読書記録3『本を守ろうとする猫の話/夏川草介』

著者 夏川草介
初版 2017年2月5日
初出 序章〜第二章『STORY BOX』2017年1月号〜2月号
   第三章〜終章 書き下ろし

夏川草介
1978年大阪府生まれ。信州大学医学部卒。長野県にて地域医療に従事。
2009年『神様のカルテ』で第十回小学館文庫小説賞を受賞しデビュー。

奥付より

 私は猫が好き。
 猫がつくものには引き寄せられてしまう。
 この『本を守ろうとする猫の話』も猫に惹かれて手に取っていたもの。

 見返しの色が表紙に使われているブルーとオレンジ色になっていて可愛らしい。

 亡くなった祖父のもつ古書店を受け継いだ主人公と喋るトラネコ。そして古書店からつながっていく不思議な世界へ本を助けにいく。
 そんなお話。

読むのはよい。けれども読み終えたら、次は歩き出す時間だ。

本文48ページより

「良い心がけだ。理不尽に満ちた世界を生きていく上での最良の武器は、理屈でも腕力でもない」
「ユーモアだね」

本文より

 私は本の持つ力なんて考えたことあったかしら。
 今は私のストレス解消として役に立ってくれているけど。癒す力としようかな。

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