新作 World 55 『こころの絵 by Tathina』
持ち運べるアート/ Acrylic Art Series 新作の
受注制作販売スタート致しました。
今回の持ち運べるアートに使用した絵は、
映画アバター : Way of waterを想いながら描き始め、
昨年12月11日に開催された Ryuichi Sakamoto Playing the Piano 2022の生配信コンサートに行き/聴き/ 参加し、
その後教えてもらったZERO LANDMINEをエンドレスでリピートして聴きながら描ききった作品です。
今回は、制作メーカーさんのプリンター、素材、制作クオリティーが信頼出来るからこそ大胆に空白をデザインに取り入れてみました。
色鮮やかで豊かで美しい資源とユニークな個性の生き物達が共存して1つの惑星に生きている。
そんな光景が伝わったら幸いです。
先月、父が脳内出血と全身痙攣を起こし緊急入院しました。
元々手術の予定があり、事前検査の結果を一緒に聞きに病院へ行く日でした。
幸いにも痙攣が起きて意識不明になった時に病院にいた為、そのまま緊急救命センターに運ばれ、脳内出血も小さかった事もあり、麻痺も残らずに徐々に回復してきて、1回目の手術が来週出来るところまで辿りつきました。
目の前で人の体が硬直して意識不明になるって怖いです。
通路に人気のない夕方の画像検査病棟で思いっきり叫び助けを呼びました。
意識が戻った父が、私の妹が亡くなった時の事を思い出したと言い家族でハッとしました。
もしかしたら妹が助けてくれたのかもしれないね、と。
妹は2004年年末に突然全身痙攣を起こし倒れ、そのまま植物状態になり9日後に逝ってしまいました。
その時、父は妹の身体を支えていて、母は救急車を呼びバタバタ走り回り、抗がん剤治療中で一時退院したばかりの私は何が目の前で起きているのかわからずにただ立っていました。
父が倒れた日はびっくりするくらい冷静に対処していたけど、夜自分の部屋で一人怖くて涙が止まりませんでした。
自分の父親、ルーツ、が揺さぶられる等、という理由もあるけれど、妹の時の状況がフラッシュバックしてるんだと思いました。
あれから19年も経っていて、それから瞑想やたくさんのセラピーグループ、セッションを受けてきたのに、という思いと共に、妹の時と今回の父の時とでは自分はどんな違う行動が出来たか、という事を思い返してみました。
妹が亡くなった時以来の絶叫をまた病院内でし、今回は私は人の助けを呼ぶ事が出来た。
母や病院のスタッフの人たちと連携して対処した。
父の意識が戻った。
止まらなかった涙が止まりました。
似たような事が起きた時に、意識的に記憶を更新出来るような行動をとれたら良いとは思うけど、思い返してみて、前回と違う行動を少しでもとったところを肯定的に捉える事が、自分にとって自信に繋がり今この場に立てる助けになると感じました。
漏れ無くなりかけた自分自身の生命エネルギーが再び湧き出てくる感じ。
地域、ご近所さんと、密に関わらなかったとしても、日々の挨拶一言で変わる空気や、住みやすさ、生きやすさが作れるのではないかな?
これはこの絵を描いている時に浮かんできた思いです。
声をかけあったり手を差し伸べる普通
一人で全部背負わなくても出来ることを分担して連携する
それぞれの生活が出来る普通
やさしい世界を
World 55
よかったらお手に取ってやさしく世界を眺めてみてください。
このシリーズは本当に実物の鮮やかな色を写真で伝えるのが難しいっっっっっ!!!!!