トレーナーは社長、ポケモンは社員
あなたは今、トレーナーですか?ポケモンですか?
・・・人類で初めてこの質問をした自信はあります。
ポケモンは、トレーナーの指示を受け、相手と戦います。
これがアニメになると、ポケモン自身が自ら考え、行動するときもあります。
この関係、会社やチームではよくある関係ではないでしょうか。
会社に関しては、実際は社長の下に中間管理職があり、部下がいるのでもう少し複雑ですが、基本的には「社長の指示で社員が動く」ものです。
そして、アニメのように「社長の意思を汲み取り、社員が自ら動く」パターンも存在します。
ここから、当研究会ではこの企画において、「トレーナーは社長、ポケモンは社員」と定義します。もちろん「トレーナーは上司、ポケモンは部下」でも成り立ちます。
よって、中間管理職になると、トレーナーとなるときもあるし、ポケモンとなる時もあるわけです。
「トレーナーは社長、ポケモンは社員」と定義をすると、こんな反論があると思います。
「ポケモンは友達だから上下関係はない」
先にお答えしておきます。
そもそも、社長と社員には必ず上下関係がある。という前提自体が間違いだとしたらどうでしょうか。
社長と社員が友達だったり、上司と部下が友達という可能性はいつからなくなったのでしょうか。
釣りバカ日誌というお話がありました。ヒラ社員が、自分の会社の会長を釣りの弟子にするという話です。
状況や場所が変われば、そういうことも、ありえるわけです。
また、トレーナーは戦い全体を見ます。ポケモンは目の前の相手とどう戦うかを見ます。
バトルの場になった瞬間、役割がそもそも違うのです。関係性がどうであれ、立場で役割は決まっているのです。
役割が違う以上、お互いを信頼し合い、共に能力を高めていかなければ、バトルに勝つことはできません。何よりも、お互いが自分にしかできないことをしなければ、勝つことはできないのです。
伝説のポケモンを出しても、トレーナーがいい指示を出さなければバトルには勝てません。
バトルの戦略がピカイチのトレーナーでも、ポケモンがちゃんと行動しなければバトルには勝てません。
会社が社会の中で戦っていくためには、トレーナーとポケモンがお互いを信頼し合い、共に能力を高めていくことが大切です。