俺の死と共にこの地球も死ぬ。
可哀想である。
俺の死と共にこの地球も死ぬのである。
この世界の破滅なのである。
草原に走っている象やライオン、鹿は俺が消えると同時に、エキストラの人が中から出てきて「おつかれー」と着ぐるみを脱ぎ出すだろう。
もしくは一握の砂になり、そもそも生きてなかったのかもしれない。
人々も、瞬間に消え、もしくは役が終わった感じでおつかれー、今日のみに行く?かえろかえろーってなるんだろう。
今まで死んでったじいちゃん達、も舞台袖からでてきていやー疲れましたなあなんつって
そうなのである。
自分が死んだからと言ってこの世界がそのまま続くなんてまったくの嘘なのかもしれない。
だって確かめようがないから
死んだら、確かめられないのである。自分自身の目で(もしかしたら)続いていく世界を見れないのであればそれはもう終わっていると言ってもいいと思う。
続いても、終わってても確かめようがないから、自分は終わっていると思う。