ファンタスティックビーストと黒い魔法使いの誕生
柳さんと見た!
愛する人をうしなう回
そしてアルバス・ダンブルドア、てめぇ……!の回
初っ端からグリンデルバルドが登場。
前回とは違い髪を下ろしていたので最初はグリンデルバルドだと気付かなかった。
淡い髪色と血の色をした瞳、光に透ける輝く色のまつ毛を持っていて、なんて美しい人なんだ……と衝撃を受けた。
髪の毛アップにしないほうがハンサムじゃない?耽美度が上がる。
そして冒頭からすでに杖を使わずに部屋にいたハエを焼き払っていた。強者〜
そして前回クイニーにほだされていた彼(アバナシー)が見事グリンデルバルド側にひっくり返っていた。
魔法省の人を大量に虜にして容易に脱獄していた。
馬車の中の戦いを見ていたが、アバナシーはグリンデルバルドの代わりに舌を切られていたのにめっちゃ献身的に働くじゃん……
と思ったけど切られた舌を見たらスプリットタンだったのでそれは普通に喋れそうだな……と思いながら見ていた。かっちりした服装の人がスプリットタンなの、かなりsexy。
馬車の中でアバナシーと一緒だった魔法省のおじさん、突然水責めにあってもギリギリで上の方に行き肺いっぱいに空気を吸い込んで咄嗟に息が長く持つようにしたりなど判断がすごい。さすが魔法省の偉い人。その後グリンデルバルドによって海に放り投げられていましたが……
そしてグリンデルバルドのために一生懸命働いたトカゲちゃんも海に放り投げられてしまう。
「よしよしいい子だアントニオ……」「くるる♡くるる♡」の流れで「甘ったれめ」って馬車の外に放り投げられるなんて思わないじゃないですか。
しかしグリンデルバルドが魔法省のおじさんを殺さなかったのはかなり意外だったな。おじさんが海に落ちる寸前で杖まで掴ませたよね。
魔法省に自分の恐ろしさを伝えなさいということですか?
魔法省の人は念には念を入れていたはずなのにグリンデルバルドには勝てなかった。
ただでさえ悪名高い人なのにニワトコの杖も持ってるっぽいし、もう勝てなくないですか?いける?ニュート、アルバス、チャンス、ある?
グリンデルバルド、後にもあるんだけど人との距離感がバグっており、ちょいちょいえっ、何?キスする?みたいな近さで人と接する。
カメラの画角とか完全にキスする角度になるのでびっくりしちゃう。
グリンデルバルドなら老若男女関係なく人を誘惑するためにキスしそうじゃん……
ニュートの袖のボタンを千切るピッケルかわいい〜し、床に落ちたボタンをピッケルとどっちが早く取れるか勝負するニュート、やっぱりちょっと浮世離れしている。
ピッケルとの遊びのために魔法省の床に這いつくばるな。
ニュートは過去リタ・ストレンジのことが好きだったのかな……そしてリタと婚約した兄と接しづらいのかな……と思いながら見ていた。
この辺明言されてないよね。
テセウス・スキャマンダー、ニュートと雰囲気が似てて兄弟としての説得力があり最初見ておどろいた。
優しくてまっすぐな兄なんだろうなというのが伝わってくる。ホグワーツ時代の寮はどこなんだろう。あの世界って兄弟同じ寮入れられやすいからニュートと同じハッフルパフかな?
グリムゾン、これからキーパーソンになりそうだな〜と思いながら見ていたんだけど、どうですか?この辺?
グリムゾン、グリンデルバルドを崇拝していて魔法省の飛び道具的な扱いを受けていてかつ建物とかめちゃくちゃにするの、今からヤベ〜予感しかしません。誰かこの人どうにかして……吹き替えの声が良いくらいしか取り柄がないよこのおじさん。
テセウスがかなり大きいせいでニュートとちゃんと視線を合わせようと思ったらテセウスはかなり前のめりにならなきゃいけないんだよね。
でもニュートとちゃんと話をしたい時は見下ろしたりせずに前のめりになって話をするところにテセウスの優しさが出ていると思う。ニュートにその優しさは全く伝わっていませんが……
テセウスがニュートと揉めた後「ニュート!ニュート来いよ」と言って腕を広げてニュートの方に近づいていってハグをするんだけど、ここ凄くいい。ほっぺたがくっつくくらい近付く。
多分テセウスはニュートと喧嘩したくないんだよね。だからこそ揉めた後や揉めそうになったあとは毎回テセウスの方からハグをするんだろうな……これってテセウスからしたら敵意がないって証明どころか俺はお前を愛しているよの意だと思うんだけど、ニュートにはマジで伝わってない。
実際ハグされている時も何にも響いていない目をしていたし、心をシャットダウンしている顔をしていた。
いつもニュートのことを想って行動しているけど、それがニュートにとってはお節介でしかなく嫌なんだろうな。
そもそも兄に構ってほしくないんだろうな〜というのが伝わってくる。
冒頭から自分のために動いてくれた愛玩動物を馬車の外に放り投げ、押し入った家にいた子どもを殺すグリンデルバルド、悪役の名をほしいままにしている。
子どもに手を下したのはあくまで部下であってグリンデルバルド自身ではないのですが、むしろそういうところが狡い。
ニュートは自分への尾行に気付いてまいたり、相手が傷つかない程度に魔法を使って追っ払うことができるあたり、本当に魔法がうまいんだろう。学生の頃の成績は良かったのかな。
でも多分アレ学校で生きるタイプの魔法じゃなさそうだな。
というかアルバス・ダンブルドア、透明になって革手袋だけ空中に浮いた状態でニュートに接近してたけどその姿を消す魔法って自分のものですか?それとも透明マントですか?
ファンタビのアルバス、とにかくハンサム。俳優さん調べたらジュード・ロウって出てきた。洋画に全然馴染みがなかった自分でもお名前は存じています。ジュード・ロウ。
吹き替えの声が森川智之氏になっていて強者感マシマシだったな。
そしてニュートとの会話で「ニューヨーク行きはあなたの差し金だと疑われています」「違うと答えたんだろ?」「ええ。あなたの差し金でしたけど。サンダーバードが密輸されていると言えば僕が動くと思ったんでしょう」のあたりで、お、おいアルバス、お前……という気持ちでいっぱいになった。
ニュートが「アルバスの差し金です」なんて言うはずがないと信じている。これは信用というよりはそう答える人を利用する人間として選んでいるから当前だろうという感じ。
というかニュートはこの時点でアルバスに魔法動物を餌として利用されていることに気付いているんだな。それでも利用され続けるのは学生時代の恩があるから?
そしてニュートはアルバスにとってめちゃくちゃ便利な駒なんだろう。善人だから弱い物で釣れば簡単に動く。
アルバスがニュートに「クリーデンスを救える。パリにいては彼が危険なんだ。君に一番に見つけてほしい」と言っていた時点で、アルバスはクリーデンスがダンブルドア家と関係があると薄々察していたのかな。明らかにニュートをけしかけているもんな。
この後ニュートの「そんな!僕はバレたらアズカバン行きですよ!?パリには行けません!」に対して、「君のいいところはどこだと思う?私は君を誰より気に入っている。君は権力を求めない。名声もな。ただ純粋に正しいことを追い求める。それが君だ。どんな犠牲もいとわないだろう。……グリンデルバルドと戦えるのは君だけだ」と返すあたりが本当にずるい人。
君は権力も名声もいらないはずだから人を救うためならその身を捧げてアズカバンにでもいけるだろう?って言ってる。完全にニュートの善意に付け入っている。
死の秘宝part2で言葉の力について語っていたけれども、このアルバスはニュートを自分の意のままに操るために言葉を使っている。ここで動かないとニュートはクリーデンスを見捨てたことになる。
グリンデルバルドとやってることはそう変わらないんだよね。
そしてそれでも躊躇うニュートに「気持ちはわかる。私が君だとしても断るだろう」と言って、持たせていた隠れ家がわかるカードを回収して別れようとして、ニュートが断るとは言ってないでしょう!というような雰囲気を出したら最初のように手だけ出して、隠れ家のカード(これがあると隠れ家に行ける=パリに行くのを承認することになる)をニュートの胸ポケットに言葉もなく突っ込む。
これには流石にニュートも「ダンブルドア……」って絶句した声を出していた。そりゃ絶句するよ。
押してダメなら引いてみろ戦法をニュートに使うな。恋愛じゃねえんだぞ。バカ。
この辺まで見てアルバスって限りなく悪人寄りでは……?って思いました。
ちなみにこの後もアルバスに対してキレる場面がある。
ニフラー・ベイビーたち可愛すぎておかしくなるかと思った。口に入れたい。お腹とか甘噛みさせてください。いやでも金属臭いのかな……
ニュート、動物のお世話係にバンティという人を雇っているっぽいんだけど、声音とかから全く心を開いていないのが伝わってくる。というかバンティはニュートにほんのり好意を向けているんじゃないかな……
噛むような動物の薬を塗ったと知ったらありがとうよりも前に「君の指がもげたら大変だ」と言うし。おそらく献身があまり好きではない。
声に感情がのっていないし、一刻も早くあがって帰らせようとしている。
そしてニュートのジャケットの中がサスペンダーだと知ってびっくりしちゃった。似合うね。見せてくれてありがとう。
ジェイコブとクイニーにまた会えて良かった!
そしてそのシーンでニュートが「ティナはどこ?ティナ?……ティナ?」と一生懸命ティナを探すシーン、ニュートってそんな人恋しそうな声出せたの!?ってびっくりしちゃった。
おそらく1作目が終わってから2人は文通を重ねてニュートはティナへの想いをより深めていたんだろう。
クイニーがニュートのスキャンダルをさして「記事を見た後ティナは……別の人と付き合い始めたの!」と言っていたあたり、もしかしてニュートとティナは周囲公認の友達以上恋人未満だったのかもしれない。
クイニーが「ジェイコブと私、結婚するの!」と言ってジェイコブがニコニコ嬉しそうにしているところでようやくクイニーがジェイコブに惚れ魔法をかけたことに気付くニュート、もしかしてジェイコブみたいな優しい男がクイニーと結婚するのを承認するはずがないみたいな価値観で惚れ魔法がかかっているかどうかを判断していたのかな。
最初から明らかに何かキメているようなハイさだったけど、ニュートってそれ自体はあまり不審に思っていなさそう。
ジェイコブとクイニーの間ではもう何回も結婚するしないの押し問答があったんだろうな。その度にジェイコブが「君を愛しているからこそ君が監獄に送られてしまうのは耐えられないんだよ。わかるかい?」と諭してきたけど、クイニーは我慢の限界だったんだ……
それに「俺みたいなのは君とは結婚できない。魔法使いではないから。ただのジェイコブだ」というの、前回のやりとりを踏襲していて切なくなってしまう。クイニーはそんなただのジェイコブと結婚したいんだよ。ただのジェイコブだから結婚できなくて困っているんだよ。だから躍起になってるんだよ。
でもそのジェイコブの優しさをクイニーは「臆病」って言っちゃうし、クイニーの心を読む能力で大喧嘩しちゃうんだよね……愛する人から心外なことを思われることってつらいんだろうな。
ジェイコブは言葉をグッと飲み込んだし、普通なら言わなかったことを讃えられるべきなんだけど心を読めるクイニーに言葉を飲み込むなんて通用しない。
クイニーは盲目的に自分を愛してくれて、「法なんて俺たちの間にはないさ!今すぐ結婚しよう!」と言ってくれるジェイコブが欲しいんだけどね。ジェイコブは優しいから……でもそこがジェイコブの良いところでもあるし……
クイニーの持ち物だった破れた紙を復元させてティナがパリにいると知ったニュート、ならパリに行くのも満更でもないな……という表情をするのがあまりにも正直。
そしてカバンにティナが新聞に出た時の写真を切り抜いて貼っているし、想像してた以上にニュートはティナにぞっこんだった。
この後ジェイコブはパリに行けばクイニーに会えるからニュートについて行くんだけど、クイニーがいなくなった後もまたすぐ4人で仲良くできる日がくるのを信じて疑わないが故に元気がいっぱいで、見てるこっちも元気になる。
サーカス団に所属していてクリーデンスと懇意であるナギニという美女がおり、へ!?ナギニ!?ナギニってあの!?ネビル・ロングボトムに首を切り落とされた!?とびっくりしてしまった。
こんなところで繋がりが生まれるとはね……それにしてもアジア系のどえらい美人だな……
変身を繰り返すうちに元の人の姿に戻れなくなって蛇に囚われたままとなるという言葉を聞いて、まさかこの期に及んでナギニに同情することになるなんて……と動転した。
ナギニのこと、元は人で思いを寄せる人がいるなんて思わないじゃないですか。
このサーカス団のシーンでクリーデンスが「河童を洗っとけ」って言われるんだけど、河童を洗っとけって言葉聞いたことなかったから笑ってしまった。バスタブにためられた泥水に浸かっている河童……洗われる河童……
ところで河童、サーカスで何してるの?君、芸とかできるタイプ?言葉通じる?英語話すのかな。
グリンデルバルドにクロールという部下がキスする近さで詰められるシーンがあるんだけど、このクロール、ダンブルドアの名を呼ぶ前に「偉大な」を付けていたり、アルバス・ダンブルドアをクリーデンスなら殺せるという話に怪訝な顔をしたりしていたので全て見終わった後はもしかしてアルバスや魔法省辺りのスパイだったのか……?と思ったりするけど、これは邪推かな。
「ティナになんて言えばいいかな……」って悩むニュートにジェイコブは「考えすぎずに思ったことを言えばいいさ!」ってアドバイスするんだけど、それに「ティナの瞳ってサラマンダーみたいだよね……」って言うのでジェイコブはこりゃこの方法はダメだわ。って方向転換するくだり大好き。
普通人はサラマンダーに例えられてもそんなに嬉しくない。でもニュートはティナの瞳を見るたびにサラマンダーのことを思い出しちゃうので……
不安げなニュートの腕を掴んで「なぁニュート、大丈夫だよ。俺がついてるから。一緒にティナを探そう。クイニーも。であいつ誰だ?」って全部一息でいうところ、グッとくるけど思ってることも見たことも全部言うじゃんと思って笑ってしまう。
ジェイコブもクイニーと離れて不安なはずなのに、ニュートに俺がついてるから大丈夫って声をかけるんだよ。ジェイコブはマグルだから魔法は使えないし、その点ではめちゃくちゃ無力なんだけど、なんかそばにいてくれるだけで大丈夫になれそうな気がする。
なんていい男なんだジェイコブ。クイニー!本当に見る目あるよ!
この後あいつ誰だ?と言った人の魔法を使ってポートキーで国外に移動するんだけどその前の「君三半規管は弱い方?」「船酔いはするけど」「………大丈夫だよ」の時のニュート、めちゃくちゃ適当に会話してて好き。
ジェイコブは酔うって言ってんだ。
でもこれ以外パリに行く方法がないので、ここでジェイコブがなんと返したとしても無理矢理連れて行くしかないんだけどね。
ここでポートキーについてちゃんとジェイコブに説明しないニュートは悪い癖出てる。
だからジェイコブはこの後しばらくポートキーだったバケツ持って歩くんだけどそれが可愛い。大きいバケツを抱えて歩くぽっちゃりジェイコブのラバスト欲しい。
ぽっちゃりジェイコブがご飯をいっぱい食べているところを見ていると幸せな気持ちになるんだけど、ジェイコブにご飯を提供しているクイニーはその幸せな気持ちをさらに味わっていたんだろうな。だから十中八九自分の手料理をいっぱい食べさせてるよ。
ジェイコブ、クイニーと付き合い始めてから食べる量が増えて絶対太ったと思う。
ニュートは探しているティナの足跡を見つけるためにニフラーを放って広場に魔法をかけるんだけど、ニフラーってそんな犬みたいな使い方できるの!?思っていたよりかなり優秀だった。この世の全ての貴金属を奪い取るために動き回るだけの動物だと思っててごめんね……
そしてニュートはなんの脈絡もなく這いつくばって地面をベロォ……って舐めるし、それにジェイコブも「そう……地面も舐めるよね」って言って呆れつつもあまり驚いていない感じがさすがだった。
ジェイコブってティナにサラマンダーっていうのはやめた方がいいんじゃないかなはいうけど、それ以外のニュートの奇想天外な言動は一切咎めないんだよ。これは凄いことだよ。
私はおそらくツレが地面を舐め始めたら腕もげるくらい引っ張って立たせようとするよ。
その後もティナの足跡を見てうっとりしながら「ティナって足の幅が細いんだ。知ってた?」って言うニュートに知らんがなの顔をしながら「いや!初耳だね」って言うジェイコブ、本当に優しさの塊だった。しらね〜興味ねぇ〜のはずなのに、親友の言葉はきちんと受け取る。
クリーデンス、母と思わしき人を訪ねて結果尾行していたグリムゾンに攻撃されてその場がめちゃくちゃになり、母と思わしき人の小間使いが亡くなってしまって呆然とするんだけど、そのとき一緒にいたナギニが抱きしめてくれる。
こういう時抱きしめてくれるし、集会で「行かないで!あなたはあなたでしょう!?」ってグリンデルバルドの元に行くのを引きとどめてくれるナギニがいても、クリーデンスは自分を知るためにグリンデルバルドのところに行ってしまう。おそらくナギニはクリーデンスのことを愛しているのに。愛を欲していたはずなのに。
ニュートと2人でカフェテラスにいるジェイコブが訊かれてもないのに「クイニーのどこが愛しいって?全部だよ……」って語るんだけど、ニュート全然聞いてなさそうな顔してるな〜と思ったら「なぁそうだろう?」って相槌を求められてめちゃくちゃシンプルに「何?」って返してた。本当に我が道を突っ走っている。それに「……………いや、いいんだ!」と返すジェイコブはちょっと優しすぎるかもしれない。オイ話聞けよ!って言っても良いんだよ。
この後もジェイコブがカバンの中で色々しているニュートに地上から「お腹空いたから食料探しに行ってくるけど良い?………………(返事がない)わかった!」って言うシーンが大好き。ニュート何も言ってないのに適当に返事して探しに行っちゃう。お腹空いてたんだね。かわいいね。ちなみにこの家の持ち主である錬金術師は不死身なので結局ご飯見つからないんだけどさ。
この後ようやくティナを助け出すことができて再会するんだけど、やけにティナのリアクションがつんけんしているしニュートのことも「スキャマンダーさん」と呼ぶしでずっとどうしたの?と思っていた。
ティナがつんつんしてニュートと一緒にいた部屋から出て行こうとした時、バツの悪い顔でスッと見送ったニュートに「勝手に出て行った!?なら追いかけろよ!」って言うジェイコブ、本当に女心がわかっている。人たらしの才能がある。
そしてティナとやりとりしてた手紙で闇祓いに対して「出世第一の偽善者ども」って書いたの、おいっ!お前ッ!って怒りたくなってしまう。アホ〜!ティナはその闇祓いですよ!そりゃ自分を侮辱されたと思って怒るよ。
ニュートの前ではズーウーという獰猛な中国の虎と化物のハーフみたいな動物がただの猫ちゃんになってしまうところを見たけどやっぱりニュートって天才なんだ……
対動物とは100点満点のパーフェクトコミュニケーションを叩き出すニュート、お見事だよ。人間も動物だけどそううまくはいきませんかり
この後ホグワーツにいるアルバスのもとに魔法省の人々が尋問しに行くんだけど、「ニュートスキャマンダーはパリにいる。知ってるんだろう?」と訊かれて「いや!彼は学生時代から指示に従うタイプじゃない」と返すアルバス、かなり最悪だった。
それじゃニュートは自分の意志で国外逃亡したことになるじゃないですか!捕まったら完全にアズカバン送りですよ!
その後テセウスに「私を信じてくれ」って言うところまで含めて最悪だった。国外に行くことが禁じられている弟に国外へ行けとそそのかした口でな〜にを言うか。
ここ、キレポイントその2です。せめて多少庇うような言葉でも言ったらどうですか!ねえ!
でもアルバスはこの後弟を殺したことを後悔しているリタには真摯な言葉をかける。自分が妹を死なせてしまったことを強く後悔しているからなんだろうけど。
こういう真面目な言葉選びもできるんだね……
学生時代のニュート、1人でぽつんと誰にも見つからないような場所で瓶に入れた魔法動物たちを飼っていて、かなり浮いた雰囲気があるというのは一発で伝わってきた。
声も今よりさらに感情がなくてふわふわとした喋りをしていて、心ここに在らずというか、地に足がついてないような印象を受ける。
その割に落ち込んでいるリタに手を差し伸べて愛しのピケットのことを見せてあげたりしちゃうんだもんな。
俺だけがニュートと仲良くできてる、ニュートのいいところを知っているって人に思わせるタイプだよ。
クリーデンスに自分から接近したグリンデルバルドが出会い頭そうそう「シー……」と人差し指を立てて唇に当てる仕草をしていたので前回散々見たやつ!と嬉しくなった。
やっぱりこれ落ち着けよくらいのニュアンスで使ってる癖なんだろうな〜めちゃくちゃセクシーだ。次回の映画でもたくさんこの仕草してください。
ニコラス・フラメルを名乗る不死身の錬金術師が出てきて、あ!あの賢者の石で名前だけ出ていた人!?と驚いた。アルバスの友人だったんだ……
めちゃくちゃおじいちゃんの見た目してるから心配になるけど超強いんだよこの人。
本物の錬金術師の水晶玉を見て「これ知ってるよ。祭りの時に女が見てくれたんだ!」って言うジェイコブ、何百年も生きている錬金術師相手に肝が据わっている。
この後実力が判明してグリンデルバルドの魔法のでかい炎を(何人かがかりではあるけど)退けられるくらいには強いことがわかるんだけど、それくらい強いなら集会中に来て欲しかったかも!と思いながら見ていた。
いや偉大なるニコラスおじいちゃんも流石にグリンデルバルドとタイマンは難しいか。おじいちゃんに無理させちゃいかん。
魔法省でリタに集会に行くと告げるテセウス、別れ際であっても婚約者であるリタとハグはしないんだよね。
ニュート、つまり“ハグが好きな”お兄さんは君のことを特別大事に思っているんだよ……
そのお兄さんが追いかけてきた時ティナは魔法で追っ払って拘束するんだけど、それを見てニコニコしながら「僕の人生で最高の瞬間かも」って言うあたりでニュート……テセウス……と頭を抱えていた。
こんなに感情が一方通行の弟のことずっと愛しているテセウスは立派だよ。
愛するクイニーのために単身で墓地の集会に行くジェイコブ、あまりにも肝がすわっている。自分があっという間に抵抗する暇もなく殺される可能性もじゅうぶんにあるのに。
ねえクイニー、ジェイコブは臆病なもんか。こんなに勇気があるんだよ。クイニーを追いかけて1人できたんだよ。クイニーには……伝わらないけど…
ティナのことをどうしてもサラマンダーって言葉を使って褒めたいけど、ジェイコブにサラマンダーはダメって言われたし……でも君の瞳はあれみたい……う………って思って口ごもるニュートに「サラマンダー?」っていうティナ、もうかなりニュートの扱いを心得ている。
ティナには「君の瞳はサラマンダーみたい」がちゃんと褒め言葉だって伝わっている。
今回は赤くて煌々と燃えるようなズーウーが、青くて暗く輝く墓地に落ちるシーンや、グリンデルバルドの青い炎がニュート側の赤い炎に飲み込まれるシーンなど、映画館の大画面で見ていたらさぞ大迫力で美しいシーンだっただろうなと惚れ惚れする場面が多かった。
グリンデルバルド、最初から最後までずーっと口が上手い。
言葉によって人に力を与えるのが上手。
そして集会で「この中に闇祓いがいる。来るがいい、同じ魔法使いのはずだ。」と命令して、その闇祓いの中に自分の部下を仕込んでおいて、集会を聞きにきた群衆の中の1人の女性を殺す。そして集会に来た群衆と闇祓いに対する対立を深める。
でも群衆はそんなこと知らないので闇祓いに仲間を殺されたと思うし、闇祓いの筆頭であるテセウスも絶対に手を出すな!と指示していたため混乱する。
グリンデルバルドは闇祓いに殺された女性の遺体の髪を撫で、跪く。
鶴見中尉みたいなことをしている……と思った。自分がこんなにみんなを愛しているという証明の儀式。
ダンブルドアと共に人心掌握自信ニキの筆頭じゃん……
そして青い炎の輪を境目として呼びたい者を一人一人輪の中に入れ仲間に引き抜いていくグリンデルバルドは青が白い肌に反射して恐ろしく美しかった。指揮者のような仕草もその美しさに拍車をかけていた。
リタもその輪に入るよう誘惑されるんだけど、グリンデルバルドの手を振り切ってテセウスに「愛してるわ」と言いながら燃え死んでいく。強い女性。
みんなで青い炎のドラゴンに対抗するために「止まれ!」と言いながら杖を地面に付けて赤い炎を生み出すシーン、とにかくかっこよかったな。
ニコラスを筆頭にほとんどが魔法省や闇払いの人々なんだけど、そこにさらっと混ざって魔法の威力を発揮するニュート、本当に強いんだと思う。
そしてその後ニュートは自分からリタという婚約者を失った兄にハグする。
前に兄のことを説明する際に「ハグが好きなんだ」と言っていて、いや、好きなのはそこじゃないんだよ……と思っていたんだけど、ここでようやく兄が自分をハグしていた理由を理解して自分からハグしにいったのかな。でも兄はハグが好きだから兄が悲しみに暮れている今ハグすべきだと判断したのでもいい。
どっちにしろそこには兄への愛があるから。
そこで「僕はつく側を選んだ」ってリタを讃えることを言うのも良い。リタは強い女性だったもんね。
集会の時にカバンから出ていったニフラーがぽてぽて歩きながらニュートのところに帰ってくるんだけど、手にグリンデルバルドが持っていた血の誓いのチャームを持っていてひっくり返ってしまった。
ニフラー、そんなこともできるの!?優秀だなぁ君。ぽてぽてしてるだけじゃないんだな。
グリンデルバルドがクリーデンスに君を苦しめるのは身を分けた本当の兄だと囁いていたシーンでは、はい?と思っていたんだけど、その後クリーデンスが世話をしていた小鳥が不死鳥になり、クリーデンスの本当の名が「アウレリウス・ダンブルドア」だと判明するくだり、びっっっっっくりしたよ。シリーズものの物語のラストとしてあまりにも美しかった。
ダンブルドア家は「アルバス」「アバーフォース」ときてアから始まる決まりでもあるのかな。
その後窓から外の岩から何からをもらった杖で出した魔法によって破壊するクリーデンスはもうあの頃のオドオドしていた青年じゃないんだなと思う。
新たな名を与えられたことで新しい自分になったんだろうな。
今回見てみて、もしかしてアルバスが学生時代のニュートに目をかけていた理由って将来的にグリンデルバルドとの戦いで利用しようとしていたから恩を売っておいたのか……?と考えてしまった。
ニュートって世界が自分と動物だけで完結していて、権力も富も名声も欲しがってないのでグリンデルバルドの誘惑に負けづらいと思われているんだろうな。
ハリーと関わっていた頃のアルバスってかなり丸くなった状態なんだなと思っていたんだけど、柳さんが「全てに興味がなくなった状態なのかも」といっていてそれかも!と納得した。
グリンデルバルドがいなくなった後の世界ってアルバスにはもうどうにでもよくて、ただホグワーツの校長かつ大魔法師としてふさわしい行動をしているに過ぎなかったんだなという納得感。
良くも悪くもグリンデルバルドと過ごした時間ってアルバスにとってはあまりにも濃厚で、そこで一生分の感情の動きを使い果たしてしまうくらいで、その後の人生が一変するような出来事だったんだろうな。
そしてジェイコブ!なんて不憫なんだ……
ジェイコブってものすごく楽観的で、悪いことが起こってもきっとこれからうまくいく!と思える人だと思うので集会に行ってもグリンデルバルドがクイニーの手を引くギリギリまでクイニーは自分のところに帰ってくると信じていたはず。
クイニーもクイニーでそっちに行ったら愛しのジェイコブと離れ離れになっちゃうよ!?って思ってたけど、この世をジェイコブと結婚できる世界にするためには何もいとわないんだろうな。本末転倒だよ……
ジェイコブはこの悲しみをどう乗り越えるのかな。乗り越えられるかな……
次回のグリンデルバルドはニューキャスト:マッツ・ミケルセン!絶対ハンサムじゃん。
人差し指を口の前で立ててシー……ってするやつ絶対にやって欲しいよ。楽しみ〜
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