見出し画像

コミュニケーションと観察

コミュニケーションの質について思うこと。

スタッフとの関係性を築く上で、コミュニケーションは必要。
だからといって、ただ何となくコミュニケーションをとればいいわけじゃない。日常会話でコミュニケーションをとることがダメということではないし、初対面の状態からある程度の関係性を作るうえでは大切だと思う。


ここで取り上げたいのは『信頼関係を築くコミュニケーション』について。
信頼関係とは、心理的安全性が担保された状態で、悩みや困りごとに対してお互いに相談できる関係のことであり、信頼関係を築くコミュニケーションとは、その状態を獲得するために必要なスタッフとの関わり方のことである。

信頼関係を築くコミュニケーションのポイントは2つ。
①しかるべきタイミングで声をかける
②しかるべき内容のコミュニケーションをとる


①しかるべきタイミングで声をかける


よく「何かあったら言ってね」とスタッフに声をかけることがあると思う。
では実際にそのスタッフが声をかけてきたことがあるだろうか……?
特に上司と部下という関係性が構築されている場合、部下の方から上司に対して声をかけるということはほとんどないと考えていい。

理由としては…
・的外れな質問をして評価が落ちたらどうしよう
・こんなこともわからないと思われたらどうしよう
・そもそも「何かあったら」が何を指すのかわからない

といった理由が考えられる。
特に3つ目に関しては入社したばかりのスタッフによくみられる状態である。所謂、何がわからないのかわからない状態である。そんな時は「今日の業務がすべて終わったら声をかけて」「新患さんの評価終わったら声をかけて」などこちらから具体的に声をかけてほしいタイミングを伝えておく。そうすることで相談するタイミングが生まれ、信頼関係構築に繋がっていく。また、日頃から相手をよく観察する。言動や表情にいつもと異なる点はないかを気にかけておく。そうすることで相手が悩んでいそうな時、相談するべきか迷っていそうな時にしかるべきタイミングで声をかけることができる。

②しかるべき内容のコミュニケーションをとる


相手が何に悩んでいて、どんなアドバイスを求めているかをキャッチし、適切なアドバイスを送ることを心がける。そのために必要なのも観察。相手を常日頃から観察しておくこと。

・どんな患者さんを担当しているか、リハの進捗状況は
・多職種と連携できているか

日頃から気にかけていることで、コミュニケーションの内容もタイムリーな物となり、信頼関係構築に繋がりやすい。


どちらにも共通していることは「相手をよく観察しておく」ということ。
コミュニケーションの方法や内容を一生懸命考えるより、相手のことを理解するというマインドを持ち、常に気にかけておくこと。
これこそ信頼関係を築くコミュニケーションの基本だと思う。

無料体験コーチングの詳細は以下
↓↓↓


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?