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至急、魂を解放せよ!

 ブログを書くのは恐らく13、4年ぶりではないだろうか。
当時、僕たち世代のSNSといえばmixiだった。高校時代に特に動機があるわけでもなく、友人のマネをしながらなんとなくブログを書いていた。
どんな内容だったか、今となっては全く覚えていない。

 僕は普段、仕事柄、公共向けの堅めな文章を書いたり、現在も細々と続けている研究論文を書く機会はあるが、日記を書く習慣はないため私的な文章をどこかに書き留めておきたいという悶々とした思いがあった。

 今、改めて、思ったこと、考えていることを自由に書きたいという衝動に駆られたのは、この本を読んだことが大きい。

 著者は、地元・大船にあるバーの常連客である。僕はあまり音楽に詳しいわけではないし、僕のことを認知されているかは怪しい間柄ではあるが、いつものbarのマスターから出版の話を聞き、早速購入。
ジャズ・プロデューサーである著者が連載していた短編推理小説をまとめたもので、大船や鎌倉、知り合いのbarのマスターも出てくるので、面白く読ませて頂いた。

 「ジャズ・エチカ」では、各章ごとに完結する短編小説が12本掲載されており、各章の後には小説に出現するジャズに関する解説「エチカ」が入る。

 僕はJAZZに関する知識はほぼ皆無だし、小説に出てくるアーティストや専門用語は全く分からないが、著者の膨大な知識と、彼の中にある(想像を含めた)音楽理論を推理小説という形でまとめあげたことに感銘を受けるとともに、敬意を感じた。

 なんとなく、西村京太郎トラベルミステリーや、映画化もされた銀林みのる「鉄塔 武蔵野線」を読んだ時と同じ感覚。多分、僕はこういうマニアックな知識と、自分の中の理想や哲学を架空の物語にしたような小説が好きなのかもしれない…

 僕は色々と趣味が多い方だし、研究も含めて趣味はついマニアックになる性分なので、言語化しきれないところがあるが共鳴するものを感じた。
 そして、僕が悶々と文章表現をしたいと思っていた理由は、まさに「ジャズ・エチカ」のテーマでもある「魂の解放」なのだと気づいたのだ。

 そんなことを思いながら、とりあえずきっかけとしてnoteに投稿する動機を書き連ねてみた。

 何かテーマにとらわれたくは無いが、僕が書く文章はこんな内容が多くなるだろう。

研究の話

 僕はそこそこ激務の合間に細々と研究活動をしている。大学、大学院そして今の仕事でも、建設マネジメント、公共調達そして官民連携に関する実務、研究を行ってきた。
 今は「在野研究者」だが、社会人が大学院に入り直したり、博士論文を書いたり、そんな経験もしてきた。また論文や研究機関にとらわれない「研究」という人間行動そのものにも思うところがあるので、そんな話も書いていきたい。

本の話

 早速、いくつかの本をあげてみた。あまり速読はできないが、読書は大好きなので、読んだ本の話と思うところも自分への記録も含めて書いていきたい。ちなみに直近で読んだのはこの本。

地元の話

 僕は神奈川県藤沢市に生まれ、幼少期は横浜市港南区で過ごし、現在は鎌倉市の大船界隈に住んでいる。
 大船に住んで20年となり、人生の約3分の2は大船在住となった。
 この街はなかなか味わい深い街だ。かつては松竹大船撮影所で繁栄し、鎌倉、湘南の玄関口であり、観音様が見下ろしていたり、その眼下にはぶら下がるモノレールが走る。市場は活気づいていて物価が安く、"マッチ箱のような酒場"がひしめく飲兵衛には魅惑的な街である。
 そんな"ヤバい街"に住む飲兵衛のダラシない人生記録にもなればと思っている。

ウイスキーの話

 前述のとおり、barでウイスキーを飲むのが大好きなので、見かけた珍しいボトラーズなどの記録としても留めておきたい。これは完全な自己満足なのでご容赦を。

旅と街歩きの話

 旅や近場の街歩きが好きなので、その辺の記録もしていきたい。また、仕事柄出張が多いので、そこでのついでの楽しみも。
 あと、あまり普通の人が行かない"あの国"に行った話とか、そんなのも機会があれば書いていこうと思う。


 その他、舞台やミュージカル、乗り物も好きなので、気が向いたらそんな話も書くかもしれない。
 まぁ、誰に読まれるかも分からないが、僕のnoteの目的はあくまでこの一言に尽きる。

至急、魂を解放せよ!

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