【漫画】どっちが面白い?そんなの分かりまへん。そもそも面白いとは?
毎日noteの2日目。
ワンピースとハンターハンターどっちが面白い?
先日、髪を切りに友人の美容院へ行った。僕しかお客がいないようなので髪を切ってもらいながら漫画の話をした。
僕の友人は漫画のワンピースがとても好きだ。僕も読んでいるがそこまで読み込んでおらず全体の流れをチェックしている程度だ。きちんと読ん出るのは頂上決戦まで。完結したらちゃんと読みたい。
ワンピースの話などをしつつ、友人が「ハンターハンターも面白いらしいね」と言ってきた。友人はハンターハンターは読んでいない。
かくいう僕は大のハンターハンター好きである。何度も読み返したほどだ。「ハンターハンターも面白いね」と僕は答えた。すると友人が「ワンピースとハンターハンターどっちが面白い?」と聞いてきた。
僕はこう答えた「個人的に好きなのはハンターハンターだけど、面白さのベクトルも違うのでどっちが面白いかとかはないね」と答えた。これが正解かは分からないが自分的には無難な返答であったと思う。
たまに、〇〇と××こっちの方が面白いといった議論もあるが自分は不毛であると思っている。(例えばドラゴンクエストとファイナルファンタジー ※僕はどっちも好き)別にどっちが上とか下とかで議論したくない。対立する場合はどちらかが上かより議論の対立しているコンテンツを下げたり、あらを指摘する輩がいる。そうなるとお互いに対立コンテンツの下げが始まる。そうなると何も楽しくないのでそんなことは聞きたいくない。よって、こういった上か下かの議論はしないような返答をするようにしている。
閑話休題
面白いとは何か?
そもそも、面白いとは何か。よく「あの映画は面白かった」「あのゲーム面白かった」という話が出るが面白いの定義は何だろう。
そこで考えた、オーギュスト・ロダンの彫刻作品ばりに考えた。そして出た答えは「面白いとは感情を揺さぶられることである」と。
もしかしたら、他の文献やブログなどでも似たような答えがあるかもしれない。僕が自分なりに面白いとは何かと出た答えである。
面白いについてもう少し具体的に考えてみる。
感情の揺さぶりが面白さ?
「感情を揺さぶられる」とは一体とういうことか。例えば、喜び、怒り、哀しみ、楽しいといった喜怒哀楽や驚き、恐れ、嫌悪、期待といったことに共感することではないだろうか。共感ではなくとも作品や事象に対して「心が動かされること」が面白いという要因の一つであろう。
しかし、「感情が動かされる」だけであれば恐れや嫌悪といった感情のみでは「面白い」は成立しないはずだ。となると面白いについてもう少し考えてみる必要がありそうだ。
起承転結や三幕構成から読み解く面白さ
視点を変えてみる。物語や話を作る時に「起承転結」や「三幕構成」といった手法がある。それらも全て同じ感情でコンテンツを見たり、感じたりするわけではない。例えば「起」の部分では喜びや楽しみ、「承」の部分では驚き、「転」の部分では怒りや哀しみ、「結」の部分でまた喜び、楽しみ、期待といった感情が動く物語があるとする。すなわち「感情の変遷が面白さを作るのではないか」ということだ。
ただ、それだけで「面白い」と定義していいものか。ただ複数の感情の変遷があれば面白いとはならない。これだけでいえば大体のコンテンツは面白いと言えるがそうではない。
心の動きの振れ幅が大きいと面白い?
先述した面白いの定義で「心を動かされること」と書いた。心が動くということは大なり小なりある。少し心が動くこともあるし大きく動くこともある。例えば会社や学校などのコミニュティで「怖そうな人、話しかけづらい人」などは出会ったことがあるだろう。先入観でそう思ってた人が実際に話してみたら面白い人やいい人だった経験はあるのではないだろうか。出会ったことがない場合は、映画やドラマ、小説、漫画などでもそういった登場人物やキャラクターは見たことがあると思う。そのギャップで心が動くことはあるはずだ。そういった人物(キャラ)は心に残りやすい。
つまり、「心が動く振れ幅が大きいと面白いのではないか」と仮定してみる。やはり1つの感情では面白いは作れない。このギャップについても恐れ→驚き・喜び・楽しいといった感情の動きがある。
まとめ
ここで、今回書いたことをまとめると面白いとは「複数の感情の変遷があり、かつ、その感情の振れ幅が大きいほど面白い」となる。
これが正解かどうかは分からない。だが仮説として自分での面白いとは定義できた。
時を戻そう
この面白いを定義した上でワンピースとハンターハンターどっちが面白いか、どっちも面白いでいいじゃないか。どっちの漫画も感情が揺さぶられるし、揺さぶられ方も違う。
共通して言えることはどちらも「心の動きの振れ幅がでかい」ということだ。
結論、表題のとおりどっちが面白いかなんて考えたり議論するだけ不毛である。いいところを褒めて楽しんだほうがいい。
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