自分の感じたことに自信がない(その2)
前に、自分の感じたことに自信がないということをかいた。
自分の感じたことに自信がないということについて、ふと気づいたことがあった。
それは、自信がないというよりも、『やってこなかった』だけだということ。
『自分がしたい』と感じたことを行動に移さず『嫌なことをしている』つまり、やらされていると積み重ねがないから、『自分がしたい』と思ったことに対して行動する時に怖くて動けない。でも、それはしてこなかっただけで、ただ経験値不足なだけだ。
やりたいことを、やらなかったら、自信とは真逆のものが積み上がっていく。
やりたいことを、やらなかったら、自分に向き合う必要もなくて自分の意思も必要なくて傷つかずに済むかもしれない。
『やりたいことをやらない』、つまり人の言うことを聞くのは「楽」だけど、「楽しく」はない。
私が生きづらかったのは、ずっと、やりたいと感じたことを無視し続けたからだと気づいてしまった…。
具体的な私のエピソード
私は不眠症の彼にマッサージをする。彼のマッサージをしてると私も気持ちよくなって、眠たくなるんだけど、眠りながらやってるのか、マッサージした後目が覚めるの。とても不思議な感覚になる。リラックスの共鳴(?)なんだろうかと思いながらする。
いうなら、彼のマッサージをしてるとヨガしてるみたいな気持ちになる。
そして、マッサージを施術を受けた時にそれを真似する事ができる事が多い。「これぐらいの指圧なんだ、ここ押さえると気持ちいいんだ」とわかる。だから受けたそれを人にそのままできる。
私はその感覚が当たり前だと思っていたけど、人に聞くとどうも違うらしい。私にとって、受けた施術を再現できるのは、とても当たり前のことにように思ってしまう。(100%ではないが)
そう、私は多分身体のセンスがいい。「キモチイイ」に対してセンスがいいんじゃないかと思う。
思い返すと、私はずっと身体に興味があった気がする。
浪人して行きたい大学(偏差値が高いところ)に行けなかった私は、中途半端なところに行くなら行かない方がいいと思って。こんだけ勉強頑張って、無理ならもういっそ好きな道に進もうと思って『エステテシャン』の専門学校を見に行ったりしてみた。
母に伝えると「え、専門学校?なら海外留学でも行ってきなよ」と言われ2つ返事で「いく」と言っていったわけなんだけど。
ずっと、身体に興味があったのかもしれない。
私は調子が良くても悪くても、興味のある人を見つけたら、その人の施術を受けにいく事がある。身体を人に見てもらうのがとても好きだ。なぜなら、身体は全部を映し出してくれるものだと(なんとなくずっと)思っていたから。
ただ、身体に興味があるが、私には「身体を扱う道」に進めない理由(言い訳)があった。
それは、子供の頃から母に言われていた「身体を使う職業は体がダメになると働けなくなるからやめなさい」と言う言葉。
いま思うと、身体がダメになったらどの職業もダメやん。逆に健康ならなんでもできるやん。って話なんだけど。
子供の時から繰り返されたその言葉はずっと私の中に残っていて、どうしても進みたいと思う道に行けなかった。私が行きたい道を進んだら、ダメなことだと思っていた。そして、ダメな道を行きたくなる私自身もよくないんじゃないかなと思って。誰にも言えなかった。
そして、反抗するより、母に従っている方が「楽」だった。悲しませたくなかった。
付け加えて、中学生の時に兄が引きこもり(仲良い)両親が離婚するんじゃないかと思うぐらい喧嘩する日が続き、その時から、私は「お兄ちゃんみたいな人間にならない、いい大学に行って、いいところに就職して、いい人と結婚しなければならない」と思い始めた。
それを思い初めて(クソつまらない人生を送るんだ)と思いながら(母を悲しませたくない)と言う理由で、『自分の感じる道』をシャットアウトした。無視し続けたら私から発してた声も小さくなっていった気がする。
ずっと、どこかで、身体を扱う職業の人と接するたびに「いいな」と思いはあった。でもずっと、行動に移せなかった。ずっとダメなことだと思っていたから。
でも、今日ふと、『やっぱり私は身体を触る』仕事をしたいと思った。
身体はその人が現れる
触れることはキモチイイ
身体を触れば人間のことを深く知れる
身体を触ることは「癒し」だし「気づき」だ
自分の感じることに自信がないのは、自分の感じた「やりたいこと」を積み重ねていってないから。ただ、自分を生きてないからだ。
自分で生きることはしんどいかもしれない、でも、今「やりたい声」を少しずつ実践してる私は、いま一番人生が楽しい。
自分の声は聞こえづらい時もあったり、スルーしてしまうこともあるかもしれない。でも、したいと感じることを行動に移して行きたい。
小さいワクワクを叶えてあげて生きたい。
最後まで見てくれてありがとう〜。
あなたの心のワクワク聞いてみた〜い。
終
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