山口恭子室内楽作品個展 出演者プロフィール
岩瀬龍太 Ryuta IWASE:クラリネット/ Klarinette
桐朋学園大学卒業後,ベルギーのアントワープ王立音楽院とモンス王立音楽院にて、ワルター・ブイケンス、ロナルド・ヴァン・スパンドンクの両氏に師事。これまでに、第11回ピエトロ・アルジェント国際室内楽コンクール(イタリア)第1位。第4回マルコ・フィオリンド国際室内楽コンクール(イタリア)第3位。第5回パドヴァ国際室内楽コンクール(イタリア)第3位。夏期国際音楽アカデミー(ウィーン)においてバルトーク賞を受賞。ソリストとしてサヴァリア交響楽団ソムバトヘイ(ハンガリー)と共演。ウィーンモデルン現代音楽祭、ISCM World NewMusic Days 2013, Il Bienal Musical Hoje現代音楽際(ブラジル)、OaarWurm現代音楽祭(ベルリン)、Sluchalnia現代音楽祭(ポーランド),リンツ現代音楽祭(オーストリア)ハニャン現代音楽際(韓国)等数々の音楽祭に招聘。
江川良子 Ryoko EGAWA:テナーサキソフォン/ Tenorsaxophon
東京藝術大学卒業、同大学院修了。2003年ノナカ・サクソフォーン・コンクール第2位。ソロ、室内楽やオーケストラ、吹奏楽での活動の他、『清水靖晃&サキソフォネッツ』『Saxophone Quartet athena』『大友良英スペシャルビッグバンド』等様々なアンサンブルのメンバーとして、日本国内をはじめロシア、キューバ、インドネシア、香港、中国など海外でのコンサートや音楽祭への出演、CMやサウンドトラック、CDアルバムなどのレコー
ディングにも多数参加。また、ピアノやハープ、箏やアコーディオンなど様々な楽器とのデュオリサイタルを企画し、アレンジや委嘱作品を含めたサクソフォーンの新しいレパートリーの開拓にも力を注いでいる。これまでに、サクソフォーンを彦坂眞一郎、須川展也、冨岡和男、平野公崇の各氏に、室内楽を中村均一氏に師事。洗足学園音楽大学講師。http://ryokoegawa.com
中村仁美 Hitomi NAKAMURA:篳篥/Hichiriki
東京藝術大学大学院音楽学専攻修了。大学時代に雅楽と出会い、芝祐靖氏、大窪永夫氏らに師事。雅楽古典のほか、篳篥を用いた現代作品を、国内各地、北米、欧州の音楽祭などで演奏。洋楽、邦楽、聲明、舞踊、演劇、書など様々なジャンルの芸術家と共演している。またリサイタルで委嘱した篳篥ソロ・アンサンブル曲をCD「ひちりき萬華鏡」「胡笳の声」に収録。「伶楽舎」、「雅楽三昧中村さんち」などでも活躍している。山口恭子作品は、ニューヨークでのミュージック・フロム・ジャパン公演、ドイツでの雅楽トリオ千歳公演、篳篥リサイタルなどで演奏している。2010年松尾芸能賞新人賞受賞。国立音楽大学、沖縄県立芸術大学講師。
會田瑞樹 Mizuki AITA:打楽器/Schlagzeug
1988年宮城県仙台市生まれ。2010年日本現代音楽協会主催”競楽Ⅸ”第二位入賞と同時にデビュー以降、これまでに300作品以上の新作初演を手がけ「初演魔」の異名をとる打楽器/ヴィブラフォン奏者。2020年発売の最新アルバム「いつか聞いたうた ヴィブラフォンで奏でる日本の叙情」は年間最優秀ディスクとなる第59回レコードアカデミー賞受賞。ヴィブラフォン、現代作品の魅力を多彩に紹介した成果により令和2年度大阪文化祭奨励賞、令和3年度宮城県芸術選奨新人賞受賞。かなっくホールレジデントアーティスト。
松原智美 Tomomi MATSUBARA:アコーディオン/Akkordeon
大阪府出身。パリ市立音楽院、ドイツ国立フォルクヴァンク芸術大学修了。2010年第5回JAA国際アコーディオンコンクール(東京)第3位入賞。2010年第9回現代音楽演奏コンクール「競楽Ⅸ」(東京)入選。国内オーケストラの客演およびソロ・室内楽での演奏活動を活発に行う。新作初演数も多く、2018年には松原のために作曲された9作品を初演するリサイタルを行った。2018年ソロアルバム「in Watercolors ひとひらの水彩」をリリース。同年レコード芸術誌で特選盤に選出される。後進の育成にも尽力し、「いかに楽(ラク)に楽器と身体を扱うか」を研究し、研究成果をYouTubeで公開。全国の独学習者や指導者から多くの反響を得ている。演奏家として、指導者として、どちらのレベルも上げるべく日々精進中。
川村恵里佳 Erika KAWAMURA:ピアノ/Klavier
東京音楽大学ピアノ演奏家コース卒業、同大学院鍵盤楽器研究領域修了。修了後、同大学非常勤研究員を務める。第11回現代音楽演奏コンクール"競楽XI"にて、審査委員特別奨励賞を受賞。現代音楽の演奏に積極的に取り組み、ウィーンモデルン音楽祭(オーストリア・ウィーン)、ハニャン現代音楽祭(韓国・ソウル)をはじめ数々のプロジェクトに参加するほか、NHK-FM「現代の音楽」にて演奏が放送される。新作の初演もこれまでに数多く行っている。ソロのみでなく、室内楽にも力を入れ、Phidias Trio(フィディアス・トリオ)のピアニストとしても活発な活動を続けている。
山田岳 Gaku YAMADA:エレキギター/Elektrische Gitarre
中学生のときジミ・ヘンドリクスに憧れエレキギターを始める。その後ブルースやヘヴィメタル、プログレ、クラシック、古楽、実験音楽、ノイズなどに傾倒。近年の活動領域はギターほか声や自作楽器を用いたパフォーマンス、バンド活動、演劇、ダンス、インスタレーション制作など多岐にわたる。第9回現代音楽演奏コンクール"競楽IX"第1位。第20回朝日現代音楽賞を受賞。2ndアルバム「melodia」が第75回文化庁芸術祭レコード部門にて優秀賞を受賞。ソプラノの太田真紀と共に企画主催・主演を務めたオペラ「ロミオがジュリエット」(作曲:足立智美)が第76回文化庁芸術祭音楽部門にて大賞を受賞、および第21回佐治敬三賞を受賞。レコード・レーベル「blue tree」主宰。https://www.gakuyamada.com/
北嶋愛季 Aki KITAJIMA:チェロ/Violoncello
桐朋学園大学音楽学部、ドイツ国立トロッシンゲン音楽大学ディプロマ課程修了。 2013/14 年度インターナショナル・アンサンブル・モデルン・アカデミー生。メンデルスゾーン・ドイツ国立音楽大学コンクールの現 代音楽アンサンブル部門第 3 位受賞。ドイツ国立フランクフルト音楽・舞台芸術大学古楽器科修士号取得。国内外の様々な現代音楽祭や演奏会に出演。2018 年よりバロックチェロとモダンチェロ 2 台のチェロによる独奏演奏会を、フランクフルト・ミュンヘン・東京で定期的 に行う。 保育士・音楽心理士・音楽療法士の資格取得者。アンサンブル ciel のメンバーとして「0 才から楽しめるクラシック」をコンセプトとする公演なども行う。www.akikitajima.com
佐藤洋嗣 Yoji SATO:コントラバス/Kontrabass
高校時代はエレクトリック・ベースを演奏し、卒業後コントラバスの魅力に触れ、転向。2006年東京音楽大学卒業。現在は室内楽、オーケストラ、アルゼンチン・タンゴなどを下から支えつつ、コントラバスの新しい可能性を探りながら演奏している。
夏田昌和 Masakazu NATSUDA:指揮/Dirigent:
東京芸術大学大学院修了後、パリ国立高等音楽院にて作曲と指揮を学び、審査員全員一致の首席一等賞を得て同院作曲科を卒業。作曲を野田暉行、永冨正之、近藤譲、Gérard Grisey 、指揮を秋山和慶、Jean-Sébastien Béreau他に師事。芥川作曲賞や出光音楽賞、Fundaçao Oriente 国際指揮者コンクール第3位など、作曲と指揮の両分野での受賞や入選多数。指揮者としてはグリゼイ「Vortex Temporum」や「境界を超えるための4つの歌」、ライヒ「Tehillim」の日本初演をはじめとする海外現代作品の紹介、邦人作品の初演や録音に数多く携わってきた。www.artandmedia.com/artists/masakazu-natsuda/