トヨタ式問題解決手法と技術記事の書き方に見た共通点
技術記事の書き方を検索してたどり着いた zennの記事
「技術記事を書くときに心がけている。たった1つのこと。」
を読んで、目から鱗だった
技術記事を書くときは、
筆者と読者の課題感を共有する
と書かれていた
これは自分の経験からも、
分かりやすい技術記事がどんなものだったか
思い返して深く頷いた
なぜその課題にたどり着いたか?それを説明する
内容を正しく読み解くための助けになる
「これから読む内容は、その困り事を解決するために書かれているはずである」
論文の書き方に近いと聞いて、腑に落ちた。
そしてこの考え方は、技術開発報告のプレゼンにも通用するものだと感じた
いずれも問題解決を説明するものなので、
当たり前かもしれないが考え方は共通のものだったと感じた。
最近、トヨタの問題解決ステップという
トヨタで問題解決の基本の型とされている考え方を学んだ。
この中にも同じ、課題背景を共有する仕組みがある
8つのステップに沿って問題解決を進める考え方で
STEP1の問題の明確化において、問題を明確に言語化する。
仕事でトヨタグループの人の報告を聞く機会があったが、
そこでは皆この型に習った8つのステップに沿った発表構成となっていた。
そして、このステップ1の問題の明確化が発表においては
課題感を共有する役割を果たしていると気がついた
ステークホルダーや、自部署の役割など、発表者の立場を説明している。
発表者のポジションを説明しているから、
課題背景。問題に取り組む意義がすんなり入ってくると気付いた。
当たり前かもしれないが、
プレゼンも、技術記事も同じだと思った。
これまで成果報告書やプレゼン資料を作成するときは、
このような課題感の共有する事をしていなかったが、
主観的な立場を明確にすることの重要性を、
具体的に言語化されたこの記事を通じて理解することができた。