見出し画像

理学療法士として管理職として

今年で理学療法士14年目。
経験年数を積んでくると所謂「管理職」に昇進する場合が多いでしょう。
自分も例に漏れず昨年度、副主任を仰せつかりました。

管理職として意識していることは「組織は働いている人が作る」ということ。組織作りの基盤となるのは働いている人そのもの。
これ結構大事かなと。

組織を作っていくときに、どうしても経営理念や行動指針に目が行きがちです。MVVといった言葉を駆使して管理者がスタッフにプレゼンする、なんて場面も。
別にMVVが悪いわけではなくて、その組織の行く先、方向性がスタッフ1人1人にちゃんと届いているか、スタッフが組織の問題を自分事にとらえられているか。これが大切。

勘違いしちゃいけないのは、管理職が作成したMVVを実行するのは管理職じゃなくて現場で働くスタッフだということ。管理職が管理職の自己満足で作成したMVVに、現場のスタッフは何一つ興味がわきません。何のためにやるのか?具体的に何をしたら達成したと言えるのか?現在はどんな状態なのか?この辺りが明確になっていないと現場のスタッフは主体的に動けません。

これからの組織作りにおいて重要視されるべきなのは「人」。
現場のスタッフ一人一人にベクトルを向けた組織を作ること=一人一人が主体性を発揮して組織の目標達成に向けて取り組むこと。
それにより組織が一つのチームとなって、皆が助け合いながら自分らしさを発揮する。まさに自走する組織へと進化していく。

そのためには、管理職としてスタッフ一人一人と向き合うことが最優先事項。その手段の1つとしてコーチングがあります。
自分もコーチングを用いてスタッフと関わる時間を増やしています。
なかなか自分の思っていることが表現できずに上司や周囲から評価されない新人スタッフに対してコーチングを実施した結果、自分とは何者かが理解でき、伝え方や表現方法を見直したことで、自信をもって相手に思いを伝えられるようになったという事例もあります。

コーチングはその人が気づいていない無意識の部分を引き出すことで自己理解を深め、自分がパフォーマンス高く行える領域を特定していきます。その領域に合った働き方、自分が活きる環境ができれば、楽しく仕事をしながら自然と結果がでるというwin-winな状態に。
コーチングが組織の中の個に対して機能すれば結果的に組織が機能する状態を作れると確信しています。

個が輝くと組織が輝く、組織が輝くと病院全体が輝き、その輝きは患者にも伝播する。そんな医療機関が一つでも増えたらいいなと思っています。

体験セッションの詳細は下記


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?