小説を書くという不思議な体験
どうもジヤと申します。
はじめて小説をコツコツと書き始めてちょうど2か月になります。
いつの間に構成したプロットの半分に到達して、5万字を超えました。
まぁ、没にしまくったのでもっと書いていると思います。
ほめてください。
えっへん。
小説を書くという体験を通して気が付いたことがあります。
スマホのゲームの回数が減りました!
たのしくて、ゲームを起動することがほとんどなくなり、YouTubeの視聴時間もかなり減りました。
その代わりに、アイデアを手に入れるために本を読む時間が増えましたね。
なんだか広告みたいな話ですが、本当ですよ。
言いたいのはそこじゃないですけどね。
というわけで、小説を書くメリットというのを書いていきます。
小説を書くという不思議な体験
文学の読み方の一つに、作者と作品を切り離して読むというのがあります。
ロシアフォルマリズムから発展した考えです。
作者から生み出されているものだから、文学というのは作者のモノというのがありますが、そんなことはないかもしれないですね。
小説を書いていると、自然と筆が進んでいる、キャラクターが動き出すという不思議な経験を何度もしました。
気が付けば、これ私が描いたの?
うそぉ!?
と思うことがよくあります。
レポートを書いているときや記事を書いているときには起こったことはありません。
なぜこんなことが起きるのかと考えた時に思ったのは、キャラクター目線になって考えているからですね。
自分が設定したキャラクターで、場所を設定して、時間を設定して、誰と話しているか、そのキャラクターはどう考えるのかというのを書きます。
これは不思議なことですが、だんだんとそのキャラクターが考えていることが私の中に入ってきて、実際にその人になる体験をします。
そうすると、自分自身がまるで別人になったように考えるようになっていくんですね。
これは不思議なことです。
そうすると日常にもそれが浸透することがありました。
今、私は主人公とかなり長い時間を過ごしているのですが、その人の考えが入ってくることがあるんですね。
乗っ取られたわけじゃないですよ。
私は結構内向的で自分を出さないタイプだと思ってます。
主人公は結構逆のタイプですね。
アグレッシブです。
慎重な面もありますが、とりあえず行動して考えてみようとするきらいがあります。
その主人公に支えられているのか、結構私は会議とかで発言するようになりました。
これってすごいことなんじゃないか?と思っています。
小説を書くことで自分とは違う人と一緒に長い間過ごす経験を今していて、その人にすごくいい影響を受けています。
小説ってすごい
当たり前に読んでいる小説ですが当たり前ではないですね。
キャラクターの設定、世界観の設定、物語の構成、そして文章へ
これだけでも大変でした。
小説を書くまでに、ものすごい時間がかかりました。
文章を書き始めてみたら、なんとも稚拙な文章だと思いました。
私たちは、当たり前のように作品を批判しますが、そこにものすごい労力がかかっているのを忘れていますね。
見る目が変わります。
そこで、最近昔面白くないと思った小説を読みなおしましたが、ものすごいですね。
尊敬をもって読んでみると、どれだけ細部にこだわりを持っているのか見えてくるものです。
小説を書いてみると、その作品を違った視点で見ることができるものです。
観察力を養う
セレンディピティという言葉があります。
何か小説のネタにならないだろうか、という視点で物事を観察してみると、アイデアが生まれるという発見をしました。
私のうちは海に非常に近いのです。
よく犬の散歩に行くときに、海を眺めながらぼーっと歩くのですが、小説のネタにならないか考えていると、
ふと、大学生ぐらいの女の子が砂浜を私と同じようにぼーっと歩いています。
普段は気にもしませんが、彼女はどうして一人で歩いているのだろうというのが気になります。
海岸には若者二人で写真を撮っている絵がたくさんありますが、その子一人で歩いているから、表情は普通でもなんだか孤独に見えるんですね。
他にも、深夜帯に家に帰る時に、松屋がありました。
その中に、若い女の子が一人牛丼をかきこんでいました。
なんだか、哀愁がありました。
小説を書いていないと、こんな風に見ないですね。
孤独というのは小説の一つのテーマですが、書き方というのは非常に難しい。
どうしたら孤独を表せるのか、
海岸を一人で歩かせる、真夜中に牛丼をかきこむ女の子。
日常を見る目が変わります。
小説を一緒に書きませんか?
長く話してても仕方ないので、ここぐらいにしておきます。
小説というのはやはり難しいですが、誰にでもできる最高の趣味だなと思います。
私は、小説を書き始めたばかりなので偉そうなことは言えませんが、小説を書くのは純粋にいいことだなぁと思います。
物語を新たな目線で眺めることもできますし、何より、書いていると自分の頭の中がすっきりすることもあります。
小説とは他者へのメッセージでそれを、物語を通して伝える場所です。
それを作り出すという作業は自分を大きく変えてくれます。
自分の想像力の広がりを感じ、心が弾んでいきます。
最近それが分かって感動したわけです。
感動したら伝えたいですね。
小説を一緒に書いてみませんか?