
そば米汁
出身地、徳島の郷土料理、そば米汁(そば米雑炊)。そば米とは、蕎麦の実をそのまま塩ゆでし、殻を剥き乾燥させたもの。それを野菜や肉と共にだしで煮込み雑炊にしたのがそば米汁。蕎麦を粉にせず、そのまま食べる文化は珍しいそう。農林水産省のHPにそば米汁のレシピが紹介されており、「にし阿波地域の雑穀食」魅力発掘・発信事業として文化庁の採択を受け食文化の発信がされたことも。出典は以下URLより。
徳島の小中学校の給食で、かならず献立にあがる、みんな大好きそば米汁。優しい味わいの干し椎茸といりこの出汁、鶏肉、にんじん、こんにゃく、ちくわ、戻した椎茸、そしてそば米が合わされば、ほっこり懐かしい一品の出来上がり。私にとってソウルフード。
各家庭によって、煮込む具材も違っていて、じゃがいも、大根、板付き(かまぼこ)が入ったり。出汁の加減も微妙に違う。それでも美味しいの。
しかし、富山のスーパーはどこを探しても無い。そば粉はあっても、そば米は無い。蕎麦の実はあるけど、そば米じゃない。たまに届く、実家からの定期便にそば米を忍ばせてくれる。それを少しづつ、大事に食べる。ありがたや。
そば米を発見しましたら、是非つくってみて欲しいと思う。