週末旅をお勧め(番外編):四泊五日の能登半島旅行+α
週末旅よりはかなり長い期間の旅なので「番外編」にしました。ことしのお正月に能登半島を中心とした大地震がありいまだに復興もされていない状況でどうしようかと思ったのですが、早く復興してこの景色をまた見に行きたいと思いまとめてみました。
【1】今回の旅の目的
GWは少し長い旅行をすることが可能です。JALの就航している空港を全て行く目的もあり、小松空港をターゲットとして計画を建てました。能登半島は行ったことがなく、金沢の町も行ったことがないのでこの2ヶ所を2日づつ回り、最終日は金沢の西にある小松空港から帰るために福井県を少し観光する事にしました。
今回の旅で回った所はGPSでログを取得していて地図上に記録したものはこれです。
【2】能登半島旅行の計画(移動・宿)
移動:羽田⇒小松空港、小松空港⇒羽田の航空券はJALを予約する
移動:広範囲に移動するのでレンタカーを予約する
宿泊:志賀町と金沢のホテルを2泊ずつ予約する
上記の航空券+ホテル+レンタカーはJALのダイナミックパッケージで予約した。
【3】おおよそのルート
Day1:羽田空港(07:55)→JAL183→(08:55)小松空港→気多大社→雨晴海岸→ヤセの断崖→志賀町(泊)
Day2:志賀町→總持寺→間垣の里→金剛崎→志賀町(泊)
Day3:志賀町→輪島の朝市→白米千枚田→兼六園→長者町武家屋敷→金沢(泊)
Day4:金沢→茶屋街→金沢城→21世紀美術館→金沢(泊)
Day5:金沢→永平寺→越前岬→東尋坊→小松空港(17:35)→JAL168→(18:45)羽田空港
【4】能登半島+αの写真レポート
(1)羽田から小松空港へのJAL183便(39A席)でのフライト
羽田空港の出発は8時少し前ですがゴールデンウィークで混んでいるので早めに家を出てJALのラウンジで朝食を食べながらA滑走路を眺める。国際線ターミナルの向こうには富士山が見えるのに今日は雲で見えないなぁと思っていると、九州応援特別塗装の機材が通過していったので撮影。
定刻になり機内から空港内を撮影。雲が意外と低いのでもしかして離陸すれば富士山が見えるかもと期待する。
羽田空港を離陸するときの動画を撮影。
羽田空港から小松空港へは日本列島の中央を横切っていくので地上風景を色々と撮影して行くことにする。時間が前後しますがGPSで記録した飛行ルートはこんな感じでした。
離陸してまず撮影したのは成増付近の地上風景で、この辺りは小さな家がたくさんある地域ですね。
少し進むと調布飛行場と味の素スタジアムが見えてきました。
さらに進むと都立小金井公園と小金井カントリー倶楽部が見えます。
四角い区切りの中に何か並んでいるのは小金井霊園ですね。
次に見えてきたのは立川飛行場と昭和記念公園です。
そして特徴のある滑走路とゆとりのある住宅があるのは横田基地ですね。
秩父上空で富士山が見えてきてラッキーでした。
つぎに見えてきたのは雪を抱いた山々で南アルプスあたりですね。
ズームして撮影すると入笠山と富士見パノラマスキー場が見えます。
さらにすすむと駒ケ岳が見えてきました
駒ケ岳の次はたぶん乗鞍岳の山頂ですね。
そして飛騨山脈山脈が見えてくると徐々に高度が下がってきます。
最後は小牧ダムの上空あたりを飛行している時の撮影です。
小松空港に着陸するときの動画を撮影しました。
着陸後はスポットに移動して降機前に空港ターミナルを撮影。
降機してターミナルから横のスポットのANAの機材を撮影。少なくなってきた737でも小型のダッシュ700ですね。
荷物を受け取り空港を少し撮影。ダルマのようなのは石川県観光PRマスコットの「ひゃくまんさん」がありました。
横には福井県が恐竜王国と言う事で恐竜の模型がありました。近づくとセンサーでいきなり動き出します。
(2)1日目の行程
小松空港~『鉄』~気多大社~雨晴海岸~ヤセの断崖~志賀町(泊)
小松空港に到着しレンタカー会社の送迎車で営業所に向かう時に空港の入口にある銅像を撮影しました。「安宅の関 弁慶」の像がありました。これは歌舞伎演目「勧進帳」弁慶のブロンズ像です。
今回の旅の目的には『鉄』の活動もあり、その最初は北陸の伝統工芸である輪島塗や加賀友禅をイメージした観光列車の「花嫁のれん」。それの撮影できそうな場所はあらかじめ調べてあったので、その場所で待っていると金沢に向かう特急サンダーバードが来たので撮影。
遠くから赤いのが来て「花嫁のれん」だと思って張り切って撮影するが、パンタグラフが上がっているので違うのがわかり普通列車でした。
その次にやっと目的の列車が来ました。土日に運行される『特急花嫁のれん』で気動車のキハ48型で運行されています。車体は北陸の伝統工芸の輪島塗り・加賀友禅・金沢金箔をイメージしたものとなっています。
次の目的地は氣田大社。大社とは規模の大きな神社につけられるものです。この氣田大社は万葉集にも載っていたという北陸の神社で、日本の神社は神社本庁に属していますがこの神社は属していない神社です。これはその神社の入り口の鳥居です。
神門は安土桃山時代に作られた立派なもので国の重要文化財に指定されています。 この奥の拝殿も国の重要文化財にしてされていますが修復中で全体を見ることはできませんっでした。
拝殿は補修工事中でしたがお参りだけはすることが出来るようになっていました。
右の方には原生林が広がっていて「入らずの森」という事で立ち入りが厳密に制限されています。この原生林の奥に奥宮がありますが参拝できないので氣田大社の境内に遙拝所があります。
次は日本でただひとつの合法的に浜辺を走る事が出来る「なぎさドライブウェイ」です。
波打ち際を走る事が出来、何やら標識らしいのもあります。
Uターンしてみると、海に流れ込む川があり、そこも走れるようになっていますが段差があるので、それを知らせる道路標識が立っていました。
お昼になったので車を走らせていて目についた「茗荷庵」というお蕎麦屋さんで天ざるを食べる。
次は能登半島の根元で富山県の雨晴海岸です。ここは富山湾越しの北アルプスが見える場所で、海岸線の岩に木の生えている場所を入れると良い写真が撮影できました。
海岸線には車を置く場所がなく車は氷見線より陸地側の駐車場に止めたので、海岸線で撮影した後は踏切を渡って戻ります。この雨晴海岸駅は踏切から見るとバックは北アルプスですね。
この後は能登半島の西海岸をホテルに向かって南下しながらポイントで撮影を続けます。最初は赤神隧道で海岸線に真っ赤な岩の隧道がありました。真っ赤な部分は崩れるのを防止する吹き付けみたいですが左側は赤い岩で雰囲気を合わせたのでしょうね。
琴ヶ浜という標識で浜辺に出てみたら不思議な洞窟がありましたが説明もなくよくわからなかったです。
次はヤセの断崖で、小説「ゼロの焦点」の舞台にもなったところで水面から55mの高さがあると言われています。
近くには「義経の舟隠し」と言う入り江があり、頼朝から追われた義経と弁慶が海が荒れたときに船を隠して難を逃れたという言い伝えのある岩場で、大きく切れ込んだ入り江はとても珍しい風景です。
これはヤセの断崖から「義経の船隠し」の方向を撮影した写真で入り江があるとは思えないですね。
次に行ったのは大笹浪水田で河岸段丘が発達している地域で浸食された地形を利用しての棚田があり、それを見渡せるビュースポットがありました。
能登金剛の景観の一つの「機具岩」で大きな二つの岩のあいだに注連縄がかけられ伊勢の二見岩に似ているので能登二見ともいわれています。左側の岩は大きな穴も開いていて、能登半島の西側の海岸にあるので夕日が沈むときはいい写真が撮影できそうな場所です。
そして次の場所も海岸線の岩の風景で「巌門」です。能登金剛の真ん中にあり穴の空いた大きな岩の景観です。
岩の周囲は散策路になっていて、岩の切れ目にかかる橋などが下から見ることができます。
遊歩道は波打ち際まで行くことが出来、日本海も眺められます。
この後は志賀原子力発電所の横を通り志賀町のホテルに移動して1日目は終了。
(3)2日目の行程
志賀町~總持寺~間垣の里~金剛崎~志賀町(泊)
2日目の最初は能登島から。最初は須曽蝦夷穴古墳へ。この古墳は国指定の史跡に認定されている高句麗式の構造で作られた古墳です。日本海側の古墳なので大陸の影響を受けていますね。
古墳の入口です。ここから中に入ることが出来ます。
石室の途中まで入ることができます。石室は崩れかかっていたので平成元年から修復していまの形になったと説明書に書いてありました。
能登島を反時計回りに海岸線を走っていると見たことがあるような岩が見えてきました。「そわじ鼻」という岬の先に小島のような岩があり、その上だけに草が生えていて面白かったので撮影しました。
次は季節的には遅かったのですが「のと鉄道」の能登鹿島駅です。この駅は別名「能登さくら駅」と言われ桜の時期はとても美しく桜が咲き乱れる駅だそうで、階段の左側に愛称が書かれた看板がありました。
プラットホームに出てみると桜の木が沢山植わっていて桜のトンネルの中に駅があるようになるのでしょう。桜が満開のシーズンに見てみたいですね。向う側のプラットホームは線路の錆び具合から使われていないようです。
七尾湾沿いの道を走っていると見えてきたのは「ボラ待ちやぐら」です。江戸時代からの漁法で網を張った近くに櫓を立て、ボラが網の上に通った時に引き上げるため櫓の上で監視する漁で、今では使われておらず観光用に残されています。
海岸線を北上すると「能登長寿大仏」という案内があり来てみました。北陸最大級の大きさを誇る、青銅製の大仏様でこの園を建立した方が100歳の天寿を全うしたことでこう呼ばれているそうです。
少し進むと「のと鉄道」の終着駅の穴水駅です。能登線が第三セクターになってからの駅になります。昔は輪島までつながっていましたが、いまはここでおしまいです。
入場券を購入してホームに入りました。向こうにはイラストに書かれた車両が置かれていました。
ここで半島を横断して西海岸に移動です。目的地は總持寺で同じ名前の寺院が横浜の鶴見にあり石原裕次郎のお墓があることで有名ですが元々は曹洞宗の本山であり、今は鶴見が本山となりこちらは祖院となっています。
門を入った先にある、この建物は経蔵で加賀六代藩主により寄進された建物です。
山門は総ヒノキ造りの立派なものですが震災(平成19年能登半島地震)の影響により修復中で遠くからしか見られませんでした。
本堂に行くには山門が通れないので横から行きますが、その横からも修復の様子がよくわかります。
大きな石段の上には慈雲閣(観音堂)があります。 この建物は總持寺ができる前からあり、總持寺では一番古い建物で秘仏の観音菩薩が安置されています。
總持寺にお参りした後に北上していると石川県指定の名勝で2つの流れが寄り添っていて、左側は緩やかな流れの女滝で右側が急流の男滝で男女滝と呼ばれています。道路の展望台からも見えますが、下に降りてって見上げる方が迫力があります。
つぎに見たのは能登半島の北側の海に面した集落によく見られる風景です。特に上大沢間垣の里と大沢間垣の里のが有名で、この写真は上大沢のものです。
川沿いは風の通り道なので完全に覆われています。
こちらは大沢の間垣の里で海岸線に沿った道路に沿って垣根が続いています。この写真の左はそんな間垣の里の風景を楽しめる民宿になっています。
能登半島は海岸線の奇石の風景が有名ですが展望台からみる岩が象の鼻のように見えるという事で「ゾウゾウ鼻」と名付けられたようです。
今日の目的地は輪島の朝市です。
(※2024年の地震で被災したのでどうしようかとも思いましたが、被災前の写真もあるので記載しました。)
駐車場に車を置いて通りを歩いていると古そうな建物があり撮影しました。
朝市を目的に来ましたが本当の意味での「朝市」でお店は殆ど出ていなかったので、明日にまたくることにして昼食を食べる事にしました。食べたのは「まだら館」というお店で海鮮丼にしましたが、とても美味しかったです。
輪島は明日にしたので能登半島の先端に向かいます。その途中に白米千枚田があり立ち寄りますが写真の良いのがありませんでした。翌日にも来ているので写真は明日の記録で。さらに進むと「塩の駅輪島塩」があり、五百年前から奥能登で塩造りに用いられてきたという塩田で、今でも観光用に昔の方法で塩を作り隣の売店で販売されています。
道の駅からすぐの所には上時国家があります。時国家(ときくに家)は奥能登にあり本家と分家があり、本家は上時国家と呼ばれています。この入口の先に建物があります。
入った先には江戸後期の巨大な民家で、入母屋茅葺の大きな屋根の建物で玄関の河原屋根が名家というのがわかります。
上があれば下もあるという事で近くには分家にあたる時国家で、2軒の間は歩いていける距離です。分家は単純に時国家と呼ばれることも下時国家と呼ばれる場合もあります。
海岸線を走っていると窓岩という案内があったので車を止めて撮影しました。あそこに見えるのが窓岩らしいです。よく見ると尖った岩の下には小さな穴が窓の様に開いています。
輪島市と珠洲市の境界辺りには能登では珍しい山から海へ直接注ぎ込む垂水の滝がありました。落差は35mだそうです。
海岸線を走っていて川を渡る所でカラフルな色が見えたので少し先で車を止めて戻って撮影しました。もうすぐ子どもの日なので鯉のぼりが飾られていました。
能登半島の先端の金剛崎まで来ました。この岬で有名なのはランプの宿で電気はなく夜はランプの灯りと言うのが売りの宿で金剛崎から見下ろすと建物が見えます。
岬の下には青の洞門というのがあり下に降りて青の洞窟に向かいます。
青の洞窟は観光的で洞窟の中を青い照明で照らしていて本当の青くなった時がよくわからないような感じでした。有料でお金を払って見るような所ではなかったです。
能登半島の先端に近い珠洲市にこの見附島があります。その見かけより「軍艦島」とも呼ばれています。この石の道で近くまでいけるみたいです。島と言っても大きな岩でその上の木が生えているような感じで、どことなく顔にも見える気がします。横浜にあるザンギリにも似ている気がします。
(※2024年の地震で崩れ形が変わってしまったの残念です)
この日の観光は終わりにしてホテルに戻ります。ホテルはゴルフ場に隣接しているホテルで客室の窓からはゴルフ場が見えました。
(4)3日目の行程
志賀町~輪島の朝市~白米千枚田~兼六園~長町武家屋敷~金沢(泊)
三日目は昨日行った時には終わっていた輪島の朝市に最初に向かいます。今日は朝の8時過ぎなので朝市のお店もたくさんあります。
こちらは「漁師の店」とあり、魚がたくさん売られています。
昔からの朝市のような小規模のお店もあります。
こちらは野菜や山菜を中心にしたお店でした。
そして昨日も行ったがうまい写真が撮影できなかった白米千枚でもう一度撮影です。日本海に面した段々畑で実際には1004枚の田圃があります。
段々の上の方は少し面積の大きな田圃になっています。
次は九十九湾に来ました。能登半島の東側にあるリアス式海岸で細かい入り江がたくさんあるという事で九十九湾という名前がつきました。
海岸の散歩道はこのような飛び石の部分もあり左右の海はそこそこの深さがあるので落ちないように歩く時はスリルを感じます。この日は海が静かだったので良かったですが荒れていると波で歩けないでしょう。
海岸線と海の上の遊歩道を歩くだけでも楽しめますが船で海からみる遊覧船もあるそうです。
近くには「ボラ待ち櫓」がありました。
お昼の時間になったのでお店がありそうな穴水駅に来ました。駅近くの「幸寿し」というお店で海鮮丼を注文し、あら汁もついていて刺身は丼からはみ出しているほどの大盛で大満足でした。
昼食後は能登線の廃線跡を見に行きます。能登線が第三セクターの「のと鉄道」になり穴水から輪島までが廃線となり穴水駅が終着駅となりました。穴水駅のすぐ先は引き込み線となり線路はまだあります。
さらに先の山王川に架かる鉄橋の部分は撤去されていて橋台のみが残されていました。
能登半島で計画していた場所はほぼ回ったので今日の宿泊地の金沢市に移動します。その途中にある能登中島駅に立ち寄りました。
この駅には昔の郵便車が展示されています。
中に入る事も出来るようで入って撮影したのがこの写真で郵便局で見るような仕分けの棚がありました。
少し走って能登里山海道などを使って一気に金沢市内に移動します。ホテルの駐車場に車を起き荷物を預けてから少しだけ市内を散策です。明日は一日金沢市内で過ごすので少しだけ見て回る事にしますが、市内の乗り放題のバスチケットを購入し兼六園に来ました。兼六園は日本三名園の一つで江戸時代の大名庭園を公園にしました。日本三名園とはこの「金沢兼六園」と「岡山の後楽園」と「水戸の偕楽園」です。ここは一番大きな面積を締めていると思われる霞ヶ池は流れがなく鏡のような水面が周りの木々を移してとてもいい雰囲気を醸し出しています。
霞ヶ池のほとりにある灯篭で徽軫灯籠(こじとうろう)で足が二股に分かれているのが特徴です。「ことじ」は琴の糸を支える部分の形に似ていることから名付けられたようで、今までに何回か倒され復元されたもので最初のは別に保管されているそうです。
これは重要文化財に指定されている建物で、加賀前田家に縁のある美術工芸品などが保存管理されています。
次は長町武家屋敷に来ました。加賀藩の中級武士だけが住むことを許されたエリアで今もその面影が残っています。
この写真のように今も流れる堀がありその横の塀は昔のままのようです。
街並みを保存するように電線は地中化されているようです。武家屋敷のエリアで一番良かった場所で、左の木造の大きな家と右側の太く大きな松が昔の雰囲気を感じられるポイントです。
夕方になったので金沢駅に戻って来ました。金沢駅と言えば北陸新幹線開業に合わせて駅の整備が進んだ時に作られた鼓門です。この写真は駅の外側から撮影したものです。
3日目の夕食は金沢という都会でたくさんの美味しいものがあるのですが、お昼に海鮮丼を食べたのでシンプルにラーメンにしました。
ホテルに戻り部屋から外を見るとちょうど「花嫁のれん」の車両が走っていました。
(5)4日目の行程
金沢~茶屋街~金沢城~21世紀美術館~金沢(泊)
今日は一日金沢市内で過ごす日です。ただ天気が悪く朝は雨が降っていたのと昨日に少し回ったので遅めの出発です。金沢市内の移動には「金沢市内1日乗車券」が便利で市内の一定範囲のバスが乗り放題になります。そのチケットを買いにまずは金沢駅によります。
金沢駅前から金沢周遊バスに乗り橋場町で降り「ひがし茶屋街」に来ました。いちばんお店などが多く賑わっている茶屋街ですが雨上がりでしたので人出が少ないようです。
建物は古く国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
ひがし茶屋街の近くの浅野川の近くには主計町茶屋街があります。江戸時代の茶屋の雰囲気がいちばん残っている理由は金沢の茶屋街のなかで今も茶屋が残るという主計町(かずえまち)の茶屋街で、左は浅野川です。
周遊バスに乗り「にし茶屋街」に来ました。雨が残り人が写らないしっとりした写真が撮影できました。
江戸時代の茶屋街がそのまま観光客向けのお店になっているところが多いですが10時過ぎですがまだ開いていません。
雨が降り続いていたので周遊バスで近江町市場に来ました。金沢の旅番組では金沢の台所と必ず紹介される市場ですが、普通の市場というよりアーケード街という雰囲気で傘を刺さなくても歩けるのでぴったりです。
食べ歩きも出来るように串にさした海鮮が並んでいます。
お土産を買ったりしながらブラブラと市場を歩き、お昼になると込みそうなので早めのお昼にします。食べたのは「大名丼」と言う3218円の豪華な海鮮丼で、16もの海鮮がのっています。
食事を終えた後はいったん金沢駅に戻ってきました。まずは金沢駅の鼓門を昨日とは違う内側から撮影。
駅構内のお土産屋さんを回りある程度購入した後は駅近くのホテルにいったん戻り買ったお土産をおいてから再び出かけます。
午後になり雨もあがったようなので金沢城に行くことにする。周遊バスで兼六園の所で降りて石川橋を渡り石川門を目指す。金沢城は加賀藩の居城だった所を公園にしていて堀などが残り公開されています。
石川門を入り進んでいくと河北門があります。河北門は河北坂を上がったところに位置する「三の丸の正面」であり、金沢城の実質的な正門です。
高さ11.7mの石垣の上に建築された菱櫓とお堀を撮影しました。
前の戦争の時に金沢城には陸軍がいました。この建物は第六旅団司令部として明治31年に建築された建物で、今は公園管理事務所として使われていて内部は公開されていません。
金沢城には色々な石垣があり石垣の展示場のようです。ここの石垣は色紙短冊積石垣と呼ばれ色紙(正方形)や短冊(長方形)の石を積み上げたもので、見て楽しむ事も考えた石垣です。
離れた所から全体を見渡せる場所があり、手前にはつつじが咲いていて真っ白な瓦との対比が綺麗です。
金沢城と道路を挟んだ所は兼六園で前日も来たのですがまた来てみました。この写真は瓢池にある滝で、滝の水は霞ヶ池から流れて来ます。
兼六園で一番大きい霞が池の写真です。北側からの撮影です。
天気が良くなって来たので昨日も来ましたが「ひがし茶屋街」に来ました。これは茶屋街の中の建物で、「ひがし」の文字があり入口は一段と奥まった所にあるようですね。
和服の貸し出し(着付け)のお店も多くあるようで、和服で散策している方がいらっしゃって雰囲気が良かったです。昨日は雨模様でしたが今日の午後は雨の心配も無かったので多く見かけました。
次は金沢21世紀美術館に来ました。この美術館は無料ゾーンと有料ゾーンがあり無料でも楽しめる美術館です。この作品はTVなどでも良く紹介される展示で色の違うアクリルのパネルがあり、その中に入ることが出来ます。中から見ると色の違うアクリルが重なると違った色になるので面白いです。
これも良く紹介されるものでプールの底に人が見えるもので、上からみるのは無料ゾーンで地下に入り下から見る場合は有料ゾーンになります。
これも変わった展示物です。重なった球体に映り込む風景が面白い感じですね。
金沢21世紀美術館を見た後にぶらぶら歩いていると歴史がありそうな建物だったので撮影しました。近くで確認すると金沢中警察署でした。
ホテルに戻り駅近くで夕食です。今日の夕食は金沢のB級グルメというポスターがあり、夕食はこのハントンライスにしました。
明日はホテルをチェックアウトして福井を観光してから帰ります。
(6)5日目の行程
金沢~永平寺~越前岬~東尋坊~小松空港~羽田空港
最終日は金沢のホテルをチェックアウトして福井の観光に向かいます。
最初の目的地は永平寺です。禅寺の総本山である永平寺は福井の山の中にあります。歴史がある禅寺で両側の樹木も年数がたった立派なものです。
この建物は僧堂と呼ばれ修行を行うお堂で坐禅・食事・就寝を行っています。
傘松閣という建物は中も拝観でき天井もとても綺麗なものでした。建物は再建したものですが天井は建築当時の天井絵を修復し、はめこんでいます。
一文字廊下を撮影したもので抜け感がいい感じです。
仏殿と法堂は高さの違う場所にあり、間をつなぐ廊下は斜面を登る階段になっています。
廊下は斜面になっていて木製の窓もそれに合わせて作られています。
この日は夕方に小松空港に到着すればよい日程で計画では永平寺と東尋坊を予定していましたが、時間がありそうなので越前岬から海岸線を行くことにしました。最初は恵比須岩で道路に案内があったので寄って撮影してみました。別名で夫婦岩という名前がついていました。
次は越前岬です。断崖が海まで突き出た交通の難所です。越前岬を上から眺められる展望台からの写真です。
上からだと難所というのが良くわからなかったので海岸線近くで撮影してみました。断崖が海まで出てすっぱりと切れている地形で昔は交通の難所だったことがうかがえます。
越前岬から北に少し行った所にある呼鳥門で海に突き出た岩場が浸食でトンネル状になっているところで、崩落の危険があるのか入れなくなっています。
呼鳥門の近くにある神社で愛染明王洞 水仙廼社と書かれていました。鳥居の奥に洞窟があり、その洞窟の中にお宮が祀られています。
お昼の時間となり食べられる所を探していて、良さそうな所があり車を止めました。止めてから気が付いたのですが道路の反対側には滝があり、足見滝という名前が書かれています。高さ18m・幅10mの滝で江戸時代は「垂見滝」と呼ばれているそうです。
5日目の昼食は海鮮丼を食べました。昨日のお昼と比べるとシンプルですが価格も1/3くらいでリーズナブルで美味しかったです。
東尋坊の手前に弁慶の洗濯岩という案内があり来てみました。鬼の洗濯板とかは良くありますが「弁慶の」は珍しいですね。海岸線の岩が浸食により洗濯板上になっている珍しい地形です。
すぐ近くには鉾島というのがあり、この後に行った東尋坊と同じような柱状節理の岩がある海岸で、東尋坊と違って海岸線にありこの一帯の柱状節理を歩くことが出来ます。
東尋坊の近くまでは「えちぜん鉄道」が走っていて終点の三國港駅からバスで行けます。車でも三國港駅の横を通りので立ち寄ってみました。ちょうど車両が出発するところだったので撮影しました。古い感じのトンネルを抜けていく風情のある風景でした。
駅舎は古い木造で駅名も旧字を使用していますのでこのページでも旧字にしています。
東尋坊の駐車場に車を置いて歩いて海岸線に来ました。柱状節理の岩が並ぶ風景です。
上の方から全体を撮影した写真ですが左側にも同じような景色が広がっています。
岩と岩の切れ目もすとんと落ち込んでいます。安全な手すりとかはないので各自の自己責任で対応が必要です。
最終日の観光スポットは全て回ったので小松空港に移動しますが道中にあるスポットには立ち寄っていきます。ここは雄島で赤い橋を渡った先が島で大湊神社があります。
加賀温泉駅の近くにあったのはる加賀大観音で、仏教関連のテーマパークや天然温泉付きの宿泊施設や遊園地までをふくめた一大複合施設のシンボルの観音様です。
旅行を終えて小松空港に戻って来ました。空港ターミナルビルを撮影しました。
荷物を機内預けにするので手続きをした後に展望デッキに出ました。遠くには北アルプスが見え空港の向こうには自衛隊の設備が見えます。
搭乗待合室の搭乗口の写真です。少し長い旅だったので疲れないように最終便のJAL192ではなく、ひとつ前のJAL190便で帰ります。
定刻になり機内に入り着席した所で撮影した写真です。隣にはANAの787がスポットインして来ました。
離陸してからターンをして上昇した所で白山のあたりの山々が見えてきました。
小松空港を離陸するときの動画を撮影しました。☆
羽田に近づくと陽が落ちてきて夕焼けのオレンジ色になってきました。そのオレンジの空で富士山がシルエットになっていました。
羽田空港に着陸する動画を撮影しました。
【5】まとめ
・能登半島は調査不足で同じ道を何回も走る事になってしまった。
・金沢市内は1日半の予定としたが、1日で充分に回れる。
・金沢市内はバスの乗り放題を使うとほとんどの場所が回れる。
・全国で唯一の砂浜を走れる「なぎさドライブウェイ」は楽しい
・この旅行の時も「平成19年能登半島地震」の復旧中であり、2024年も大きな震災があり早期の復旧を願っています。