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GOALはでっかく
僕がPTとして初回の介入をする際に意識していることは
GOALはでっかく、理想の姿を思い描く
ということ。
初回対応の目標設定の際、整形外科領域の場合、
8割以上の患者さんの主訴=GOALは「痛みを取りたい」
もちろん痛みで困っているから病院に来るし、手術を受ける。
でもそれって本当の目的?
僕が問診で必ず聞くのはその先の姿。
つまりGOAL=「痛みを取って何がしたいか」ということ。
不思議なもので、みんな痛みを取ることに必死で、
その後の生活までイメージできてない。
痛みを取ったその先を想像できないと今ある痛みにばかり意識が向いてしまう。
意識しているのはできるだけ具体的にGOALをイメージすること
・旅行に行きたい→どこに?だれと?いつ?
・孫と遊びたい→何をしたい?
・ゴルフに行きたい→どの位のスコアを出したい?
痛みが取れた後の理想のGOALを限りなく具体的にイメージしてもらう。
そうするとそれに必要な要素がみえてくる。
・3か月後に友達とバスツアーでお城巡りに行く
→バスに乗り降りできる筋力
→お城の階段や坂道が歩ける歩行能力
→一日に7000歩以上歩ける体力
そうすると上記のような、
具体的に獲得しておかないといけない機能や能力がみえてくる。
そうすれば自ずと獲得するために必要なアクション(ここでいうと自主トレ)をやる理由が明確になって継続して行う動機付けになる。
ここで大事なのは、できるかどうかは関係ないということ。
GOALは常に理想最適。
こうなったらいいなを最大化して、
本当に実現するためのアクションを考える。
GOALはでっかく、理想の姿を思い描く
これを患者さんと共有することで自主トレの継続を促しています。
書いてて思ったけど、
これって人生におけるGOAL設定と全く一緒のプロセス。
やっぱリハビリとコーチングは親和性高いな。