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映画「タロウのバカ」 舞台挨拶感想
映画「タロウのバカ」の舞台挨拶レポです。
先週のこと。アクセス殺到のなか奇跡的にチケットを取れて、初めての生菅田将暉!!とウッキウキでテアトル新宿に赴きました。
観に来てた人の9割が女子。
で、ほぼほぼ菅田くんのファンでした。
10代の子も多かった。
ライブのTシャツとか、映画で菅田くんが着てるっぽいTシャツを着てる人がいっぱいいました。
ハロプロの現場とは雰囲気が違ったなぁ。
生で見た菅田くんはやっぱり菅田くんだった。
映画の前に舞台挨拶ということで、会場入りしてから早々に大森監督、キャストの方々の登場。
初めて見た菅田くんは「テレビで見たまんま!!!」でした。
スタイルがいい。顔かっこいい。鼻筋美しい。
でも、いい意味でオーラがなくて、菅田くんがどんなジャンルの映画にもスッと溶け込んでしまう理由がわかった気がしました。
「タロウのバカ」のエージ役も、オーラがある人が演じたら嘘っぽくなったり大袈裟になりすぎたりしそうなんだけど、そこを菅田くんが本当に絶妙に演じてるから、あー、いるだろうなこういう子、と思える。
誰から見てもエージはまぁ“クズ”なんだろうけど、心の中のモヤモヤとか、悲しさとか、周囲や社会への怒りとかの感情に、共感できないんだけど腐っちゃう気持ちもわかる、というか。それは同情でしかないのかもしれないけど。
・・・と、映画の感想に入りかけてしまった。ここからは舞台挨拶で印象的だったことを。
・YOSHIくんのお兄ちゃんみたいな菅田くん。
→タロウのバカで俳優デビューした主役のYOSHIくん。インパクト大の個性的な男の子。空気を一切読まないとても無邪気な発言が多くて共演者もヒヤヒヤしてる部分あったのかな?と見受けられたんだけど、菅田くんはYOSHIくんのどんな発言もフォローするつもりで常にマイクを握り、実際にフォローしていました。二人がまるで兄弟みたいでその美しさに胸と目頭が熱くなった。
・裸 in the specialとはなんぞや
→撮影の印象的な思い出を聞かれたYOSHIくんが挙げたエピソードの中で出演者から出てきた言葉・「裸 in the special」。何がスペシャルなのかは置いといて、舞台挨拶ではみんなニコニコしながら「裸のシーン」の話をするんですよ。菅田くんなんか「あんな笑ったの初めて」くらいに言ってたし。でも、映画観たらそんな気持ちには全くなれませんでした。そのシーンで菅田くんは爆笑してたけど一ミリも笑えない。そんな映画です(とりあえず観てほしい)。
・仲野太賀さんまさかのネタバレ。
→映画上映「前」の舞台挨拶なのに、クライマックスを盛大にネタバレしてしまった太賀さん。焦りまくりの太賀さんに会場が大爆笑の渦に包まれました。菅田くんもしゃがみこむほど笑ってて可愛かった。ただ、ネタバレのおかげでまっさらな気持ちでは観れなかったです。いつかな?いつかな?と思ってました。笑
映画「タロウのバカ」に思う。
映画は菅田くんが言ってた通り賛否両論なのがよくわかる内容で、私的には「菅田くんファンの10代女子がこれ観てどう思うのか」が非常に気になる感じでした。
なんか上手く言えないけど一週間経ってもどこかでモヤモヤと残る映画。
「胸くそ悪い」と言えばそこまで。
・・・なんだけど、タロウのこと、エージのこと、スギオのことをずっと考えてしまう。明らかに異常な三人が、とてつもなく未熟で未完成な三人が、どこかで救われる世界にならないものかと、ずっと考えてしまう今日この頃です。
おすすめはしないけど誰かと共有したい、そんな映画でした。