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真似ること

経験とは、もちろん自分で経験するのである。ただ、自分一人の経験は限られているため、どうしても他人の経験に学ぶこと、つまり真似ることが必要になる。無数の模倣のうちに、やっと独創が出てくる。真似ることなき独創はあるまい。真似ることは他人の経験をなぞり、追体験することである。それはコピーであるけども、アレンジすることで自分の経験にはなる。だが新規開拓するような、新しい経験ではない。

他人と同じような経過をたどるけれども、独自の経験というものはあるか。模倣ばかりでは、マニュアルができてしまって、習うことばかり期待し、自分で試行錯誤して学ぶという経験が、おろそかになるのではないか。だから、独学も時には大切だ。

他人に学びつつ、独自の経験をすること。

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