話題沸騰!!【どじゃれ歌会<第2回>】
新年から始まった「どじゃれ歌会」。
これまで好評だった「どじゃれ句会」が、俳句からさらにパワーアップして、短歌の世界にはみ出しました。
ルールは簡単。
毎回、お題の短歌が出され、それを一部変えて、笑える歌にするという単純な趣向。
例えば、第1回だと寺山修司の有名な短歌がお題。
(お題)
マッチ擦るつかのま海に霧ふかし身捨つるほどの祖国はありや 寺山修司
※マッチに火を点けると、火に照らされて海に霧が深く立ち込めている情景が浮かび上がる。私が命を捧げて守るに値するほどの祖国はあるのか。
これに例歌を主宰者の陣太呂がつける。
(例歌)
マッチ擦るつかの間海に霧ふかし身捨つるほどの放火魔稽古
※船のデッキでマッチを擦る練習を一生懸命にしていた放火魔の幼少期の想い出を歌ったものです
これが第1回のどじゃれ歌会のお題と例歌でした。
そこそこ盛り上がったのですが、圧倒的に盛り上がったのは第2回のほうでした。
そこで、第2回どじゃれ歌会をお届けします。
<お題>
「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日 俵万智
これまた有名な句。
口語を使った清新な表現で、与謝野晶子以来の天才と呼ばれた歌人、俵万智さんのデビュー短歌集から表題作です。
<ルール>
これを一部変えて笑える歌にします。
<例歌>
「この味がいいね」と君が言ったからイナゴ蜂の子カイコ記念日
※長野県では毎日どこかで何かのゲテモノ記念日です。
乃木ケヤキ:例歌、笑えないのですが🤨(長野県出身)
「この味がいいね」と君が言ったからマダガスカルはゴキブリ記念日
https://chisou-media.jp/posts/4761?page=7
この寄生虫美味しいねと君が言ったから◯月⚪︎日 サナダ記念日
耕美堂:ゲテモノ食いから離脱できない。吐きそうやわ。
美明:激務にストレスを抱えていらっしゃる陣太呂先輩の精神状態をお気遣いください。
耕美堂:わかりました。次の上洛のおりにはゲテモノの詰め合わせを土産に上げたいと思います。すこしでもストレス解消になることを祈ります。
美明:近所の井之頭公園にイナゴの缶詰、蜂の子の缶詰があるから、ご利用ください。
耕美堂:そんな高い物を! ま、近頃は養蚕も村ではしてないし、自家採取より購入の方がお手軽ですね。
美明:そんな手間暇、先輩がかけるとは…思えなかったので…、つい…。😂
「この味がいいね」と君が言ったから6月3日は鯵の記念日
美明:真正面のダジャレすぎて、面白くないのはご容赦ください。
耕美堂:ゲテモノ食いから離していただき感謝します。
「このアシがいいね」と君が言ったから(12月)24日は有馬記念日
「この味がいいね」と君が言ったから(6月)14日は手羽先記念日
美明:やっぱつまらん!😢
陣太呂:あっ、俵万智のサラダ記念日の「サラダ」は実際には「からあげ」だったらしいです。彼氏が「この味いいね」と言ったのは、インドカレー味のからあげだったんだとか。
美明:ええ、そう話してた番組を見ました。
陣太呂:7月6日も実際は違う日らしい。7月7日だとありそうだし、語呂がいい日にしたとか。
美明:テレビで言ってましたね。添削に添削を加えているのだと感心しました。
「この味がいい値」と君が言ったから 言い値で破産 サラダ記念日
美明:うーん、ちょっと何を言ってるのか、わかんない🤷
陣太呂:バイヤーとブローカーが交渉していて、サラダを食べながら食材の値段を決めていた。
あまりにおいしいのでバイヤーがブローカーに「言い値でよい」と言ってしまった。
それは市場価格をはるかに上回る価格だった。それで倒産しちゃった。
美明:いやぁ、普通の人間には浮かばないでしょ!そこまでは。
耕美堂:そのバイヤーはプロとしていかがなものか?
陣太呂:プロとしてはダメですが、人間としては愛せます。
耕美堂:会社潰しちゃダメぢゃん。