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自分だけで決めた人生なんてあまり面白くない
私が尊敬する人の一人、映画プロデューサーの川村元気氏。
「君の名は。」「天気の子」「電車男」「モテキ」など
数々のヒット作を世に送り出すヒットメーカーです。
そんな川村さんの対談記事が興味深かった。
コロナ禍で不要不急と言われたエンタメへの取り組み方や哲学などを語っています。
気になったのは、以下の言葉です。
「自分がやりたいこと」を問われる時代だと思いますが、
それだけのものって、大して面白くない気もしています。
深掘りしてみると、意外とそこまで「自分がやりたいこと」が多くないことがわかる。
だから、「頼まれたことをやってみる」のも良いことだと思うんですよ。
自分らしさや自分の好きなことって、
意外と自分ではよくわかっていないものなんですよね。
先輩にムチャ振りされてはじめて
「あ、意外とこれ得意だ」とか「好きだったんだ」とわかったりもする。
その通りだなと。
自分らしさや自分の好きなことって、
本当に自分ではよくわからない。
ふとした「これやってみない?」みたいなきっかけで、
得意なことに気づけたりする。
”自分を知る”ということは簡単なようで難しいです。
だからこそ、「頼まれたことをやってみる」が大事になってくる。
自分の型にはまったものだけでなく、
外からやってくる未知のものに挑戦することで、
自分の可能性に気が付けたり、道が開けたりする。
まさに「すべてはつながっている」という考え方だと思います。
私の話になりますが、本日人事部に呼ばれて、
これまで人事本部付で様子見だったところ、
正式に広報部に異動することになりました。
別にやりたいと思っていなかった仕事なのですが、
体験入部みたいな形で仕事をさせてもらううちに、
楽しさというかダイナミズムというか、
そんなことを感じるようになってきていました。
今度のことも、少しさかのぼって休職のことも、
さらにさかのぼって新卒で営業部に配属されたことも、
あとから見れば全部つながっているのかもしれない。
そのきっかけは、必ずしも自分の「やりたい」だけではない。
人生ってつくづく難しい、でも面白いな、と思います。
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