの親子にとっては「は? 何が問題なの?」という感じかもしれません。 私と息子は双方ともに、「気にしい」タイプです。今の発言を相手がどう思ったか、を常に気にしています。自分の言いたいことを抑えているわけではないけれど、相手の顔色を見るし、「この人はこう思っているんだな」と考

          それがどうでもいい問題か、深刻な問題かは、親と子のタイプによって違う