30年前から探究学習を実践!?富士見丘のグローバル教育の成果がすごい!
こんにちは。株式会社ジプロス GrowVaLスタッフです。
今回はグローバル教育が実践されている富士見丘中学・高等学校(東京)の探究学習を紹介します。
※富士見丘は、全国で28校しかないWWLに指定されている学校です。
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30年以上前から探究学習を実践!
富士見丘の探究学習の歴史は古く、好きなものをとことん探究する「自主研究5×2」を30年以上前から行っています。平日の通常授業からの「学び」と週末の自らの「研究」を中1~高2まで実践しています。(平日5日間と週末2日間の相乗効果を期待し自主研究5×2と名付けられました。)生徒全員が興味・関心を掘り下げることを通して、「探究」の面白さ(=学びの面白さ)を知り何を学びたいのか?何をしたいのか?など自身のオリジナリティを発見していきます。先生のアドバイスをもとにテーマを決定した後は1年間を通して研究し、主に週末を使って課題研究を進め、毎回の研究記録と実施記録を担任に提出し、レポートをまとめあげます。
2015年よりSGHに、そして2020年よりWWLに
30年前から探究学習にも取り組み、グローバル教育にも力をいれてきた富士見丘でしたがやっているだけではなく、結果(=数値)も追及するべきではないか、と考え、2015年に、文部科学省がグローバル教育に取り組んでいる学校に対して認定するSGH(スーパーグローバルハイスクール)に指定され、学校改革をスタートさせました。
SGHの目的は、社会課題に対する関心と深い教養、問題解決力、コミュニケーション能力などの国際的素養を身に付けた将来のグローバル人材の育成です。また、授業の内容は、単なる語学教育だけでなく、目指すべきグローバル人材像を設定し、グローバルな社会課題、ビジネス課題をテーマに、大学や企業・国際機関と連携しながら探究しグループワークやディスカッション、論文作成、プロジェクト型学習等の形態の実践が求められます。
富士見丘では、「サステイナビリティ(持続可能性)から創造するグローバル社会」をテーマに地球規模の社会課題を解決する探究授業がはじまりました。
さらに、SGHは2019年で終了し、2020年にはSGHよりはるかに高度の教育が求められるWWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業に申請しました。そして、先進的なグローバル教育を実践する全国の高校28校の1つに選定されました。ちなみに、都内では3校のみになります。(他は私立渋谷学園渋谷・都立南多摩)
WWLに求められることは、以下の項目になります。
・これまでのスーパーグローバルハイスクール事業の取組の実績等、グローバル人材育成に向けた教育資源の活用ができる
・高等学校等の先進的なカリキュラムの研究開発・実践と持続可能な取組とするための体制が整っている
・高等学校等と国内外の大学、企業、国際機関等が協働し、テーマを通じた高校生国際会議の開催等、高校生へ高度な学びを提供する仕組み(ALネットワーク)が形成されている本格的なグローバル教育の実績があり、人財育成・国内外の高校や大学などとの協働体制が充実し、カリキュラム開発の拠点となりえる、と文部科学省が認めた学校です。
どのような生徒を育成し、どのように育成するのか?
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