見出し画像

価値観の多様性を受け入れる

”遅刻しても彼(彼女)はこんなところに魅力があるから良いね。”

私の所属している職場では遅刻は認められないと思います。なぜなら大多数の方々が身を委ねて生活したり、通って来ていただいたりするので時間に遅れて穴が空くことは生命が脅かされる可能性があるからです。


けれども海外に行けば少々の遅刻は許される場合もあるようです。

文化の違いでしょうか

俺(私)は確かに時間に遅れたけど、どの店員よりもお客さんを楽しませることができるよ
ある海外の飲食店の日本人オーナーさんは文化の違いもあるから多少の遅刻は当たり前だと
受け入れて経営なさっているそうです。

なぜなら11カ国の人々が働いておりそれぞれの生まれ育った文化や価値観を一つにするのが難しい為、人それぞれにこの部分は悪いかもしれないけど、こんな素敵なところが彼(彼女)にはある。それでいいじゃないと受け入れたそうです。


この職場はとても働きやすくスタッフのパフォーマンスも他の店舗より高いそうです。

重度の知的障害のあるトモ君がやっているユーチューブチャンネルがあります。
彼はほぼ言葉を話すことができません。何かお願いをしても必ずしも行うとは限りません。
現在障がいのある方が働く場合 障がいの程度にもよりますが最低賃金~0円まで

障がい者の働き方の選択を増やす試みで
トモ君はユーチューブで自分の障がいをオープンにしチャレンジしている姿を全世界に
発信し働いています。

ユーチューブでは動画の再生回数が広告収入になります。

回を重ねるごとに話すことができなかった彼が言葉を話したりお願いごとを達成する姿がユーチューブ内では映し出されています。

見ている視聴者の多くがお母さんで
成長する姿を見て感動し何回も何回も繰り返し動画を見ています。
お母さん方は繰り返し再生しながら
トモ君を応援(広告収入)しているのです。


私は重度の知的障害のある方は、働くと言う視点から見ると社会で支える存在と思っていました。

なぜなら募金だとか助成金のような方法で支えるしかないと考えていたからです。


私がトモ君なら生きている実感を感じることが乏しかったと思います。

募金や助成金は相手や社会から私に対しての一方向でのやりとりでお互いが喜びあえる事ができないからです。

トモ君は見ている人達を幸せにし労働の対価として報酬を得ています。
社会に貢献しているのです。
トモ君が非常に面白く応援したくなります。


話は変わりますが
みなさんはメルカリをやっているでしょうか?
便利ですね!不要な物が自分で売買できますね。今までなら捨てるかリサイクルショップやフリーマーケットに出さなければいけなかったのですが、個人で売買できるのが良いですね。

個人の売買と言えばタクシーもありますね
専用のアプリから連絡し、近くに居たドライバーがやってくる仕組み
あれっ 普通のタクシーと思いますが...
やってくる人は普通の自家用車でやってきます。

全世界標準になりつつあるウーバー(タクシー会社)です。


日本では法律で自家用車のタクシーサービス(白タク)は禁止されているので
ウーバーは利用客を各タクシー営業所へ斡旋しているそうです。


企業を通さなくても個人間でのサービスや物の
やりとりが今後も増えていくようです。


私の所属している施設でリハビリをして元気になったお年寄りがいました。

元気になり何か人の役立てたらと思うようになったそうです。

みなさんと楽しいひとときを過ごしたいと言う気持ちが湧き上がりたくさんの方々を交えながらハーモニカを吹きます。

ハーモニカを吹きながら「元気になる事ができる施設の事をたくさんの人に知ってもらえたら」と話されていました。

私は「施設の営業パーソンになってみませんか?」と声をかけました。

施設の見学者に対して、近くに寄り添い「施設は良いところだよ」と声をいつもかけられます。

ある時は私に目で合図を送ります。私は目でお願いしますと訴えるとホールにハーモニカの音色が響きます。

見学に来られた方はハーモニカの音色に身を委ねます。


見学に来られるお年寄りは他の施設を何件も見学しますが私の所属している施設を選んでくれるようになりました。

私は送迎の帰りに「また契約してしまいました。ありがとうございます」とハーモニカのお年寄りに伝えます。


「私はあなたの私設が大好きだからみんなに広めたいんだ」と話され、お互いが喜び合います。

“働き方や価値観の多様性を受け入れる”
とてもこの事に私は興味があり毎日ワクワクしながら取り組んでいます。

ここまで見ていただいてありがとうございます!

いいなと思ったら応援しよう!

宮城県大和町親善大使 髙橋秀和
もしサポートをしていただきましたら、ご縁をお裾分けするための活動に使わせていただきます!