授業の特色を見極めるのはコーヒーショップの味の違いを味わうのに似ている
今回は正式な取材ではないので学校名は伏せます。
[学校の環境]
全ての教室にピアノが置いてある。これは合唱コンクールに向けての練習をいつでもできるようにするためとのこと。校舎自体は古い感じなのだが、中身のソフトは時代に合わせアップデートしている印象だ。具体的に述べると、インターナショナル交流ルームや外国人の先生がフロアを行き来していた。これは、保護者やわたし世代が現役の中学生のころはあまり見られなかっただろう。
[今回見たのは1年生の英語のクラス]
外国人の先生が一人で教壇に立った。日本人のサポートの先生はいない。後で聴くと、日本人でも外国人の先生でも、英語の授業はオールイングリッシュで進めているとのことだ。この学校の方針的には、日本人教員のサポートは不要なのだ。
授業は”STAND UP”の掛け声で始まり、曜日と日付を問う英文を一人ひとりに問いかけて、発話を促す。全員が必ず1回答えて、発言したら座るという方式だ。レッスンの開始時に生徒全員が発言すること、それが完了してから正式にその日の内容に入るという方法を採用していたのが特徴的だ。
パソコンを机の上に出している生徒が数名いる。その中でもパソコンを開いて何かチャットのような画面を見ている生徒がいた。授業後に先生に聞いたところ、全員にChromebookを配布しておりノートや検索辞書として活用してよい文化になっているとのこと。
30年前の英語の授業と比べると明らかに変わっている。しかし今の時代で横並びに学校ごとに英語の授業を見た時、どういったところが特徴的といえるだろうか?外国人の先生がオールイングリッシュで授業をしていることは学校のUSPになりえるだろうか?それはコーヒーショップの味の違いを味わうように、じっくり見て体感しなければわからない。パンフレットからはやはり見えてこない。
授業探検隊は、学習塾の経営もしているので、学校説明会の時に授業も見学させていただいている。※今回はその関係で授業の一部を見学させていただいた。その中で、「おや、ここのコーヒーはどこか味に特殊性がありそうだな…」と感じた学校へ取材設定をしていきたいと思う。もちろん、うちの学校を取材してくれ!というところがあればお声掛け下さい♪
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