終わりが見えないからワクワクする~TWDWに行ってきた話~

勤労感謝の日前後の7日間に開催される“働き方の祭典”「TOKYO WORK DESIGN WEEK 2018」

その中のプログラム、渋谷ヒカリエで11月18日に行われた「NO LIMIT&NO BORDERS! 冒険だけが人生だ」に参加してきました。

電波少年のT部長でお馴染みの土屋敏男さんのトークが聞けるということを前日に知り、その場でチケットを取って参加しましたが、実りがものすごく多かったので、何回化に分けて小出しで出していきます。

土屋さんの他にはThe Breakthrough Company GO代表取締役の三浦 崇宏さん、ONE JAPAN 共同発起人・代表の濱松 誠さんのお話もありました。

3人のトークの中で「終わりが見えないからワクワクする」という話がありました。

テレビを作る人は企画段階でよく「見えた」と言うけど、終わりが見えた時点で面白くないのでは?というお話です。

ものすごく共感できたのは、物語は終わりへの行程が見えた瞬間、面白くなくなるなと思っていたからです。

昨年発売されたドラクエ11。ラスボスも倒して、終わったと思った後の展開に物凄くワクワクしました。終わりへの行程が見えなくなったからです。

今思えば、RPGで最初からラスボスがわかっていることは少ないですよね。大体はラスボスの正体がわからないか、ラスボスだと思ったら真のラスボスがいた。大体のRPGはそんなパターンだと思います。

人は目標がないと行き先を失うけど、目標達成の行程が見えてしまうと面白くない。

電波少年は、目標はあるけど、達成への行程は見えない、典型的な番組でした。

同じ作りでは、北海道ローカル番組の水曜どうでしょうがあります。

アメリカを横断する。食べ物の早食い対決をしながら日本を縦断する。
目標はあるけど、行程は全く見えません。

最近は「ストーリーが大切」と言われますが、この2つの番組はそれを昔から体現していたように思います。

自分が好きな話の1つに、甲子園の魔物の話があります。
甲子園では、終盤での逆転劇が起こりやすい、というものです。

大体どちらのチームが勝つか予想が付いてしまい、観客たちが「もうひとつ展開欲しい」と、負けているチームを応援するため、後押しを受けて逆転をする、という話です。

終わりが見えて面白くないから、展開させようとする。そして、展開し始めると終わりが見えなくなってワクワクする。

終わりが見えないのは苦しいことだけどワクワクできる、と思うと、冒険できるのかなと思いました。

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