読了記録〜殺し屋のマーケティング〜
先日、職場の同僚からいただいたこちらの本。
感想としては、むちゃくちゃ面白かったです!!
マーケティング勉強中の私ですが、とても読み応えのある1冊でした。この本は、マーケティングのビジネス書ではなく、「小説」です。
ただ、この小説である、「殺し屋のマーケティング」は、とても面白胃だけではなく、非常にマーケティングの勉強になる1冊でした。
殺し屋のマーケティングって?
本来、マーケティングとは、商品が大量かつ効率的に売れるように、市場調査・製造・輸送・保管・販売・宣伝などの全過程にわたって行う企業活動の総称。市場活動。販売戦略。(一部Wikipediaより抜粋)のことをいいます。
そのため、殺し屋がマーケティングをすることは本来対局にあるべきはずのものです。殺し屋というものは、本来、世の中に存在してはならないとされているものなので、マーケテイングの王道とも言えるような、
広告を打つこと、PRすること、営業をかけること・・・
全てできないのです。でも、その殺し屋の世界で、世界一、=TOPを目指すと決めた主人公がマーケティング思考をベースに、確固たる地位をきづいていくまでの戦い方はとても勉強になる一冊となっています。
あらすじの概要
《ストーリー》
「受注数世界一の、殺しの会社を創りたいんです」
女子大生、桐生七海は本気だった。
営業も広告もPRもできない殺しをどう売るか?
そんな無理難題を「最強のマーケティング技巧」を持つ
西城潤に弟子入りすることで解決しようとする七海。
しかし、七海が社長をつとめる表の会社
「レイニー・アンブレラ」が警備を担当するイベントにおいて、
大勢の前でクライアントを狙撃されるという事件が起こる。
絶体絶命のピンチを「今が最大のチャンス」と言いきる西城。
果たして西城の真意とは?
そして、七海が受注数最大の殺しの会社を創りたい真の目的とは?
一人一人の登場人物も魅力的なキャラの方が多く、とても引き込まれました。最近は動画ばかりで小説や本を読む機会が減っていたのですが、次が気になり、あれよあれよといううちに最後まで読み切ることができました。
この本のいいところ
読んでいく中で、殺し屋という、PRも営業もかけれない業界の中で、世界一になるためにどういう手法で戦うか?ということが小説を読んでいる中で学べます。
でもあくまでも小説であり、物語がとっても面白いです。引き込まれるとともに、死と隣り合わせにある人の強さと弱さが描かれています。
マーケティングを学んでいる人も、そうでない人も是非是非読んでいただきたい1冊です!