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いつまでたってもちっとも使えるようにはならないけれど 

「英語を使えるようになりたい」というのは、もう30年ぐらい思っています。
が、いつまでたってもちっとも使えるようにならない。
初級者レベルのちょっと上のあたりを、ずーっとぐるぐるぐるぐる回り続けている感じ。

もう若くないし、わたしには無理なんじゃなかろうか…と弱気になりますが、でもあきらめたくないのです。
別に仕事や生活で英語を使うわけではないので、できないままでちっとも困らないのですが、あきらめるのは悔しすぎる。


わたしの英語力

途切れ途切れではありますが、学生時代から英語の勉強を続けてきました。
大学受験では英語が得意科目。
社会人になってからも、もう一度文法をおさらいしたり、児童書の多読をしてみたり、通勤時にひたすら英語を聞いてみたり。

文法は分かっているし、語彙力もまあまあ。TOEICの最高得点は870点です(だいぶ昔ではありますが)。

でも、ちっとも聞けないし、話せない。悲しくなるほど。

英語習得への私的ロードマップ

もはや英語勉強法の勉強(?)が趣味のようになっているので、「こういうふうに進めばきっと英語ができるようになるはず!」というわたしなりのロードマップがあります。

  1. 発音の練習(フォニックスや音の脱落の理解なども)

  2. 基本単語の暗記(とりあえず2,000語くらい)

  3. 文法の理解(文型とか時制とか、英語の骨格部分)

  4. ひたすら練習&ボキャビル

英語学習に裏技はなく、基礎(発音と基本単語と文法)を”勉強”したあとは、ひたすら地道な”練習”が必要。
これはきっと英語習得の真理です。

英語はスポーツのようなものだから、ただ知識として知っていてもだめで、それを反復練習によって体に覚えさせることでできるようになるのだと。
そしてある日訪れるブレークスルー。
本当にそのとおりだと思います。

でもこの”練習”を継続するのが難しいんですよね…。

”練習の方法に何を選ぶか”問題

音読、ディクテーション、シャドーイング、ひたすら聞く(多聴)、ひたすら読む(多読)、瞬間英作文、ひとりこと、日記、オンライン英会話などなど、日本国内で独学でできる練習法がたくさん紹介されています。

たぶん、どれでもちゃんと取り組んで継続することができれば、効果が出るのだと思います。
でも、生活スタイルや優先して身につけたい英語スキル、そして好みや性格などによって、相性の良い悪いはあって、相性が悪いと続けるのが難しい。

わたしもオンライン英会話以外はすべて試しましたが、”相性がいいかな”と思ったのは、この3つ。

  1. ひたすら聞く(多聴)

  2. シャドーイング

  3. 音読

優先して身につけたい英語スキルが「相手の言っていることがほぼ理解できるリスニング力」と「自分の言いたいことをシンプルに伝えられるスピーキング力」で、生活スタイル上、練習できそうな時間のほとんどが、耳だけがあいているスキマ時間(家事や運転をしているとき)だからです。

ひとりごともよさそうだけど、今のわたしの英語レベルでは無理でした。
自分が作った英語が正しいのかどうかがどうしても気になってしまって。
性格的な問題ですかね。
もうちょっとレベルアップしたら挑戦したいと思っています。

”練習の教材に何を選ぶか”問題

多聴をしようとしたときに、ネックとなるのが教材選びでした。
海外ドラマやニュースなどを使った多聴がおすすめされていますが、万年初中級者のわたしにはまだ歯が立ちません。

YoutubeやPodcastも、レベルがちょうどよくて内容にも興味があるというものに巡りあえず…。

わたしが思い描く理想の教材は以下のようなもの。

  • レベル(使われている語彙や発話のスピードなど)が徐々に上がっていく

  • スクリプトがある

  • 聞き流しに適した音源(トラック構成とか効果音の有無とか)

  • ニュースや本の朗読ではなくダイアログ

  • 場面が限定されすぎていない

これを見つけるのがなかなか難しいんです。

いい一冊を見つけたとしても、それが終わって次のレベルに移ろうとしたらまた悩む。
しばらく間があいてしまって、結局また初中級レベルの教材から再スタート…というのを繰り返して今に至ります。

高額なプログラムにお金を払えばそのあたりスムーズに進むのかもしれませんが、NOVAに無駄なお金を払った(親に払わせた)苦い経験があるので、もう同じ過ちを繰り返したくないという気持ちがあります。

”ポケット語学”いいかも

そんなわたしが最近出会ったのが、NHKラジオ講座のアプリ「ポケット語学」。

NHKのラジオ講座といえば、昔から英語学習の定番中の定番。
内容が型にはまりすぎているとか、生の英語とは違うとか、そういった意見もあるかもしれませんが、昭和生まれのわたしには安心感があります。

何度がチャレンジしたことはあるのですが、毎日同じ時間にラジオを聴くというハードルが高すぎて、毎回早々に挫折しました。
CDを買うという選択肢もあったけど、1枚2,000円くらいして、収録されている英文量を考えるとコスパ悪すぎて買う気になれず。

でも、このアプリはかなりよさそう。
7日間の無料体験期間を試してみて、迷わず継続することにしました。
気に入ったのはこんなところ。

  • 月々1,000円ちょっとで過去の番組が聴き放題

  • 中学英語からビジネス英語まで各レベルの番組が揃っている

  • 番組スケジュールに縛られず自分のペースで進められる

  • ダイアログのリピート再生ができる

  • 解説音声も収録されているので耳だけで完結できる

  • 広告のないシンプルな画面と簡単操作

  • ”ラジオ英会話”の講師は”1億人の英文法”の大西奏斗先生(ファンです!)

”ラジオ英会話”からスタート

中学英語はさすがに簡単すぎるので、”ラジオ英会話”からスタートすることに。

なんといっても講師が大西奏斗先生。”1億人の英文法”は何度も読み返しました。
英語学習に対して独特の世界観をお持ちで、先生のキャラもわりとクセ強めなところがあり、好き嫌いが分かれそうですがわたしは好きです。

こんな感じで使ってみる予定

”ラジオ英会話”だけでシーズン1からシーズン5(シーズン5は今年度のものなので随時更新中)まであり、けっこうなボリュームです。

内容的にはあまり難しくないので、シーズンをとおしてざーっとダイアログと解説を聞いたあと、ひたすらダイアログを多聴&シャドーイング。
朝起きてから1人で家事と身支度をする約1時間、あとは通勤の往復1時間、合わせて1日2時間ぐらい聴ける見込みです。
3ヶ月ほどで次のシーズンへ。

ビジネス英語になると難しくなるのでまた変わると思いますが、ひとまずこんな感じではじめました。


しばらく教材選びの悩みからは解放されるかな?
あとは自分が頑張れるかどうかの問題。
上級の現代ビジネス英語までがんばるぞー。
英語をめぐる冒険は続く…

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