スポーツビジネス業界全体マップ【2024年版】を作成したので、解説します!
本日は新たな業界全体マップのご紹介です。今回は「スポーツビジネス業界全体マップ」です!
つい先日大谷翔平選手が50-50を達成しましたが、スポーツは明るい話題を我々に届けてくれるだけでなく、昨今はスポーツが持つビジネス的な価値や経済効果も話題になることが多いですね。
明るく、勢いのあるスポーツビジネスの全体像がわかるように、マップに整理してみました!
スポーツビジネス業界全体マップ【2024年】
では早速。こちらがスポーツビジネス業界全体マップです!
バン!
マップ作成に際し、業界地図、ウェブサイト、書籍などを参照させて頂きましたので、割と無難な資料構成、デザインになっていると思います。
ただ、オリジナリティも大切ということで、例えば、スポーツ用品メーカー~卸売り~小売店の流れをデザインに組み込んだ点や、スポーツマーケティングのトレンドを踏まえて、フィットネスジム業界やスポーツマーケティングをあえてマップに組み入れている点がこのマップの特徴です。(我ながら作成に無茶苦茶時間が掛かりました・・・)
続いて、中身もパート毎に解説していきましょう!
総合スポーツ用品メーカー
まずは、総合スポーツ用品メーカーです。
「ナイキ」「アディダス」「アシックス」「ミズノ」・・・など誰もが知っているようなブランド名がずらりと並びます。製造するプロダクトもスポーツウェア、靴、各種スポーツ用具など"総合の名の通り"本当に幅広いです。
ただ、最近(24年9月)アシックスが野球用品の一部(グラブ等)の販売から撤退するというニュースが出たのは、記憶に新しいです。
"総合大手メーカー"は強みであると同時にイメージが定まりにくい弱点でもあります。アシックスであれば、祖業はシューズですし、経営資源集中するという狙いもあるのではと考えられます。
資料デザインにおいては、総合スポーツメーカーは本当になんでも取扱っているので・・・やむなくざっくりと「海外」と「国内」に分けて整理するのみにしました。裏事情をお話すると、このようにデザインすることで海外メーカーの解説を少し楽にしています(汗)(※真面目に、デザインの拘りと作業量のバランスを検討するのも大切です)
スポーツ用品卸
次は、スポーツ用品卸です。
スポーツ用品卸売
そもそも、御売業とは何か?ですが、ご紹介させて頂いたZETT社のHPに非常にわかりやすいイラストがありましたので、引用します。
事業内容 | ゼット株式会社 (zett.jp)
卸売業とは、商社や流通とも呼ばれて、様々な企業から物を仕入れて、それを店舗や小売店など(最終消費者ではなく)販売者に販売します。
ただ、現代では、多くの企業が川上のメーカー的な機能を持っていたり、川下の小売店、ECサイト、アンテナショップ運営等も行っていることが多いです。
例えば、ゼット社は、ゼットクリエイトというメーカーグループ会社を保有していますし、エスエスケイであれば自社ショップ他、野球グラブを製造販売もしています。
スポーツ専門小売店
いよいよスポーツ用品小売店です。
普段、一般消費者がスポーツ用品を購入する一番身近な場所=店舗がここに該当します。イオン強し。
また、レジャー白書2023によると、スポーツ用品の中で、市場規模が最も大きいのは「ゴルフ用品」とのことでした。
野球やサッカー、アウトドア、自転車、スキー用品など色々なスポー用品がありますが、やはり、1年のほとんどの時期にできて、ビジネスパーソンも御用達のゴルフは、市場規模としても大きいですね。
ちなみに、以下は「トレーニング・競技ウエア」→「スポーツ自転車」→「アウトドア用品」と続くそうです。
各種専門スポーツ
つづいて各種専門スポーツです。
フィッシング、テニス、ゴルフ、アウトドアと割と一般的に販売されている業界地図やウェブサイトなどを参考に、資料上でまとめやすいようにこのような形になりましたが、他にも有名な企業は沢山あると思います。ここら辺は、スポーツを実際にやっている人の方がずっと詳しいと思います。
例えば、以下のような企業はマップに入れていないですが、そのスポーツをやっている人の中では、よく知られているはずです。
株式会社モルテン・・・バスケットボール、バレーボール等のメーカー、自動車部品メーカーでもあり、売上高677億円(2023年9月連結)。
日本卓球株式会社・・・通称ニッタク。卓球メーカー。ウェブサイトによると資本金9600万円、従業員数約100名。
フィットネス・スポーツマーケティング
最後にフィットネスジム運営やスポーツマーケティング事業を行っている企業をまとめました。
厳密にいうと、スポーツ業界とはあまり言わないと思いますが、個人的な好みもあり、マップに組み入れました。
フィットネスジムにおいては、最近、ちょこざっぷがマーケティングの成功事例として、よく記事などでも取り上げられています。資料の中にも記載しましたが、今は本格プロスポーツよりも初心者でも気軽に、一人でもできるというのが流行りですね。
また、スポーツマーケティング関連企業も個人的には、紹介したかったです。資料上では、多く企業を掲載することができませんでしたが、昨今はスポーツマーケティングは、IT技術や高度な技術を武器に分析やデータサービスを提供する企業、プロスポーツの人気高まりとともにPRやマネジメントを専門に行う企業など、面白い会社が多く出てきていると感じます。
ホークアイイノベーション・・・テニスのイン/アウトをカメラと弾道で判定する技術を世界に提供する会社(ちなみにソニーグループ)。
MLBアドバンスドメディア・・・MLBでは、野球における様々なデータを記録、公開している。従来の打率やホームラン数等よりはるかに細かなデータが分析し公開されている。
日本では、まだ、業界というには小さいかもしれませんが、差別化されたすばらしい技術を持つ企業も多く、今後の人気も企業としての成長も楽しみです。
まとめ
正直なところ、ITシステム開発やマーケティングの分野に長く携わっていましたので、結構色々な業界を知っている自信があったのですが、実際に作成してみるとスポーツビジネス業界は全く素人であることを自覚しました(笑)
本当に何も知らない事ばかりで0から調べたことが多かったので、もし誤植や勘違い等あれば、申し訳ございません。
ただ、業界マップを通して、資料デザインとしてのまとめ方、整理の仕方は、どんなビジネスパーソンにも参考になるかと思います!ご活用頂けますと幸いです。
以上です。ありがとうございました。
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