年々衰えはするが、僕は割りと耳がいい方だと思う。
というのも、少年時代、ギターで好きな曲をコピーするのに、バンドスコアが出てないようなあまり売れていない洋楽ハードロックバンドばかりを練習していたからだ。
今のようにネットも普及していないので、頼りは書籍しかない時代。当然、書籍がないものは耳が頼りになる。
そうやって難しいロックバンドの曲を耳コピしていくうちに耳が鍛えられた。
かの有名なSMOKE ON THE WATER 。
周りの人が弾いているのを聞いてずっと違和感を覚えていた。
「もっと2本の弦をはじくような、もっと同時に鳴ってるくね?」
ピッキングするとわずかだが複数の弦を弾いた時に時差が出るが、この曲はほぼ同時に鳴っているように僕には聞こえた。
「もしかして、こうじゃね?」
ピックではなく、指で弾いてみる。
「お、近い!」
それから10年くらい経った後、リッチー・ブラックモアのインタビュー記事に出会う。
「あれは指で弾いているんだよ」
「やっぱり!」
ボイストレーニングでも、しっかりデモを聞く、真似をする、その声がデモに近いかしっかり聞く、違うのであれば何が違うのか、口の開け方、息の強さ、量、などなど工夫する。
そもそもデモが正しいことが前提。
聞かせられるトレーナーさん選びを。
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