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転機たち

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不登校やキャリアなど、これまで立ちはだかってきたいくつもの転機から、何が学べるか。
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2021年7月の記事一覧

今度は私の番

今年社会人になった妹が、苦しんでいます。 入社して間もないのに、いろんな仕事を任されてプレッシャーに押しつぶされそうになっています。 「最近は無気力」とも言っていて、 休職前の私に近い状態ではないかと非常に危惧しています。 また、私の彼女も最近激務が続いています。 繁忙期が一気に来た感じらしく、 朝早くから夜遅くまで働いているようです。 この二人は、私が抑うつ状態で苦しんでいるときに支えてくれました。 妹は、私を励まそうと色々と気を揉んでくれましたし、 彼女は毎晩電話をか

心の火種

最近、紙面やテレビはコロナやオリンピックに染め上げられていますね。 それはそれで良いのですが、自分が気になるニュースがその分隅に追いやられている。 だから、スマホを介しての情報収集の時間がとても増えています。 昨年9月に休職してから早くも307日が経つらしく、 少々驚いています。 この307日間の内、おそらく200日くらいは周囲の情報をシャットダウンして生きてきました。 「もう何も知りたくない。」 そんな気持ちでした。 なぜなら、このネット社会、調べなくても色々な情報に触

頭をつかうのだ。

仕事で頭を使うことが増えてきました。 じゃあこれまでなんやったんや、と言われそうですが。 広報部に異動した当初から今までは、 負担の少ない定型業務(型が決まっている業務)を通じて 広報を勉強してきました。 しかし、部署のミッションとして、 単なる広報ではなく立体的なブランド戦略が軸になりました。 弊社のブランディング、レピュテーション管理、ブランドコミュニケーションなど 難しい言葉で言えばきりがないですが、 要は世間から弊社がどのように見られているのかを把握して改善してい

自分だけで決めた人生なんてあまり面白くない

私が尊敬する人の一人、映画プロデューサーの川村元気氏。 「君の名は。」「天気の子」「電車男」「モテキ」など 数々のヒット作を世に送り出すヒットメーカーです。 そんな川村さんの対談記事が興味深かった。 コロナ禍で不要不急と言われたエンタメへの取り組み方や哲学などを語っています。 気になったのは、以下の言葉です。 「自分がやりたいこと」を問われる時代だと思いますが、 それだけのものって、大して面白くない気もしています。 深掘りしてみると、意外とそこまで「自分がやりたいこと」が

け、結婚

先日、友人が結婚しました。 彼女がインスタグラムでフォトウェディングの写真が挙がっているのを確認しました。 なんとおめでたいことか。 両家顔合わせとか、和洋それぞれの結婚写真撮影とか、 イマドキSNSで報告する時代なのですね。(時代遅れ) コロナということもあるのでしょう。 私の友人としては初めて結婚する人たちになります。 いやあ、おめでとう。 いずれコロナが収まったら、お祝いしないといけません。 さて、私の歳になるとちらほらと結婚の話も出てきています。 中には子供を授か

白は白、黒は黒

あまり大きな声では言えないですが、 先日弊社に、とある問題が発生しました。 会社の信頼に関わる事案で、 早急な対応が求められる類のものです。 しかし、会社として対応はしているものの、 情報公開の面では進捗が見えない。 広報部に異動したてで、右も左も分からない素人の私から見ても、 言ってしまえば信義にもとるのではないかと思いました。 一応上場している企業なので、 そこらへんはしっかり対応すべきでないかと... そこで、めっちゃ勇気を出して、 部の上司でもある役員にこっそりと

船が港を離れるのを、何度も見送ってきた。

昨日を以て退職された先輩がいます。 部署は被ったことはないのですが、 そして年齢も40代と離れているんですが、 彼女とのことや仕事の相談などで、 ことあるごとによくしてくれていました。 今の会社に勤めて20数年。 そんな彼が新天地を求めて退職しました。 業界一筋だったからか、もう次のところは決まっているとのこと。 弊社では、こうしたベテラン勢が最近続々と辞めていっています。 特に、私のいた営業部は人の出入りが圧倒的に多く、 とても大変な部署でした。 どこの会社でも見られる