頭の中にアクアリウムを作ってみた
最近鈴木祐の『無』を読みました(登場2回目)
印象に残ったもので、頭の中に、安心できる空間を創造するというのがありました。
わたしは基本家にいる時は落ち着いていられるのですが、対人恐怖症を経験したこともあり、外にいるとソワソワしたり、不安になることがよくあります。
なんだか、安全地帯である家から離れると、不安になってしまうんですね。
そんな時に役立つ、架空の安全地帯。
なにか怒られた時とか、嫌なことがあった時のために、目をつぶると現れて、安心させてくれる、想像上の空間を作ろうというのが書かれていました。
例えば、小鳥が住まう綺麗な森、月が水面に反射して幻想的な湖、またはふわふわなぬいぐるみに囲まれた可愛い部屋、なんでもいいですが、自分が落ち着ける空間というのを頭の中で想像して、そこに逃げ込むことでストレスを軽減するという話です。
これめっちゃよくない?
外でも不安になった時に、直ぐに逃げ込める安全地帯を自分の想像で作ってしまうんですね。
わたしはその項目を読んで、本をすぐに閉じて創造を始めました。
アクアリウムを作りたい
私は都会とかは苦手で、自然が好きです。
静かで、落ち着ける場所というのが基本的に好きです。さらに、狭くて、ちょっと暗いところが落ち着く。
家に帰ったら、部屋をオレンジ色の薄暗い光で包んで、特別な椅子に座って、小説を読みます。そうすると、疲れも癒されぐっすり眠れます。
そうゆう性質もあって、私は憧れがいくつかあります。そのひとつは、アクアリウムを作ることです。
子供の頃お金持ちの家に行った時に、大きなアクアリウムがあったんですね。そこにはものすごく派手なグッピーが幻想的な世界を自由に泳いでいて、それがすごく綺麗だなと思ったんです。
今でも感想は変わらないようで、たまにYouTubeとかでアクアリウムを作ってる様子など見たりします。
しかし、私にとってアクアリウムはハードルが高いようです。いつかは作りたいなと思うのですが、苦労が多いのは分かってます。今の自分には時間とか、管理の問題を解決できそうにありません。
でも、頭の中に作るならタダですね笑
作ってみようとなったわけです。
頭の中にアクアリウムを作ってみた
普通ならものすごく時間をかけて作ったり、作ってもらったりします。コンテストもあるぐらいです。コンテストの作品を見てみてください。モノ凄いですよ。
しかし、想像なら簡単ですね。というか、想像だったらなんでも出来ます。
北鎌倉の明月院をご存知ですか?
私は1度だけ夏に行きました。
受付を抜ける前から一面の緑、そこを抜けるとトトロの森のような場所が。さらに進むと紫陽花で囲まれる。さらに進むと、上記の画像を見れる建物があります。
これをテーマにしました。
画像の円形の中にアクアリウムを作ろうと思ったわけです。わたしはその建物の中にいて、ゆったり座っています。そして、その円の奥では熱帯魚が泳いでいたらと想像しました。
春夏秋冬、自分の想像で切りかえることも出来ます。熱帯魚じゃなくてもいいですね、秋なら赤い金魚を泳がせてみる。夏には、ネオンテトラとか赤いしっぽのグッピーなど。
時間を夜にしてみてもいいですね。月に照らされた、景色を眺めてみる。
そこで本を読んで、ゆったりするのを想像してみました。
自分なりに考えてみましたが、その空間にいるのはかなり落ち着くかもしれない。
こうして、自分の頭の中に、アクアリウムを作りました。
架空の安全地帯を創造してみませんか?
わたしは私なりに自分が落ち着けるような場所はどこか考えて、想像してみました。
最初に思いついたのはいつか行った明月院でした。そこに幻想を足してみたわけです。
私の場合はアクアリウムが魅力的に思えたわけですが、キャンプの焚き火が好きな人もいそうです。
自分の部屋でもいいですね。そこになにか足してみて理想を作ってみる。
効果を実感したのは、嫌な目に会った時です。
目をつぶって自分が作った安全地帯に逃げ込みました。
ストレスはどこかへいき、幻想的世界へ浸ることが出来て安心しました。作ってみて良かったなと実感しました。今では、不安になるとそこに逃げ込みます。
最後に
昔書いていたのですが、わたしは敏感な人というやつです。外に行くだけで疲れてしまったりする。
しかし、安全地帯にいつでも逃げこめると、わかっていれば外にいても安心できます。
自分の想像で安心できる場所を作るのはとてもオススメです。
よければ試しにやってみてください。
コメントでどんな場所を創造したか、共有してくれると嬉しいです。見てみたいです。お待ちしております。