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【本】ChatGPT×教師の仕事

今回は、ChatGPTとともに教育現場を革新する 、私たち教員の授業を変える一冊をご紹介します。

2024年4月から、私たちの教育現場はまた一つ大きな変革を迎えます。

それはAI、特にChatGPTの活用です。

この変革に伴い、自分自身の業務や生徒の学習サポートをどのように変えていけばいいのか、その答えを求めてこの本に手を伸ばしました。

この本は、まさに教員にとっての宝箱だと感じました。

その理由は、ChatGPTを活用する上で具体的かつ実践的なプロンプトの例が豊富に記載されているからです。

それぞれのプロンプトには、QRコードが付属しており、スキャンするだけで直ちにそのプロンプトを試すことができます。

この手軽さと有用性が、この本を特に価値あるものにしています。

特に注目したいのは、教育現場での応用例です。

私がぜひ使ってみたいと思ったプロンプトとその根拠をご紹介します。

1. 授業案の提案
 生徒の主体性を引き出すタスクを毎回の授業で取り入れることで、授業の質を高める。

2. 評価のためのルーブリック作成
 3つの観点に沿ったルーブリックを作ることにより、評価の透明性と公平性を確保。

3. スピーチのお手本作成
 英語の授業で生徒にスピーチを課す際に、お手本を示すことで生徒たちが安心してスピーチの準備に取り組めるようにする。


4. 語彙リストの作成からKahoot!へ
 英語の授業の新出英単語やイディオムを、Kahoot!を使って楽しく習得できる仕組みを作ることで、生徒の学習意欲を高める。

5. 問題作成の効率化
 生徒に読ませたい英語の記事などの理解力をチェックするための問題作成やディスカッションのテーマを出すことができ、教員の準備負担を軽減。

6. 英文の添削
 生徒が作成した英文の添削を、修正箇所、修正後の英文、修正した理由などを表形式で生徒へフィードバックできることで、具体的な改善点を伝えられる。

7. アンケート結果の分析
 毎回の授業について生徒にアンケートし、その結果を瞬時に分析できることで、次の授業を迅速に改善できる。

8. Canva「一括作成」×ChatGPTでスライドを一気に作成
 ChatGPTで授業で扱う英語の文書から英単語リストを表形式で作成し、その後Canva「一括作成」に作成した英単語リストを読み込ませて、英単語学習のためのスライドを簡単に作成できる。

これらのプロンプトは、
・生徒の主体性を引き出す授業の実現、
・評価の透明性の向上、
・生徒の安心感を高める学習材料の提供、
・授業の準備や生徒の理解度チェックの効率化
に貢献します。

さらに、Canvaとの連携でスライド作成を効率化するアイデアは、視覚的な学習材料の重要性が高まる現代の教育現場において、特に魅力的です。

この本を読めば、ChatGPTの有料版を利用している方はもちろん、無料版を使っている方でも、多くの有益な情報を得ることができるでしょう。

私たち教員の業務効率化だけでなく、生徒たちの学習体験を豊かにするための手段として、ChatGPTの可能性を最大限に引き出してくれる一冊です。


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