12月12日 山口恭子室内楽作品個展
山口恭子室内楽作品個展
PORTRAITKONZERT YASUKO YAMAGUCHI
2022年12月12日(月) 杉並公会堂小ホール 18:30開場、19:00開演
前売一般 3,000円, 前売学生 2500円, 当日 3,500円
メジャーリーグでの大谷の活躍は今年も日本を沸かせた。本場で活躍する同朋の姿は、日本人の心をとにかく揺さぶるようだ。にも関わらず、こと日本の現代音楽界に限っては、篠原眞、平義久の頃より、本場で活躍をする作曲家に驚くべき冷淡さを見せつけてきた。今日、海外で活躍する優れた日本人作曲家の数は篠原の時代の比ではない。それでもそうした作曲家たちは、強力なマネージメントがついているなどの特例でもない限り、日本国内での継続的な作品演奏機会を得るのは難しい。この状況をCIRCUITが打開する。第一に紹介するのは、ドイツ在住25年になる山口恭子(やすこ)。2000年度の芥川作曲賞にノミネートされ、のちにCDにもなった≪だるまさんがころんだ≫の作曲家である。山口の作風を特徴付けるのは、静と動のコントラストの強さと、その間(あわい)をデザインして行く繊細な耳。新作2作を含む8作品全てが日本ないしは世界初演。一挙上演されるこの機会に、その厳しくも優しい作品世界を是非ご堪能いただきたい。
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●プログラム(全曲山口恭子作曲)
霧の中から Aus dem Nebel*(1998)
Klarinette, Vibraphon, Kontrabass, Dirigent
イレゲーエン Irregehen*(2004)
Bassklarinette, Kontrabass
風の織物 Windweben*(2007)
Tenorsaxophon, Akkordeon, Violoncello
根 Wurzeln*(2010)
Hichiriki, Violoncello, Schlaginstrument, Klavier, Dirigent
発光素 Luciferin** (2016/2022)
Hichiriki, Akkordeon
石.水.光. Stein. Wasser. Licht.*(2020)Tenorsaxophon, Akkordeon, Kontrabass
阿古屋 Akoya ***(2022)
Elektrische Gitarre
落葉松杮板 Lärchenholzschindeln ***(2022)
Klarinette, Violoncello, Klavier
日本初演*
アコーディオン版初演**
世界初演***
クラリネット/ Klarinette: 岩瀬龍太 Ryuta IWASE
エレキギター/Elektrische Gitarre: 山田岳 Gaku YAMADA
ピアノ/Klavier: 川村恵里佳 Erika KAWAMURA
テナーサキソフォン/ Tenorsaxophon: 江川良子 Ryoko EGAWA
チェロ/Violoncello: 北嶋愛季 Aki KITAJIMA
コントラバス/Kontrabass: 佐藤洋嗣 Yoji SATO
打楽器/Schlagzeug: 會田瑞樹 Mizuki AITA
アコーディオン/Akkordeon: 松原智美 Tomomi MATSUBARA
篳篥/Hichiriki: 中村仁美 Hitomi NAKAMURA
指揮/Dirigent: 夏田昌和 Masakazu NATSUDA
出演者についての詳細はこちら。
●チケットお取り扱い
カンフェティチケットセンター
https://www.confetti-web.com/detail.php?tid=69307&
0120-240-540 (受付時間 平日10:00~18:00)
≪WEB予約の注意事項≫
・ご予約前に、お得な公演チケットサイト「カンフェティ」への会員登録(無料)が必要となります。
・セブンイレブンの発券手数料がかかります。
●後日配信予定(詳細は当ページに掲載します)
お問い合わせ:circuitiucric@gmail.com
080-5496-6854(石塚)
主催:CIRCUIT
山口 恭子(やまぐち やすこ)
1969年長崎県生まれ。1991年東京藝術大学作曲科卒業。1997年渡独、デュッセルドルフ・ロベルト・シューマン音楽大学にてマンフレッド・トロヤーン氏に師事。2000年ディプロムを取得し修了。
1989年第13回神奈川県芸術祭合唱曲作曲コンクール、1992年第8回現音作曲新人賞入選。2005年デュッセルドルフ市奨励賞受賞。2016年ニーダーザクセン州・シュライヤーン村の芸術家の家に、2018年ドイツ文化省より派遣されイタリア・ヴェネツィアのドイツ研究センターに滞在。2022年にはスイス・ヴァレー州のartbellwaldに滞在した。
ノルトライン=ヴェストファーレン芸術財団、ミュージックフロムジャパン財団、トーンハレ・デュッセルドルフ等、委嘱多数。多くの作品がE-MEX Ensemble(ドイツ)、Studio Musikfabrik(ドイツ)、175East(ニュージーランド)、De Ereprijs(オランダ)、Het Nederlands Fluitorkest(オランダ)、Trío FEEDBACK(スペイン)、新日本フィルハーモニー交響楽団、東京シンフォニエッタ等の演奏団体により、ガウデアムス音楽週間(オランダ)、アジア作曲家連盟音楽祭(台湾大会)、ニーダーザクセン音楽祭(ドイツ)、ミュンヘンビエンナーレ・クランクシュプーレン(ドイツ)、ADEvantgarde(ドイツ)、rainy days(ルクセンブルク)、Ensems(スペイン)、サウンドスペース(スウェーデン)等のフェスティヴァルで演奏されている。2007年5月にドルトムントで、2008年9月にはデュッセルドルフで室内楽作品の個展が開かれた。
フリーランスの作曲家としてドイツ・デュッセルドルフに在住。
文化庁「ARTS for the future! 2」補助対象事業
*このコンサートはサントリー芸術財団の推薦コンサートです。
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