母の「刺繍書籍」と「図案」をこの先どうしたらイイのかを考えている!#noteメンバーシップ
タイトルの通り、「母の刺繍」の事を、考えているのだけれど、それと合わせて#noteメンバーシップの事も、ずーっと考えている。
note 編集局の「リモート説明会」にも参加し、その後、noteで知り合ったへんいちさんとあつこさんとzoomで、「メンバーシップおしゃべり会」までやって~
そして、へんいちさんは、7月のリリースに間に合わせて、メンバーシップをスタートさせた。(さすが!)
多少の焦りを感じながらも、私の中で、こんなことできたらな~的な、青写真に思いを巡らし、具体的に落とし込んで、この暑さの中、毎日考えている。
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刺繍はできないくせに、偉そうに、いっぱい話してきた。
「高村タチヤナ・むぎの会」の刺しゅう展
そんな日々ではあるけれど、先月(7月下旬)、「銀座アートホール」で開催された「高村タチヤナ・むぎの会」の刺しゅう展に行ってきた。
全ての作品が、大変丁寧なステッチで刺されてあり、高度な技術を感じる、本当に素晴らし作品ばかりだった。
◆一部をご紹介
写真がテーブルクロスばかりですが、額縁の作品も、たくさん展示されていました。
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この刺繍展の開催を知ったのは、インスタだった。
母がむかし作った刺繍作品と同じ「図案」で刺された作品を,インスタで見つけたことからだった。
インスタで繋がっていた方と、会場でお会いすることができた。
そして、その方が、彼女の先生を紹介してくれた。
3人で、色んな話をした。
まだコピー機で、「縮小拡大」が出来なかった頃、「実物大」で刺繍の「図案集」を高村タチヤナさんが作られた話や、現在の刺繍教室の様子などを伺うことができた。
私は、展示されている作品のクオリティーが素晴らしいことや、この技法を習得するために、どれだけの時間と努力、修行を積んでこられたのだろうかと~感じるままに話した。
そして、メルカリから始まってSNS上で知った「昨今の刺繍事情」や、今現在、自宅に保管してある母の刺繍関係の「図案や書籍」をどうしようか考えている事を伝えた。
刺繍をやらない私からしたら、何の役にも立たない「図案」を、ゴミとして捨てることは、簡単だ。「書籍」も売って手放してしまうこともできる。
でもそれは、刺繍を長年やってこられた御二方からも「絶対ダメよ~」と言われた。
実家を片付けた時、「図案は捨てないで~」と、母が言った。
母も、同じ気持ちだったのだろう。
「雄鶏社」の「元編集者」だった方の「連絡先」を教えてもらった。
私は、今手元にある「図案の著作権」って、どうなているのか分からなかった。この事は、4月に開催した「母の刺繍展」でも、来場してくださった方と話題にした。
「刺繍図案」というのは、あくまでも「土台」であって、それを基に作り手がどう作るのかで、完成した作品は、それぞれ違うものができる。
刺しゅう糸の「色」を変えたり「ステッチ」を工夫することで、同じ図案でも「違う作品」が出来上がるのだ。
「手芸出版社」から出されている「刺繍本の図案」が、その出版社に著作権があることは、理解できる。
では、母が持っているものはどうなのか~
もう、すでに出版もとの「雄鶏社」が無いわけだし~
いちから「母自身が作成した図案」もあるけれど、図案の「発案」は別な方でも、詳細は母自身が決めて細かく描き込んで「刺繍図案」としたものや、様々だ。
そんな話を私がすると、「この方に聞いたら、分かるかもしれない」と言って、「雄鶏社」で編集者をされていた方の連絡先を教えてくださった。
「むぎの会」を主宰されてる高村タチヤナさんも、かつて「雄鶏社」から刺繍の本を出されたことがある。
だから、今でも「むぎの会」と繋がりがあるようだ。
早速、連絡してみた!
次の日、教えて頂いた電話番号に、思い切ってかけてみた。電話は繋がり、元編集者の方とお話しすることができた。
出先ということで、お忙しそうだったが、私の話を聞いて、元編集者の方は、手際よく答えてくださった。
「雄鶏社」から出版された書籍の中で、他の出版社に「版権」が移ったものは、一部あるとのことだった。しかし母が創作活動をしていた(故)板垣文恵氏の「おんどり刺しゅう研究グループ」に関係する物は、それには、含まれていない事を知ることができた。
タチヤナさんは、前記の通り過去に図案集を出されたことがあり、その版権は彼女自身が持っている事もわかった。
私には、とても収穫のあるお話だった。
「刺繍図案」の今後と#パートナーシップ
最初、母の刺繍作品をこの先どうしたらイイのかを考えだした時、「絵画」のサブスクをやっている会社に、幾つか問い合わせたことがあった。
しかし、「刺繍」という言葉に対し「ニーズが無い」という返事が返ってきた。
それでも、もし自分だけでやってみたら~・・・額縁に収められた「刺繍作品」をやり取りするって、手間とお金(配送料)がとてもかかる。さらに「破損」などを考え「保険」も掛けてなんて言ったら、「お気軽に~」とはならない。
今の段階で、作品その物のサブスクは、なかなか難しぞ~という結論に私は、辿り着いている。
そもそも「刺繍」というワードから、多くの人が、母たちが作ってきたようなものを「思い浮かべられる訳ではない」ということも、ここ数年で感じてきたことだ。
だからこそ、母の「作品」をできるだけ多くの人の目に晒したくて「刺繍展」をやった。
刺繍創作に必要な「要素」を提供し、刺繍をされている方々の「作品作り」や「次世代に伝承するため」に使って欲しい。
母は「おんどり刺繍アカデミー」で刺繍を学んだ時「基礎だけを3年やった」と話す。刺繍技術を習得することは、簡単ではないけれども、大変だからこそ「伝承」していく事に価値がある。
「人間の手」が持つ「普遍的価値」を伝えていく事でもある。
母の持っている「刺繍書籍」と「図案」を多くに方の作品作りに役立てて欲しいという気持ちで、パートナーシップで、何が出来るのかを、酷暑の夏、考えている。
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