大運の移ろい

算命学の世界には「大運」という、人の運命の流れを司る概念があります。
 これはまるで10年ごとに新しい章を迎える物語のように、私たちの人生に周期的なリズムをもたらすものです。このバイオリズムを理解し、それに沿って生きることで、人生はよりスムーズに、より快適に進むと言われています。

大運の変わり目には、誕生日を挟んで前後3年間、エネルギーが次第に移行するといわれています。

 私自身、近年は勉強会の運営からイベントリーダーシップまで、目一杯の活動に打ち込んできました。しかし、昨年後半になって、以前のようなペースで物事をこなすのが難しくなりました。そこで宿命表を眺めると、私は大運の移行期に差し掛かっていることに気が付きました。今までの「忙しく働く10年」が終わりを告げ、「大切な人のために尽くし、目の前のことを積み重ねる10年」へと移り変わる時期だったのです。

この気づきは、私の計画にも変化をもたらしました。算命学の知識がなければ、私の変化はただの行き詰まりに感じられたかもしれません。しかし、学んだことで、それがエネルギーの移行という自然な流れであることを理解できました。

私たちが学ぶ流派では、「学ぶと霊感がつく」と言われますが、これは幽霊を見るような霊感ではなく、見えないものを感じ取る、空気を読む力のことを指します。同期の中ではまだその力が弱いと自覚していますが、これからも学びを深め、感覚を研ぎ澄ませていく所存です。算命学は、目に見えないエネルギーの流れを読み解く魅力的な道具であり、その道をさらに歩んでいくことに私は心から期待しています。


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