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2021年11月の記事一覧
【 がんでも、ぐっすり眠りたい 】
がん患者さんの3割〜5割の方は、なんらかの睡眠障害を経験していると米国国立がん研究所 (NCI) が配信している情報データベース「PDQ」で明らかになっています。
睡眠障害には主な原因として
・身体的原因……(嘔吐や発熱、疲労など、『がん』そのものによる症状)
・薬理学的原因……(治療に使うステロイド剤や中枢神経刺激薬などによる影響)
・精神的原因……(病気に対する不安や恐
【 根本を総合的に(^^) 】
すべてのがん患者さんに起こりえる、がん悪液質。
がんの種類にもよりますが、進行がんの患者さんでは40%〜80%の方に、がん悪液質が見られるというデータがあります。
がん悪液質の発症メカニズムに関しては、まだ完全には解明されていない様です。
しかし研究により解ってきたことの一つに、がん細胞から分泌される「サイトカイン」という生理活性物質が関わっているとのこと。
この「サイトカイン
【新型コロナ肺炎も重症化?がんの転移を促すタンパク質】
最近、感染者数が激減している新型コロナウイルス。
この新型コロナウイルス感染症による肺炎の重症化に関わっている物質が、がん細胞の転移にも影響している様です。
東京女子医科大の丸義朗(よしろう)学長らのチームによると、「S100A8」と呼ばれるたんぱく質が肺で作られる事によって、がんの肺転移を促すとのこと。
がんの原発巣から「エクソソーム」という物質が出ていて、これが肺に届く
【iPS細胞で新薬の研究が進んでます】
先日、投稿した内容にも出てきたiPS細胞。
志高く、がん患者さんを救いたいと願って日々研究に励んでおられる研究者の方々が新しい治療としてiPS細胞を活用しようとされている様です。
しかし、がんの根治を目指す薬は、やはり体への負担も大きくなる。
今、大阪大学では、「細胞リプログラミング」という研究を進めています。
がんを根治させるものではないですが、
「がん細胞を正常細胞
iPS細胞…活用されています!
今年の8月に東京大学医科学研究所が発表した【がん化メカニズム】に関する研究をご存知でしょうか?
難しい内容なのですが、この研究を要約すると以下の通りです。
① がんは、遺伝子配列の傷(遺伝子変異)の蓄積により発生すると考えられています。
② 生体内で細胞初期化(iPS細胞化)を誘導できる遺伝子改変マウスを使用することで、全能性(1つの細胞から個体を構成するすべ