人狼で分かるバカと貴族の差
確定白であるあなたの言葉の揚げ足を取ってくるやつ、グレランで片白に投票するやつ、そもそも何を言いたいのかわからないやつ。
バカは唐突に出現してあなたを不快にさせます。ではそういったバカにあなたはどう対処していますか?
この記事を読めば人狼ゲームをしている時にバカと言い合いしなくて済むようになります。
結論だけ先に言ってしまうと
「バカをバカにしてるやつはバカ」です。
・貴族的な振る舞いとは何か
漫画やアニメに出てくる貴族のキャラクターを一人想像してみてください。
そういったキャラクターは明確に「貴族である」といった描写がなくても、一目見ただけで貴族的だ、と感じるはず。
服装、言葉遣い、立ち振る舞い。
そういった要素から、貴族であるかどうかというのはすぐ分かります。
一般人がどれほど豪華な装いをして取り繕っても、食事の際に箸の持ち方がおかしいようでは話にならないわけです。
これらの違いはどのようにして生まれるのか?
持っている金のタカだろうか?答えは否。
金があれば豪華な服を買うことができますが、言葉遣いや立ち振る舞いというのはすぐには身につかない。
(ただし金があるほど身に付きやすい。後程詳しく説明するが、簡単に言えば余裕があるからです。)
貴族的な振る舞いというのは
「どういった傾向・行為が好ましいのか分かること」
マナーが身についていることと言い換えてもいい。
学校時代、クラスで異性からも同性からもモテていた人に覚えはないだろうか?
そういった人は、どのように振舞えば他人が自分に好感を持つのか良く理解しています。
女子が重いものを持っていたらとりあえず「持とうか?」と声をかけるし、ドッジボールした後のボールを率先して片付けにいく。
こういった行いを続けると、勝手に人気者になります。学校という場において、貴族的な振る舞いをしているからです。
逆のパターンも考えてみましょう。
休み時間は机に突っ伏して過ごし、部活にも入らず授業が終われば速攻で帰宅するやつ。
ソイツがクラスの人気者であるはずがない。貴族的な振る舞いをしていないからです。誰もソイツに机に突っ伏していてほしいとは思っていないし、帰宅部であってほしいと思っていない。
このことから、その分野において貴族的な振る舞いをしていると、物事は上手くいく可能性が高いと分かります。
・人狼ゲームに置ける貴族的な振る舞い
人狼ゲームという枠組みの中で、好ましい傾向・行為。
これを、人狼界に置けるマナーと呼ぶことにしましょう。
これらを知っていて、その通りに行動できるなら、人狼ゲームの腕前は勝手に上がっていきます。
そうなると、次は"どうしたらこういった人狼界に置けるマナーを身に着けることができるのか?"という話になります。
人狼界に置けるマナーは、減点式になっています(現実世界でもそうかもしれないけれど、一旦人狼界に絞る)。
人狼界には数多のバッドマナーがあり、それをやらかすとマナーが悪い人(=バカ)として周りから扱われてしまう。
逆に言えば、何がバッドマナーなのか知っていれば、それを避けることができるので、結果としてマナーが良くなります。
・バッドマナーの例
12bで潜伏占いしようとするやつ
12bで遅延黒するやつ
14d猫で初日に朝一COしない占い/霊能
吊り先が決まった途端に時短を押すやつ(人狼Jの話)
12bで2-1のときに霊能護衛する狩人
吊られそうになると村柱するやつ
アルティメットで初日に非霊宣言するグレー
アルティメットで3日目に「占い出て~」とか言うやつ
句読点を一切使わないやつ
他人に面と向かって暴言を吐くやつ
挙げようと思えばいくらでも挙げられます。あなたもいくつかどういった振る舞いがバッドマナーなのか考えてみてください。
あなたが霊能者だとして、「こいつが村なら勝てねぇわ」と思うやつがどういった振る舞いをしていたか思い出してみてください。
あなたが人狼の時に「村がヤバかったから楽勝だったわw」と思った時、村人たちがどういった振る舞いをしていたか、でも良いです。
先ほどのリストのうち、9と10以外は一度やらかしてその村の誰かからバカにされればなぜダメなのかすぐ分かるはずなので、本来深刻な問題ではありません。
しかし現実には100回以上アルティメットをやっているらしいのに初日に非霊宣言するやつが平然といるわけです。
ではこういうやつは学習能力の無いクソバカなのか?と疑問に思うところですが、
しかし彼らは人狼界では人間未満のチンパンジーでも現実世界ではつつがなく社会で生活できていることが多い。
これはどうしてでしょうか?
・余裕がないと貴族的な振る舞いはできない
現実世界ではまともな人なのに、どうして人狼界ではクソトロール野郎になってしまうのか。
原因は二つ考えられます。
1.人狼ゲームに不慣れだから
2.マナーを気にする余裕がないから
1は分かりやすいですね。先ほどのリストに挙げたバッドマナーはある程度人狼をやっていれば知っていて当然のことなのですが、初めて人狼をやる初心者には分かるはずがありません。
2も1と似ていますが、本質的には異なります。
例えばあなたが1000万円借金しているとして、暇つぶしに人狼ゲームをしている時にその借金のことを一切気にせず人狼ゲームに集中できるでしょうか?
無理に決まってます。
そして、人間が一度に考えられることには限りがあるので、人狼ゲーム中に余計なことを考えさせる要因が多いほど、マナーを気にする余裕がなくなるわけです。
貴族の屋敷で働く不器用なメイドが皿を割ってしまった場面を想像してください。
貴族がメイドにかける言葉は
「お前はなんでそんなバカなんだ?ちょっとは頭使えねぇのか?」
「君が怪我していなくてよかった、皿はまた買えばいい。」
どちらを想像しただろうか?
だいたいの人は、後者を想像すると思います。
次は貧乏な家庭で家事を手伝っている少年が皿を割ってしまった場面を想像してみてください。
その少年の父親が少年にかける言葉は
「お前はなんでそんなバカなんだ?ちょっとは頭使えねぇのか?」
「〇〇(名前)が怪我していなくてよかった、皿はまた買えばいい。」
どちらを想像しただろうか?
これは前者だろう。疑う余地はない。
これらのことから分かるのは、
"自分が十分に満たされていないと、他人を意識することはできない"ということです。
常に自分が先。他人に施すためにはまず自分が持っていないといけない。
満たされている、というのはどういうことかというと、
1.金を多く持っていれば、満たされている。
2.精神的に健康であるなら、満たされている。
3.肉体的に健康であるなら、満たされている。
どれか一つ欠けていたらダメというわけではありませんが、最低2つは持っていないと他人のことを気遣う余裕は無いでしょう。
貴族は貴族でも平民に横柄な態度を取るタイプの貴族もいますが、アレは金は持っているが精神的には健康じゃないし、だいたいそういう貴族は肥満体形なので肉体的にも健康ではない。
だから余裕がないし、だから平民に横柄な態度を取っているわけです。
逆に、身長190cmあって筋肉ムキムキのマッチョが部屋に虫が出た時にいちいち狼狽えている姿は想像つかないでしょう?
・バカをバカにするやつはバカ
余裕がある人(=貴族)は、自分に対して無礼な態度を取った相手に対しても、優しい物腰で話を進めることができます。
その逆に、余裕がない人(=バカ)は、無礼を働いた相手に対して罵詈雑言を浴びせてしまう。
しかし客観的に見ると、他人に向かって面と向かって暴言を吐くやつはバカとして扱われます。
仮に無礼を働いた相手に100%非があったとしても暴言を吐いた時点でそうなります。暴言を吐く側は、「こいつがバカなことをするから悪いんだ」と考えますが、
「気持ちは分かるけどそんなに言わなくてもよくない?」
周りからはこう思われるだけです。
マナーがなっているかどうか、即ちバカかどうかというのは、周りからの評価によって決定されます。
つまり、"バカをバカにすると周りからバカだと思われるのでバカになる。"
こういう仕組みになっています。
・人狼ゲームを上達させる方法
ここまで読めばもう分かるでしょう。
人狼ゲームを楽しむ余裕を作れば良いわけです。
余裕があると他人を気遣うことができるようになるので、人狼界に置けるバッドマナーを気にしながらプレイできます。そうなると必然的にバッドマナーを踏む回数が減るし、プレイしながら何がバッドマナーなのか分かるようになっていきます。
そういう状態になると、人狼ゲームをやればやるほどマナーが良くなっていく。
進行への理解も深まるし、他人を説得する/騙すのも上手になっていくし、バカに対する対処も安定していく。
あっという間に名うてのプレイヤーになれます。
余裕を作る方法もあなたならもう分かるでしょう。
1.金を少なくとも生活に困らない程度には持つ
2.精神的に健康になる
3.肉体的に健康になる
この3つを満たせば良いので、
1.仕事をする
2.人狼ゲーム以外の趣味を作る
3.筋トレする
これだけです。学生の場合、1は宿題をやってから人狼ゲームをすれば大丈夫です。
3はジョギングでも何でも良いですが、筋トレが一番コストが低いのでおすすめです。
・終わりに
IQが20違うと会話が成立しないと良く聞きます。
小学校時代、「バカって言ったやつがバカ」という決め台詞が流行ってた時期を誰しも経験しているはずですが、これはまさに真理なわけです。
人狼ゲームの途中でバカと遭遇した時に、
「今すぐこのトンチンカンから住所を聞き出してメッタ刺しにしてやりたい」
と思った時は、この言葉を思い出してください。
「バカをバカにしてるやつはバカ」
最後までお読みくださりありがとうございます。それでは。