リーンUXとかアジャイルとか、日本人向きなんじゃないかと。
私は前々職でリーンUXの著者のトレーニングを受けたことがあります。ジェフは日本にも行ったことあってニューヨークの一蘭に行くのが楽しみだなんて言っていました。彼は私の会社で1週間ワークショップを開いてくれたのですが、その後半年くらいコーチとして毎週お話しさせていただく機会がありました。
よかったのは彼はデザイナーだけでなく、デベロッパーやエグゼクティブにもコーチをしてくれたことです。これで仕事がずいぶんしやすくなりました。会社の文化そのものがシフトしました。結局デザイナーだけがUXだなんだ言っても難しいんですよね。
ニールも会社に来て講演していただいたことがあります。彼の話は他のデザインミートアップでも聞きました。もう何年も前なので詳しい内容は忘れましたがこの本のこと自体はよく覚えています。
この人の話もよかったです。マーティ•ケイガンです。会社にきてくれました。この人はプロダクトマネージャーやエグゼクティブ向けにワークショップをやっています。具体的な内容は覚えてませんがすごくよかったように思います。
今ではすっかりお馴染みの3冊ですが、出たばかりの頃に「あれ、日本のものづくりってこういうのじゃなかったっけ」と思いました。トヨタ生産方式しかりデジタル版?と思いました。改善とか看板とか今では英語にもなってる生みの親ですね。
この御三方がお話に会社に来たときはデジタルトランスフォーメーションだって感じで、カルチュアシフトでした。何が変わったって、実際にまず机のパーティションがなくなる、もしくは低くなりました。会議室のドアも今では当たり前ですがガラスになりました。コラボレーション重視でフラットな組織に生まれ変わりましたね。昔からある会社でもずいぶん変わったと聞いてます。私は銀行のUXの人と話すこともあるのですが、昔の銀行とは大違いです。デザインやITはアウトソースだったのがどこも社内で抱えています。
それまでアメリカは個人主義というか「後はよろしく」みたいな自分は自分の仕事をする感じでした。まさにヲーターフォールです。隣のキューブにいる人にメールでやり取りとかしてました。
それがairbnbやUberなどガンガン出てきて、彼らのスタートアップスタイルに学ぶところからどんどんプロダクト制作の現場が変わりましたね。
でその当時ふと思ったのですが日本社会はこれ当たり前じゃない?というとこです。昔から机並べてご飯食べ行って飲み行っていろいろ語る。今これをテック関係ではやっています。でもCOVIDになってちょい薄れましたけどね。
もう一つこの本も。この著者のマリアという人もフォローしています。この人はどちらかというと私の方に近くUXとかでなくトラディショナルなデザイナーです。確かリチャードソールワーマンという情報デザインの有名な方のところで働いていた経歴もあり、自分でデザインスタジオ起こしてFacebookに買収されていました。その頃にFacebookのミートアップに参加してお話聞いたことあります。デザイン重視の文化が企業の成功につながるようなことを言ってくださっていて大変心強い思いをした記憶があります。リンクドインでメッセージ送ってお返事いただいたこともあります。このDEOはまだ根付いていないですね。実際デザインのエグゼクティブはまだまだ少ないです。
私は昔のニンテンドーがソフト出した話を読んだことあります。確か糸井重里さんがマザーのこと書いていたんですが、読んだ時アジャイルじゃんと思いました。なるほど日本のゲームは世界を席巻したわけです。同じように普通のアプリも世界に出れるといいんですけど。